足高日誌

2025年1月の記事一覧

令和4年度卒業生 同窓会の開催

2025年1月13日(月)成人の日 12:00~

 

令和4年度卒業生達の同窓会が開催されました。

足利市駅北側の「ニューミヤコホテル」で、盛大に行われました。

前日が成人式だったことで、遠方の大学等に進学した卒業生も多数参加しており、華やかで賑やかな雰囲気のもと行われました。

当時の学年を担当していた正担任や副担任も招待され、思い出話や近況報告等に話題は尽きませんでした。 

 

栃木県立博物館企画展見学会

冬休み中の12月26日、2年生の日本史探究選択者を中心に、希望生徒で栃木県立博物館の見学に行ってきました。

午前中は常設展示を見学し、引率の島田が考古分野の常設展示を簡単に解説した後に、中世以降の人文系常設展、自然系の常設展、テーマ展を観覧しました。

午後は第140回企画展「死者と生者の古墳時代~6・7世紀における下野地域の葬送儀礼~」を、担当学芸員の荒井啓汰 研究員に解説していただきながら観覧しました。

最近は、東京国立博物館で特別展「はにわ」が開催されるなど、各地の博物館や資料館で古墳時代の展示ブームとなっております。栃木県立博物館でも企画展では30年以上ぶりとなる、古墳時代の先進的な展示が行われています。
古墳というと、一般に権力者のお墓という印象が強く、古墳に埋葬された人を中心とした研究が行われてきました。しかし、近年では古墳で何が行われていたか、埋葬を行った生者の側はどうだったのかといった研究もあります。高校の日本史探究の教科書にも、古墳での儀礼に触れた記述があります。今回の企画展は、最先端の研究内容を展示で分かりやすく表したものといえます。

さて、前置きが長くなりましたが、生徒たちは約1時間半、荒井さんの解説に真剣に耳を傾けつつ、体験スポットで楽しんだり、疑問に思ったことを古墳博士の荒井さんに質問したり、有意義な時間となりました。
〈観覧の様子〉※今回の展示は資料の撮影及びSNS等へのアップ可となっております
 

〈体験スポット〉
美豆良(みずら)カチューシャで気分は古代人?

石室体験、二人で古墳の追葬を表現!?


企画展の解説をしていただいた後、考古担当学芸員の荒井さん、河原さんのお世話になり、生徒たちは博物館バックヤードツアーを楽しみました。普段は立ち入ることのできない、博物館の裏側にある収蔵庫や資料運搬用のエレベーターに入れていただいたり、博物館の役割や学芸員の仕事についてお話を伺ったりと貴重な経験ができました。荒井さん、河原さん、お忙しいところ本当にありがとうございました。


〈生徒たちの企画展見学の感想〉
「埴輪の具体的な大きさや教科書くらいでしか見たことの無い国の重要文化財などを直で見れたのでとても良い経験になりました。」

「はにわはどれも大体同じ顔をしていると思っていましたが、少しずつ違いがあり、ちゃんと誰かをイメージして作っているのだということに驚きました。あとミニチュアサイズのはにわが可愛かったです。副葬品などを見て、教科書でも学んでいましたが、改めて、この時代にはもうすでに金属を加工したりする技術があったんだなぁと感動しました。また、その証拠が時を越えて現代にも存在していることを不思議に感じてとても面白かったです。」

「とても専門的な内容まで掘り下げられていて、授業で扱った時代の知識を取り上げられていた史料でより深く知ることが出来ました。」


生徒たちは実物の資料を見て感じ、考えるところもあったようです。博物館や資料館で実物を見る魅力の1つには、授業とは違った気づきや学びが得られることにあります。

栃木県立博物館 第140回企画展「死者と生者の古墳時代~6・7世紀における下野地域の葬送儀礼~」は、2月2日(日)まで開催されています。ぜひ、ご覧下さい。
埴輪、土器儀礼、石室の副葬品、栃木県と周辺の古墳の終焉期の地域的特色など、老若男女、初心者から玄人の方まで楽しめる展示だと思います。企画展開催期間は、自然系テーマ展「ヘビなんて、キライ!」、人文系テーマ展「昔のこと知ってっけ?~道具を知れば暮らしが見える~」も開催しております。併せてご覧いただけますと幸いです。
詳細は以下のバナーの栃木県立博物館HP等にてご確認下さい。
※画像は栃木県立博物館HPより
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/kikaku/20241214kofun/index.html

令和6年度第3学期始業式

本日は3学期始業式が行われました。
始業式に先立って、ブロック表彰が行われました。
今年度のブロック対抗行事の総合優勝は青ブロックとなりました。

〈ブロック表彰式〉


始業式では武藤校長より、2学期終業式に続き交通安全・マナーについて、各学年の生徒に向けての講話がありました。
3年生には、来週末に始まる共通テストに向けて、今までやってきたことの継続が重要という激励がありました。
2年生には、充実した学校生活のために凡事徹底して、人としての成長をという話と3年生ゼロ学期として学校を牽引していってほしいという話がありました。
1年生には、高校生活の慣れが出てくる時期であり、初心忘るべからずという言葉のように、足高に入学した志を思い出しましょうという話がありました。
講話は、生徒の中から生徒が主体となって凡事徹底を発信、実践できるようになっていってほしいという話で結ばれました。
〈始業式の様子〉
 

2025年の干支は乙巳(きのとみ)、「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされます。日常の凡事をきちんと徹底して、足利高校の更なる飛躍の年にしていきましょう。