平成29年度 SPH活動報告・ニュース

SPH活動報告・ニュース

アクティブ・ラーニングを活用~コンクリートの圧縮強度試験~

 9月20日(水)、9月27日(水)に環境土木科2年生が、土木実習において、アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた公開実習を行いました。
 コンクリートの強度は、配合する材料やその量によって変わり、従来の実習では、教科書の配合を基本にしてコンクリートを作っていました。今回の実習は、この基本配合を元に、水、セメント、砂、砂利をどのように調合すればさらに強度が高まるかを考えました。2日目には、万能材料試験機で圧縮強度試験を行い、実験結果より強度と材料との関係を考えることができました。
 生徒達は、今まで学んだ基本的な知識や技能を組み合わせ、問題を発見し、話し合いながらそれを解決し、自分たちで考え、工夫し、互いに協力する様子が見られました。
 
 
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第3弾!「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験

 9月26日(火)、栃木県林業センター(宇都宮市下小池町)のご協力を得て、建築デザイン科3年の課題研究班が、「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験を行いました。9月8日(金)に次いで、今年度3回目の性能試験となります。前回の試験では、ピンの径を細くした耐力壁と、組子のデザインを変更した耐力壁の性能試験を、それぞれ行いました。
 今回は、交差部分のピンがない状態で性能試験を行いました。壁倍率は、前回の壁倍率を下回る試験データになりましたが、ピン有無の効果が確認できました。
 また、NHKのTV取材や、読売新聞社、下野新聞社からの取材があり、本校の取組の様子が、各種メディアで紹介されました。
 
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アクティブ・ラーニングを活用した実習 ~ロボット制御~

 9月25日(月)、機械システム系1年C組の工業技術基礎において、アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた公開実習を行いました。
 この実習は、制御を学ぶ実習で、自立型ロボット・マインドストーム(LEGO社)を利用し、基本的な命令・動作を学び、光センサを用いて、ロボットにライントレースをさせるものです。生徒達には、学んだ知識や技能を組み合わせ、問題を発見し、自分たちで考え、工夫し、互いに連携する様子が見られました。
 アンケート結果から、「実習」について、意欲的に参加し、主体的に学び、議論する力(思考力・判断力・表現力)が高まったことが確認できました。
 
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アクティブ・ラーニングを活用した実習 ~電気工事士~

 9月12日(火)に電気情報システム系1年B組が、9月14日(木)に電気情報システム系1年A組が、それぞれ工業技術基礎において、アクティブ・ラーニングの手法を取り入れた公開実習を行いました。
 この実習は、1学期に学んだ「電気工事」を振り返り、4人一組でチームを組み、材料選別作業からスタートし、5分交代で屋内配線の単位作業を完成させるものです。生徒達は、グループの中で、今まで学んだ基本的な知識や技能を組み合わせ、問題を発見し、話し合いながらそれを解決しており、自分たちで考え、工夫し、互いに連携する様子が見られました。これらのことから、「電気工事」の知識や技能が生徒たちに、確実に定着している様子が確認できました。
 
 
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第2弾!「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験

 9月8日(金)、栃木県林業センター(宇都宮市下小池町)のご協力を得て、建築デザイン科3年の課題研究班が、「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験を行いました。6月6日(火)に次いで、今年度2回目の性能試験となります。前回の試験では、板厚18㎜、交差部分をピン接合としたものの性能試験を行いました。今回は、柱・粱との一体化を図り、板厚を厚く、ピンの径を細くした耐力壁①と、組子のデザインを変更した耐力壁②の2体の性能試験を、それぞれ行いました。
 その結果、耐力壁①の壁倍率が3.59程度と、今までの壁倍率を大きく上回る試験データが得られました。この試験結果により、さらに強度を高めるための新たな対応策等を確認できました。
 
      図1 耐力壁①               図2 耐力壁②
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「南極観測」を通してグローバルな視点を養う!

 9月6日(水)、1年生全員を対象として、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用し、大講義室で「企業人による講話」を行いました。  
 国土交通省国土地理院(つくば市)から吉高神充先生(本校OB)を講師にお招きし、国土地理院の業務内容、新技術の開発・研究やその動向、南極観測隊の経験から観測の重要性、観測隊の活動について、スライドや動画を用いてわかりやすく説明いただきました。事後アンケートからは、62%の生徒が「南極観測隊に参加したい」、「どちらかといえば参加したい」と回答があり、事前アンケートと比べて4倍以上もの生徒が、南極観測に強い興味・関心を持ったことが分かりました。温暖化や気象の観測を通して、国際的に活動している吉高神先生の講話により、生徒達は「グローバル」な視点から活動することの意味を実感できる良い機会になりました。
 
                   写真:南極の氷(2万年前の大気を観察する)
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「鹿沼組子の耐力壁」一般住宅へ設置される!

 8月28日(月)、青木様邸(下野市駅東)の新築工事(添野工務店施工)で、本校の建築デザイン科3年の課題研究班(8名)が、「鹿沼組子の耐力壁」を設置しました。
 この「耐力壁」は、光の透過性に着目した「デザイン壁」です。当日は、下野新聞や東京新聞、とちぎテレビから取材を受け、今までの取組の様子が紹介されました。
 今回の設置工事は、生徒一人一人にとって、「伝統技法に関する研究」の取組の成果を確認し、外部に発表できる良い機会になりました。
 
  写真1:耐力壁を取り付ける        写真2:青木様と生徒たち
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「鹿沼組子による耐震壁」を新築工事へ!

 8月28日(月)、青木様邸(下野市駅東)の新築工事(添野工務店施工)で、本校、建築デザイン科3年の課題研究班(12名)が、「鹿沼組子による耐力壁」の設置を行うことになりました。
 今回の新築工事における「鹿沼組子による耐力壁」は、光の透過性を活かしたデザインに注目したものですが、一般住宅に設置されることは今までの研究の大きな成果です。
実際の住宅への設置方法や段取りについて、添野工務店様に技術指導を受けながら生徒たちは学習していきます。
 
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テクノプラザから発信~その2~

 8月16日(水)、本校テクノプラザの掲示コーナに、SPHで取り組んだ「鹿沼組子による耐力壁」のポスターを掲示しました。
 「伝統技術への挑戦!鹿沼組子を耐力壁に!!」をタイトルに、本校の伝統技法への取り組みを地域の方々をはじめ、JR雀宮駅や市立南図書館を利用する多くの方に発信していきます。
 
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