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2014年7月の記事一覧
第60回関東地区高校PTA連合会大会群馬大会 大会宣言文
第60回関東地区高校PTA連合会大会群馬大会の大会宣言文を以下の通り掲載いたします。
近年社会を取り巻く環境は、少子高齢化、価値観の多様化、環境問題の発生、社会のグローバル化などにより、国内外において急速に変化し、また東日本大震災や原発事故に伴う未曾有の災害を受けて不安定化しており、青少年が夢を持ちにくくなっています。
教育においては、子どもの規範意識や道徳心、自律心の低下が指摘され、学ぶ意欲や学力・体力も低下しつつあり、また併せて家庭や地域の教育力の低下等の多くの課題が指摘されています。
国においては、これらの問題に計画的に対応するため、平成20年に教育振興基本計画が策定され、今後10年間を通じて目指すべき教育の姿が明らかにされました。
この計画では、社会全体で教育の向上に取り組むこと、個性を尊重しつつ、能力を伸長して、社会の一員として生きる基盤を育てること、知性豊かな人間を育成すること、子どもの安心・安全の確保と教育環境を整備することが挙げられています。
学校では、これらの計画を具現化するため、「知・徳・体のバランスのとれた力」すなわち「生きる力」を育むことを理念として、新学習指導要領は平成23年度から小学校で、平成24年度からは中学校で、それぞれ全面実施され、高等学校では平成25年度から、年次進行で実施されつつあります。
その目標は、確かな学力、豊かな人間性、健康や体力に培われた、たくましく生きる力の育成にあります。更に、子どもたちの成長には、家庭での日常生活を含めたきめ細かな指導・援助を基盤として、地域で多くの大人と触れあい、その中で様々な学びを体験できる環境整備など、地域の教育力の向上、地域の連携した子育て環境づくりが求められています。「学校・家庭・地域社会」の相互の連携・協力が益々重要になってきており、PTAの果たす役割は大きなものがあります。
このような中、平成26年(2014年)7月、関東地区高等学校PTA連合会大会群馬犬会が、「水と緑と詩のまち」前橋を中心に、関東地区各県から集まった3,000有余名の会員により開催され、学校教育の充実と発展のため研究協議することは極めて意義深いものがあると考えます。
私たちは、ここに本大会のメインテーマ「育てよう 若人のたくましく生きる力を~若人のためにPTAの連携の風を起こそう~」の主旨を踏まえ、健全で心豊かに、たくましく生きる青少年の育成を目指し、学校・家庭・地域社会がお互いに連携協力する活動を推進し、次に掲げる事項の実現のため、組織を挙げて邁進することを宣言します。
一 命を大切にし、マナーやルールを守り自他を思いやる青少年を育成する
一 健康な体を育て、生徒の個性や能力を伸ばす教育を支援する
一 一人ひとりの夢を育み、その実現を援助する教育を支援する
一 学校・家庭・地域社会が連携して、青少年の健全な育成を推進する
一 情報機器の機能・特性を認識し、適正に使用できる青少年の育成を推進する
関東地区高等学校PTA連合会・群馬大会
【群馬大会・1日目】
1日目は、群馬県総合スポーツセンターALSOKぐんまアリーナで開催されました。はじめに高校生によるハンドベル(群馬県立新島学園高等学校聖歌隊)と和太鼓()のアトラクションを鑑賞しました。
12時40分から14時10分までは、予定とおり開会式、表彰式、大会宣言などが行われました。
続いて、声楽家安田祥子氏による記念講演「残したい伝えたい日本の歌」を拝聴しました。1月から12月までの四季の歌を歌ったり、「今の子供は、「シャボン玉飛んだ」の歌を聴いて、屋根が飛んだと思っちゃうんですね。」等ユーモア溢れるトークで場内を沸かせていました。最後に参加者全員で「大きな歌」を手話と一緒に歌いました。午後の眠くなる時間帯にも関わらず、楽しく参加することができました。(矢島企画部長)
【群馬大会・2日目】
2日目は、第3分科会の「生徒指導とPTA」という発表を拝聴しました。発表校は、栃木県立真岡北陵高校と、埼玉県立浦和西高校でした。
真岡北陵高校は、学期初めの1週間、校門での挨拶運動やマラソン大会では、3日前から準備しPTAによる手作りのけんちん汁を振る舞うなどの活動についての発表がありました。
浦和西高校は、制服無しの自由な校風だったが、茶髪や服装の乱れがエスカレートしてきた為、今は少し厳しく注意をしているとのことでした。「生徒に任せるだけの規則では、やはり教師の怠慢だと思われても仕方がない。」と、反省したとのことでした。だからといって、一方的に厳しくするのではなく、月に1度土曜日の授業の後の午後に生徒、教師、PTA、卒業生が集まり、意見交換の時間を作っているそうです。これまでの校風を残しつつ、PTAが積極的に関わり、生徒の行き過ぎた振る舞いを軌道修正する取組は、とても参考になりました。(小澤社会教育部長)
関東地区高等学校PTA連合会・総会
①平成25年度事業報告・会計報告・監査報告
②平成26年度役員選出
③平成26年度事業計画・予算の承認
④関東大会(群馬大会)の運営について・・・運営計画、大会宣言、功労者表彰等
⑤次年度関東大会(茨城大会)の開催について・・・開催日程について
総会に引き続き運営委員会(意見交換会)も実施されました。
とても有意義な会議となりました。翌日開会する関東大会(群馬大会)の成功をお祈りいたします。(PTA会長)
栃木県高等学校PTA連合会・第1回理事会
①平成26年度事業及び行事について・・・PTAスクール・研修会などのスケジュールを確認
②平成26年度関東地区高等学校PTA連合会総会について・・・7月3日(木)前橋にて開催、栃高P連会長・副会長参加
③平成26年度関東大会(群馬大会)について・・・7月4日~5日開催、役割分担を確認(栃木県から197名参加予定)
④平成26年度全国大会(福井大会)について・・・8月21日~23日開催、スケジュール確認(栃木県から147名参加予定)
⑤PTA団体傷害保険・栃高P連総合保障制度について・・・制度内容説明
⑥次回理事会は、9月25日(木)に開催予定
栃高P連もいよいよスタートすることになりました。1年間がんばっていきたいと思います。(PTA会長)
足利市内高等学校等PTA連絡会・総会
平成25年度幹事校の足利南高校の司会及び議長で始まり、平成25年度事業報告及び決算報告が承認されました。続いて、平成26年度役員も承認され、当校PTA会長の佐藤健一さんが連絡会の会長に、同じくPTA副会長の落合玲子さんと津久井先生が連絡会会計に、志賀先生と大川先生が連絡会事務局に選出されました。
選任後、司会及び議長が足利工業高校にバトンタッチされ、平成26年度事業計画及び予算が承認されました。
引き続き開催された懇親会では、佐藤会長・五月女校長の挨拶に続き、足利市内の高校(私立高校含め8校が参加)の学校紹介などがあり、各校と交流を深めることが出来ました。
一年間幹事校として、たくさんの行事がありますが、皆様のご協力よろしくお願いします。