拓陽日記

校長あいさつ(要約)第2学期終業式

 保護者地域の皆様の御理解、御協力に支えられ、本日の終業式を迎えることができました。
 各部長の先生方から、学習、生活、部活動などの諸活動に取り組む際に留意すべきポイントの説明がありました。
 私からは、年末年始を迎えるにあたっての心の持ち方について、生徒たちに次のようなお話をしました。

【式辞概要】 
2学期も今日で終了です。「新型コロナウイルスに負けないよう緊張感を持ってみんなでがんばろう。」このような呼びかけを皆さん一人一人がしっかり受け止めて、各自がやるべきことに取り組んできたと思います。
◆そして、この冬休みもやらなければならないことがたくさんあると思います。3年生は進路決定や新しい生活に向けての準備、1・2年生は勉強や部活動など。
われわれが学校や社会の中で生きていると、常に「やらなければならないこと」が頭から離れません。一生懸命やろうとするあまり、いつのまにか表情が険しくなることがあります。時には苛立ちを周りの人にぶつけてしまいそうになることもあります。

もし、そのように感じたなら、年末年始は少しだけ心と体を休めてみてください。頑張ろうとしている人たちには、「校長がそんな生ぬるいこと言っていたのではだめじゃないか」としかられるかもしれません。しかし、自らの内側の声に耳を澄ませようというメッセージと受け止めてもらえないでしょうか。
◆年末年始「何もしていない」と感じる時間を少し作ってください。すると、何かしたくなります。何かやらねばという気持ちを再確認できます。そして表情も変わり、周りとの関係も変わります。自分の心持が変わるだけで周りも変わります。
「メリハリをつける」という言葉もあります。日常生活においては、集中して頑張る時間と力を抜いて休む時間をはっきり分けることが大切です。 (※睡眠と同じように、長すぎるとリズムを壊します。)
◆ぜひ、一年の終わりと始めのこのタイミングでこの感覚をつかんでください。「間(ま)」を生活にうまく組み込むことができると、皆さんはさらに大きく成長することができると思います。
◆2021年、一人一人が「自らなすべきこと」に取り組み成長できる一年となることを願い、18日の再会を楽しみにして終業式のあいさつとしたいと思います。
   【令和2年12月18日 学校長】