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水産科2年生の実習で魚醤の仕込みを行いました

5月17日(金)

本校実習製品で一番有名な「魚醤」。漢字の通り魚を原料にした発酵商品(醤油)です。

本校では鮎と鮭の2種類を製造していますが、今回は鮎魚醤の仕込みを行いました。

本校の魚醤は、生徒の課題研究から始まったものです。当時生徒と一緒に研究を行っていた吉田宰先生から、研究のきっかけや馬頭高校での歴史にについてお話をいただき、鈴木洋介先生からは、現在の作業工程や原料についてのお話をいただきました。

いざ仕込み開始です。今回は比較検討のため、アユはカットせず丸のまま仕込むことにしました。

本校の鮎魚醤の原材料は、「鮎」・「食塩」・「ブドウ糖(酵母菌の活性を促すため)」・「耐塩性酵母」で、塩分量も鮎に対して12%と、一般的な醤油より少しばかり塩分控えめとなっています。

工程は原材料の重さを図り、混ぜ合わせるというシンプルなもの。あとは酵母と酵素の力に任せます。

独特な風味が特徴の魚醤。管理温度との関係もありますが、予定では3~4ヶ月で完成予定です。

毎週様子を観察しながら、完成を目指したいと思います。

鈴木先生から工程の説明アユの準備原材料を混ぜ合わせます