拓陽日記

満開の時期は過ぎてしまいましたが、学校内の桜がきれいです。

【職員室外の廊下から見た桜と「大山門」】


「桜」にちなんだ古典を2つ、ご紹介します。


①世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(『伊勢物語』第八十二段)

②花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。(『徒然草』第百三十七段)


①は「世の中に桜がまったくなかったとしたら、春は(さくらが咲いたり散ったりするのを見ることもないので)のんびりした気持ちでいられるだろうに」、②は「満開の桜だけが美しいのか(いや、そうではなかろう)」という趣旨です。