校長自ら更新!!

校長ブログ

【校長ブログ】2学年大学見学会に向けて

The second-year students will go on a special university visit next Wednesday. Today, the students gathered in the gymnasium to receive important instructions from their teachers. These included reminders about how to behave during the trip and what to pay attention to while visiting the university.We hope this visit will be a meaningful experience for all students. It is a great chance for them to see what university life is like and to think more deeply about their future goals. By walking around the campus and learning about different programs, they can start to imagine their own path after high school.

【校長ブログ】救急救命講習

地元・小山消防署豊田分署の署員の皆様のご厚意とご指導のもと、救急救命講習を受講いたしました。講習では、心肺蘇生法(CPR)および自動体外式除細動器(AED)の使用方法について、実技を交えた丁寧なご指導を賜り、生徒一人ひとりが真剣な姿勢で取り組みました。救急救命の知識と技術は、いざという時に人命を救う力となるものであり、学校教育の枠を超えて、社会の一員としての責任と自覚を育む重要な学びです。特に、若い世代がこうした技能を身につけることは、地域社会の安全と安心を支える礎となります。今回の研修を通じて、小西の生徒たちは命の尊さを改めて実感し、緊急時に冷静かつ的確に行動する力を養うことができました。ご多忙の中、熱意をもってご指導くださった消防署の皆様に、心より感謝申し上げます。

【校長ブログ】BUSHIDO ~The Soul of Japan ~(図書館の本紹介)

平成19年(2007年)まで、五千円札の肖像として採用されていた人物は誰でしょうか。皆さんはご存じでしょうか。

さて、本書は簡潔に申し上げれば、今からおよそ120年前、文明の先進国とされた欧米諸国において、日本が発展途上の国として軽視され、正しく理解されていなかったことを憂いた新渡戸稲造が、日本人の精神的基盤を外国人に正確に伝えるべく、英語で著したものです。

『Bushido』は1900年にアメリカで出版されるや否や、瞬く間に30か国以上で翻訳・出版され、世界的なベストセラーとなりました。そして、1908年(明治41年)になってようやく、日本においても逆輸入という形で和訳版が刊行されました。

本書の読者には著名な人物も多く、当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルト(テディ・ベアの由来としても知られる)もその一人であり、日本人の精神を理解しようと本書を読み、大いに感銘を受けたと伝えられています。彼はその感動を周囲と分かち合うべく、自らの子どもたちや友人たちに本書を配布したとも言われています。

1905年、日露戦争の最中、ハーバード大学の同窓であった金子堅太郎(伊藤博文初代内閣総理大臣の秘書官)から講和の仲介を依頼されたルーズベルトは、「あの崇高なる精神を持つ国であれば、微力ながら協力したい」と快諾したとされております(もちろん、アメリカ側の国益も背景にあったことは否めません)。なお、当時の日本は極めて厳しい状況にあり、あと1か月戦争が続いていれば敗北していた可能性が高いという説もあります。

「武士道」という言葉から、『葉隠』(佐賀鍋島藩士・山本常朝口述)の「武士道とは死ぬことと見つけたり」という一節を思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、本書『Bushido』はまったく異なる趣旨の書物です。

両者に共通して誤解されがちなのは、「死」に対する極端な美学を称揚しているという点ですが、実際にはそうではありません。『葉隠』は、武士としての謙虚な心構えを説いており、一方の『Bushido』において新渡戸が強調しているのは、「ノブレス・オブリージュ(Noblesse oblige)」すなわち「高き身分に伴う義務」です。

これは、社会や国家を支える立場にある者が果たすべき責任と精神性を意味し、その根底には「仁」「義」「礼」といった徳目、すなわち正義を貫く心、卑怯を恥じる精神、他者を尊重し思いやる態度があります。新渡戸は、こうした精神が学校教育によってではなく、自然と日本人の間に受け継がれてきたことに着目し、歴史的事例や物語を引用しながら、外国人にも理解しやすい形で記述しています(ただし、英語の表現は高度であり、日本人にとってはやや難解であることも否めません)。

話題は変わりますが、皆さんが生まれる以前に大ヒットした映画『タイタニック』(主演:レオナルド・ディカプリオ)をご覧になったことはありますか。前半では、船首でヒロインが両手を広げて「Jack, I'm flying!」と叫ぶ甘美なシーンが印象的ですが、後半では氷山との衝突により沈没する船内で、限られた救命ボートを巡って混乱が生じる様子が描かれます。

しかし、実際の史実はやや異なるようです。スイス通信によれば、スイスとオーストラリアの研究チームが1912年のタイタニック号沈没事故を調査した結果、衝突から約3時間にわたり、「女性と子どもを優先する」という慣習が守られていたことが明らかになりました。

