拓陽日記

家庭科【食物文化科】便り〔11月〕冬のテーブルコーディネート

「朝夕の寒さが身にしみる今日この頃」、「枯葉の舞い散る折」

などの挨拶がふさわしい季節となりました。

◆校長室のテーブルコーディネートは白を基調としたものに変わりました。


今月のテーブルコーディネート





(校長コメント)

・11月に入ると「今年の冬は寒冬? 暖冬?」という話題がよく聞かれるようになります。気象庁からは平年並みという3か月予報が出されています。

・縄文時代前期(約6,000年前)頃は地球の気候が最も暖かかった時期で、現在よりも平均で2度ほど気温が高かったそうです。南極や他の大陸の氷河が溶け出して、当時の日本列島は大きな影響を受けたようで、海面の高さが現在よりも4~6mほど高くなっていたそうです。現在の栃木県は海なし県ですが、縄文時代には渡良瀬遊水地付近は海に面していたようです。

・そういえば、私が小学生の頃は、氷河期(氷期)に向かっているのではないかという少年マンガの文章がありました。根拠は不明でしたが、雪の日に読んだので妙に説得力があったのを覚えています。そのときから50年。地球温暖化が止まらない状況になるとは思っていませんでした。
人の一生は100年、人類の歴史は数千年。これに対して大自然は数万年という単位で大きく変動しています。地球温暖化の脅威を心配するならば、毎年、「寒さ」を感じられることは喜ぶべきことかもしれませんね。