新しい時代への動き(江戸後期)(初稿H19)

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概要(表示しない)

本キットは、二宮金次郎について取り上げ、農村復興に尽くした先人の努力や工夫を調べる学習活動を行う。江戸時代後期、重い年貢や飢饉などで疲弊していった農村にとって、二宮金次郎の復興策は当時の人々にとって大切なものであったことを実感させ、当時の人々の願いや苦労を考えさせることにより、児童の思考力を育成したい。

単元計画(表示しない)

・二つの日本地図を比べて分かったことや感じたことを話し合い,本小単元の学習問題 をつくる。(1時間)

・絵画資料や年表,測量道具などの資料をもとに,伊能忠敬の地図づくりの様子をとらえる。(1時間)

・歌川広重や近松門左衛門の業績を調べ,浮世絵や歌舞伎が町人の間にどのようにして広がっていったかについて,分かったことをノートやレポートにまとめる。(1時間)

・杉田玄白や前野良沢,本居宣長の業績を調べ,新しい学問がおこった様子について分か ったことをノートやレポートにまとめる。(1時間)

・社会の変化について,グラフや文章資料を読み取り,社会にどのような動きや問題があ らわれてきたのか,自分の考えをまとめる。(本時:1時間)

目標(表示しない)

1.社会の変化について,グラフや文章資料から調べ,行き詰まった幕府や藩の政治を打開しようとする人々が出てきたことが分かる。(知識・理解)

具体の評価規準(表示しない)

番号 おおむね満足 十分満足 支援の具体策 評価方法
1

行き詰まった幕府政治に対し、様々な身分の人々が立ち上がったことや幕府に問題を解決する力がないことを書いている。

行き詰まった幕府や藩の政治に対し,どのような動きが表れてきたかを書いている。

どんな人たちが行動を起こしたか、資料を確認しながら書かせる。

ワークシートの記述分析

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学習内容 時間 学習活動 指導上の留意点
・本時の学習課題を把握する。  5

1 グラフ「増える百姓一揆と打ちこわし」を見て,どのようなときに一揆や 打ちこわしがおこったのか,考える。

・グラフから読み取れる事実だけでなく,本文やこれまでに学習してきたことを生かし,幕府の政治との関連にも目を向けさせる。

・本時の学習課題を把握する。  5

2 本時の学習内容を知る。

行き詰まった幕府や藩の政治に対し,どのような動きが表れてきたのだろうか。

○課題掲示の紙

・学習内容を掲示する。

・困窮する農村を救おうと努力した二宮尊徳について知る。
10

3 二宮尊徳について,インターネットで調べる。

・農村復興に尽力した二宮尊徳につい て紹介し,「栃木ふるさと学習資料 集」で,調べさせる。

※ワークシート

・大塩平八郎または渋染一揆について 調べ,それぞれの考えや行動について発表する。 20

4 大塩平八郎や渋染一揆について調べ,大塩平八郎や身分上厳しく差別されてきた人々の考えや行動について発表する。

・「行き詰まった幕府の政治をなんとかしようとしたのは町人・百姓だけか」となげかけ,調べる視点を他の身分の人々に広げていく。

・大塩平八郎や渋染一揆について調べ,発表する。

◇観察・ワークシート

・友達の発表をよく聞き,いい意見を 認めるような雰囲気づくりをする。

・本時の学習を振り返る。 5

6 学習して分かったことや感想を話し合う。

・本時のまとめと自己評価を記入させ、次時への意欲付けをする。

※ワークシート

関連ファイル(表示しない)

分類 資料名 種類 概要
指導案指導案
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