校長より

 

ごあいさつ

     

                                               校長 今泉 光由

   

栃木県立那須拓陽高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

 1945年(昭和20年)4月に、栃木県蚕業試験場西那須野支場であったこの地に栃木県立那須農学校として開校した本校は、その後幾度かの学制改革等による校名や設置学科の変更を伴い、1988年(昭和63年)に普通科を設置し、翌1989年(平成元年)から校名を「栃木県立那須拓陽高等学校」と改め、今日に至っています。宇都宮線「西那須野駅」から徒歩7分という立地にあり、5万5千平方メートルを越える広々した敷地のほか、大山農場、乃木農場等を有し、学習環境にたいへん恵まれています。

 

  校訓「耕学一如」、「冷暖自知」は、本校に脈々と受け継がれる伝統であり、人づくりの拠り所となっています。また、地域振興と開拓精神の建学理念に基づき、自らの力で人生を拓き、広く社会に貢献する有為な人材の育成を使命としており、「自律」「創造」「奉仕」を教育目標としています。

 

 現在、本校には、普通科と農業系の農業経営科、生物工学科、食品化学科、家庭系の食物文化科の5つの学科が設置されています。各学科の特性を生かした教育活動を展開するとともに、「調和と共生」を謳い、学科の枠を越えて連携協力し、広い視野を身につけるための教育活動を実践しています。また、地域との連携を重視し、普通科では、地域資源等を活用し、協働的に取り組む学習活動の実施、専門学科では、地域と連携し、勤労観や職業観を養うキャリア教育の推進を図っているところです。その他、学業と部活動等を両立させ、心身ともに健康な人間の育成にも努めています。卒業後の進路は、普通科をはじめ、他の学科からも国公立大学や短期大学、専修各種学校等に多くの生徒が進学しています。また、就職希望者の就職率は毎年100%達成を誇っています。

 

 本校の教職員は、それぞれの専門分野に加え人を育てる責任感が強く、使命感に溢れており、生徒の自己実現のために、力を合わせて多様な教育実践に取り組んでいます。

 

 これからもホームページを通じて学校の情報発信に努めてまいりますので、本校へのご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

校長日誌

校長日誌

第52回栃木県ブラックアンドホワイトショウ

3月23日に西那須野家畜市場において開催された第52回栃木県ブラックアンドホワイトショウに本校のホルスタインを出品しました。第3部では、「タクヨウ ヒンペル タトウー サマー」が1位となりました。毎日、愛情こめてお世話している成果が出ましたね。     

テーブルコーディネート(食物文化科)

校長室のテーブルコーディネートが春をテーマに模様替えです。メニューはちらし寿司とシャンパン。3年生最後のテーブルコーディネートです。1年間ありがとう。        

                                     

和牛甲子園出品の牛肉販売

1月16日(木)、17日(金)に開催された第8回和牛甲子園において、本校が「枝肉評価部門」で優良賞を獲得しました。優良賞を獲得した和牛は、大田原市の和気精肉店様で販売されています。2月16日(日)には、本校生徒が、和気精肉店様にご来店したお客さまにお肉を試食してもらうなどの広報活動を実施しました。試食いただいたお客さまからは、「肉が柔らかくて美味しかった!」、「美味しかったので、購入しました」など、温かいお言葉をいただき、大変励みとなりました。

     

文化財防火デーに係る消防訓練

毎年1月26日は、「文化財防火デー」となっています。 文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいています。 この文化財防火デーに関連して、栃木県指定有形文化財及び日本遺産である、本校の大山記念館の消防訓練が、西那須野消防署の皆様の御指導のもと行われました。

   

第2回学校評議員会の開催

1月21日に、第2回学校評議員会が開催されました。学校評議員の皆様には、食品化学科2年生の実習の様子(写真)や国語、数学、書道の授業を見学していただき、その後、今年度の本校の教育活動及び学校評価の報告を行いました。学校評議員の皆様からは、ICTの活用、情報モラルの指導、授業研究の在り方、教育相談の充実など、今後の教育活動に参考となる意見をいただきました。

  

オーストリアの食と音楽のハーモニー

1月18日、那須マロニエホテルで開催された「オーストリアの食と音楽のハーモニー」において、本校食物文化科3年生が考案したレシピによる料理が提供されました。那須塩原市様、株式会社八芳園様、オーストリアのエルムベルグ農業栄養専門学校の皆様の協力のもと、試行錯誤を重ねて料理を完成させました。オーストリア料理に地元や日本の食材を使ってアレンジしたもので、まさに食の文化交流です。そのレシピをもとに、那須マロニエホテル様によって調理していただき、今回のイベントに料理が提供されました。本校が開発した料理は、カースヌーデルン(ヤシオマスとチーズの餃子)、モイストチョコレートケーキ、ブフテルン(オーストリア風パン とちおとめとチーズ)、リンツァーアウゲン(リンツ伝統のクッキー)です。来場いただいた方からは、「おいしかった!」とお褒めのお言葉をいただきました。写真は、左からカースヌーデルン、モイストチョコレートケーキ、ブフテルンです。

                               

わたしたちの探究フォーラムー”ワクワク”をカタチに!ー

令和6年12月25日、栃木県総合文化センターにおいて、「わたしたちの探究フォーラム」が開催され、本校からは、3年2組農業経営科の生徒が参加しました。ステージ発表では、「未来につなぐ農業プロジェクト」の取組を発表。ポスター発表では、学校農場に新設した水路におけるマツカサガイの繁殖試験について発表しました。写真はポスター発表の様子です。

第75回日本学校農業クラブ全国大会(岩手大会)

10月23、24日に岩手県で行われた第75回日本学校農業クラブ全国大会では、本校はじめ、栃木県の農業系高校の生徒が様々な競技に参加しました。岩手県立花巻農業高校で行われた農業鑑定競技会では、「草花」と「果樹」の分野で優秀賞をいただくことができました。ちなみに花巻農業高校は、宮澤賢治が教員をやっていた学校です。

 また、本校は、栃木県学校農業クラブ連盟の事務局校となっています。大会式典では、県連会長である、本校3年生物工学科の弓座 帆乃香さんが栃木県連盟旗の旗手を立派に務めました。