卒業生からの報告

2019年8月の記事一覧

卒業生に聞きました

きついけど楽しい
矢東生は2学期が始まりました。
一方、多くの大学生は
夏休みの最中かと思います。

先日、前期の講義を終えて
こちらに帰省した卒業生が
進路室を訪ねてきたので、
大学での講義の様子を教えてもらいました。
ほとんどの講義が対話形式(学生同士、学生と教員)とのことです。
その中から英語(ReadingとSpeaking&Listening)の講義を紹介します。

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まず学生は、
予習をしてくることが前提。
予習をしてこないと1コマが無駄になるし、
友達に対する責任を果たさないことにもなる。
予習内容は
Readingであればテキストを読んで内容を理解してくること、
Speaking&Listeningであれば
Ted Talk(コンテンツは事前指示)を視聴してくること。

講義中、学生は4人1組のグループをつくる。
受講する学生は15、6人(4グループ)で
4グループのうち、事前に指示のあった組が
内容構成を考えてきてレクチャーする。
教員はそのようすを監察している。
 
レクチャーの内容は
単語小テストや文章読解等、
毎回学生が工夫を凝らしている。
(だから質問を考えたり、スライドの準備が大変)。
最も時間を割くのが「Critical Thinking Question」
批判的思考力を身に付けるために
テキストの内容を発展させた質問をする。
その質問をきっかけに学生たちの議論が展開される。
最後に
聴講している学生と教員から
フィードバックを与えられ、
自分たちのレクチャーを振り返る。
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話を聴きながら、
「今の学生はたいへんだな。
でも鍛えられて、良い学びができているな。」
と思いました。
矢東生諸君、
本校にいる間に
自らすすんで学習する態度を身につけ、
思考力と表現力を磨いておいたほうがいいですよ。

「課題を出さないと怒られるからやらなきゃ。」
と考えている矢東生には
次の言葉を贈ります。
「恐怖から学ぶのではなく、希望を持って学ぶ(佐藤学:学習院大学)」

「学ぶ」を「学ばせる」に変えると、
教員にあてはまるような気が・・・
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