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SGH活動報告
2016年8月の記事一覧
台湾フィールドワーク2日目その3
<台北慈済病院 午後の活動>
水は、人権の一つです。水の切れ目は、命の切れ目となります。

特に、たくさんの命を預かる病院は、大災害時の非常用水源を
どのように確保することを考えているのでしょうか。
そこで午後は台北慈済病院という総合病院の雨水回収システムを
見学しました。
水は、人権の一つです。水の切れ目は、命の切れ目となります。
特に、たくさんの命を預かる病院は、大災害時の非常用水源を
どのように確保することを考えているのでしょうか。
そこで午後は台北慈済病院という総合病院の雨水回収システムを
見学しました。
<台北慈済病院について>
この台北慈済病院を設置・運営しているのは、
台湾で生まれた世界的に有名な仏教系慈善団体・国際支援活動NGOである、
慈済仏教功徳基金会です。
「慈済」の由来は「慈悲為懐、済世救人(慈悲を説き、世を助け人を救う)」です。
日本では、3・11 東日本大震災で被災地にいち早く直接赴いて活動した海外慈善団体としても知られています。
この病院の雨水回収システムを見学希望するのは過去に前例がないそうです。
心温まる、圧倒的な熱烈歓迎を受けました。
私たちSGHクラブ研究班は、もともとこの病院の水資源対策が関心事で訪れたわけですが、入院患者1000人に1000人の看護師、院内各所に常時待機する200人の慈済ボランティア態勢はもちろん、患者の病気を治すのみならず、”心をいやす”ための取り組みや配慮が随所に凝らされていて、大きな感銘を受けました。
<病院の雨水回収システムの説明が始まりました>
実際に施設の巡検にでかけます。次の写真はその移動途中で見かけたものです。病院関係者がボランティアで回収したペットボトルをワイシャツにリサイクルして病院内でバザーを開いていました。
これは雨水ろ過装置です。
回収した雨水は、上水でも下水でもない中水として、草花の灌漑(病院の6つの空中庭園がある)や散水、防火用水、公共トイレ、人造湖の補充水などに幅広く利用されています。
この池の水も雨水貯留供水システムから供給されています。
病院地下に広がる巨大雨水貯留槽を見学に出発です。
地下の巨大雨水貯留槽です。満杯になった時に備え、屋上や地上の溜め池に送水する工夫があるとのことです。
雨水濾過機です。水質管理も厳密です。
佐野の記念品を贈呈しました。
一人ひとりに記念品をいただきました。
代表生徒からの感謝の辞です。
「この病院の方々のように、体の痛みを治すだけでなく、心の痛みを治せる医療人になりたい、寄り添える助産師になりたいと強く想いました!」
台湾フィールドワーク2日目その2
<迪化下水処理場 午前中の活動>
台湾最新設備の汚水処理施設を見学しました。
台湾最新設備の汚水処理施設を見学しました。
日本の下水道は、雨水と汚水を区別せずに集めて処理する「合流式」下水道です。
対照的に、台湾の下水道は、雨水と汚水を分けて回収する「分流式」下水道です。
そのため、汚水とは別に雨水だけを集めて再生水として活用することが可能です。
雨水を回収して水質管理し、上水でも下水でもない「中水」として、
草花の灌漑や洗浄水、道路の散水などに雨水を活かしています。
<中国語による解説を現地の日本人高校生に通訳してもらっています>
この台北の高校に通う日本人高校生は、
SGH研究班の生徒の保護者の友人のお子さんというつながりから協力頂きました。
日本人は、水が大切と言いながら、雨水を利用しようと考えず、ただ眺めているのが現状ではないでしょうか。
ところで佐野市は、例外的に、一部を除いて台湾と同じ「分流式」下水道です。
台湾で学んだことを地元に提言できるかもしれないと考えています。
<処理水の放流先・淡水河をバックに>
<1日1人当たりの汚水排出量 220リットル>
220リットルも!
水は大切といいながら、いかに知らないか。私達は水についてあまり考える機会が少ないのかも知れません。
台湾フィールドワーク2日目その1(in台北)
しかし、地下水は大災害時の非常用水源として重視されていて、
その観測井は台北市に18地点あり、
士東國小學校の敷地内にある観測井です。
日本人学校から歩いてすぐのところにあります。
<士東國小>
今日は最後に佐高生7名と台北の5名の現地校生がチームを組んで、
写真にはありませんが、この後
日本人留学生や日本留学経験のある台湾人学生、
したがって、今回の台湾フィールドワークは、
高校生だけでなく、
多様な者どうしがチームを組んで
一日の成果が楽しみです。
<台北日本人学校正門前にて>
公園散策
<1日目の続き 公園散策>
台北日本人学校を後にして帰る途中、
台湾は雨は多いですがすぐ流れてしまい、
この中正紀念堂も、
回収した雨水を利用したビオトープらしいものや、
台湾フィールドワーク(1日目)
本日からSGHクラブ研究班(台湾チーム)7名のフィールドワークが始まりました。8月1日から5日までの4泊5日です。1日目は、日本の羽田を10時に飛び立ち、12時30分に台北に到着しました。ちなみに、日本と台湾は時差が1時間あり、日本時間の13時30分に到着しましたが、1時間を引き、12時30分にしなければなりません。つまり、初日は1日が25時間あり、長い1日が始まりました。現地時間の14時に台北市にある台北日本人学校を訪問し、その卒業生(本校の高1に相当)5名に集まってもらい交流を行いました。日本人学校の卒業生は、日本語を母国語とし、英語や中国語も得意です。日本人でありながら、台湾のこともよく知っている、という立場を生かし、生徒たちと日本と台湾の水問題について、ディスカッションをしました。
まず、お互いの自己紹介、佐野高校の紹介の後、本校生が日本でアンケート調査を行った結果を報告し、台湾でアンケート調査をする場合、どのような質問をすれば回答が得られるかなどを、グループ別に協議し、発表しました。
その結果、アンケート調査の項目や実施場所・方法などが決まり、明日は、日本と台湾の合同チーム(佐高生7名+現地校生5名、合計12名 → 4人1組の3チーム)で調査をすることになりました。
最後に、一緒に夕食を食べ、親睦をさらに深めました。

まず、お互いの自己紹介、佐野高校の紹介の後、本校生が日本でアンケート調査を行った結果を報告し、台湾でアンケート調査をする場合、どのような質問をすれば回答が得られるかなどを、グループ別に協議し、発表しました。
その結果、アンケート調査の項目や実施場所・方法などが決まり、明日は、日本と台湾の合同チーム(佐高生7名+現地校生5名、合計12名 → 4人1組の3チーム)で調査をすることになりました。
最後に、一緒に夕食を食べ、親睦をさらに深めました。
台北の現地校生と一緒に夕食を食べ、親睦を深めました。
緊急情報
特にありません。
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