生存者の多くは女性であり、犠牲となった男性の多くは、紳士的な態度を貫いたとされます。証言によれば、泣き叫ぶ子どもや妻に対し、「心配するな、パパは後から行くから」と手を振って見送る男性が多く見られたとのことです。すなわち、わずか100年前の欧米社会においても、ノブレス・オブリージュの精神が最後まで貫かれていたことがうかがえます。それはまさに、同時代の日本人が「武士道」という暗黙の掟を守り続けていた姿と重なります。

最後に、本書『Bushido』は、今すぐに読むべき書物ではないかもしれません。しかし、皆さんもいずれは(望むと望まざるとにかかわらず)中高年となり、職場や社会においてリーダーとしての責務を担う日が訪れることでしょう。

「読むべき人が、読むべき時に、読むべき本」があるとすれば、本書もまた、その一冊であると言えるでしょう。

【校長ブログ】期末テスト3日目です

Today is the third day of the final exams. The last exam will be held next Monday. Let’s keep studying hard over the weekend and do your best on the tests.

Students of Oyama Nishi High School  —  stay strong and keep working toward your goals with a never-give-up spirit !

ただいまテスト中です

早めに登校してテスト勉強する小西生

 

【校長ブログ】平和への祈り

明日、「人権だより」六月号を配布いたします。
本年、令和七年は、我が国が戦後八十年という歴史的節目を迎える年です。しかしながら、世界に目を向ければ、今この瞬間にもなお、戦争の脅威に晒され、平穏な日常を奪われている人々が数多く存在しています。
 令和四年に公開された映画『島守の塔』においては、沖縄県警察部長としての職責を超え、県民の命を守るべく尽力された、宇都宮市ご出身の荒井退造氏の姿が描かれています。氏は、戦火の中にあっても人々の疎開と保護に心血を注ぎ、真の人道を体現された方です。
 沖縄において古くより大切にされてきた言葉に「命(ぬち)どう宝」があります。これは、「命こそが何よりも尊い宝であり、生きてこそ世のため、人のために尽くすことができる」という深い意味を持つ言葉であり、今を生きる我々にとっても、改めて心に刻むべき教訓であると考えます。

【校長ブログ】理科部会研究授業

本校において栃木県高等学校教育研究会理科部会を開催するにあたり、遠路はるばるご来校いただきました諸先生方に厚く御礼申し上げます。皆様には、本校の先進的な理科教育の現場をご視察いただき、生徒たちの熱心な取り組みを直接ご覧いただけたことを、心より嬉しく存じます。また、この貴重な機会を支えてくれた生徒諸君の協力には、深い感謝の念を抱いております。本校は未来の科学を担う若者たちを育成すべく、ますます尽力してまいります。この度の研究会がさらなる教育発展の契機となり、参加者各位の益々のご活躍を祈念申し上げます。ご訪問、誠にありがとうございました。

【化学】コロイドの性質探究~対話で育む科学的思考~

【生物】動物の分類を通して分子進化の仕組みを探る

【物理】ロックバランシングから学ぶ剛体の傾きと転倒

【校長ブログ】小西ブルー

澄んだ空の下、正門を飾る緑は、雨の恵みを受けて鮮やかさを増し、中庭の花々はしっとりとした風に揺れながら、静かな存在感を放っています。青空を背景に立つ小西の学び舎は、必死で勉強と部活に励む小西生の希望と未来への道標のようですね。梅雨の晴れ間に見せるこの景色は、束の間の輝きでありながら、心に刻まれるひとときです。移り変わる季節の中で、この一瞬の美しさを愛おしみながら、学びの場としての誇りを改めて感じる時間となるでしょう。

今日も素敵な一日でありますように。

【校長ブログ】夏だ、オープンキャンパスに行こう!

2年生向けにオープンキャンパスガイダンスを開催しました。主に夏休みに実施される大学等のオープンキャンパスは、進学後の学問や環境を直接体験し、将来の進路をより具体的に考える重要な機会です。2年生が夏休みを有効に活用し、志望校の特色や教育方針を理解することは、受験への意識を高め、適切な進学選択につながります。実際に大学を訪れることで、学習環境やキャンパスの雰囲気を肌で感じることができ、将来の大学生活をより明確にイメージできるでしょう。本校では、オープンキャンパスの意義と活用方法を詳しく解説し、生徒の積極的な大学見学を促します。多様な学びの場を知ることで、新たな可能性を見出し、自身の未来を切り拓く一助となることを願います。

全体ガイダンス

宇都宮大学

城西大学

日本大学工学部

駿河台大学

白鴎大学

その他、多くの大学の先生方にご来校いただきました。

 

【校長ブログ】酒井さん新記録樹立

酒井心音さんがウエイトリフティング49キロ級で、なんと栃木県の高校新記録を樹立し、インターハイ出場を決めました。インターハイは8月7日から鳥取県米子市で開催されます。酒井さんの健闘を祈ります。

下野新聞に掲載された記事です。

(下野新聞社提供許諾済)