拓陽日記

向陽の庭の野草(ネジバナ、別名:モジズリ)

◆この季節(6月から7月)に、向陽の庭の芝生に咲く可憐な花があります。
◆「向陽の庭」について
 第1校舎と第2校舎の間、昇降口の東側に「向陽の庭」と名付けられた庭園があります。創立50周年の際に整備されました。中央に若者のブロンズ像があります。
 
和名:ネジバナ、別名:モジズリ(綟摺) 

 科名 / 属名:ラン科 / ネジバナ属 学名:Spiranthes sinensis var. amoena

◆なんと尾瀬の湿原にも生育しています。
 ネジバナは低地から亜高山帯までの、芝生や湿地帯の明るい場所に普通に見られる多年草です。葉は濃い緑色で根元に集まってつき、1~8本の株立ちになります。地下には多肉質の太い根が10~15cmほど伸びています。株の中心から高さ15~40cmの花茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけます。1つの花は5mm弱ですが、明るい桃色と独自の形で目立ちます。
◆古くから知られている植物です。
 「みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに」(百人一首)
 「みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れむと思ふ 我ならなくに」(古今和歌集)

 この「しのぶもじずり」がネジバナの別名の「モジズリ」のことであろうと言われています。
 ⇒詳しいことは国語の先生に質問してください。