中学部

2021年11月の記事一覧

中学部3年修学旅行

 10月21日(木)~22日(金)の二日間、中学部3年生は修学旅行で那須方面に行ってきました。

 

○第1日目

<道の駅那須高原友愛の森>

 ガラス細工でキーホルダーやペンダントを作りました。各自、事前にデザインを決めておいたことで、その場で迷うことなくスムーズに制作活動ができました。土台になる色ガラスを2枚選び、その上に小さなガラスのかけらを乗せていきます。生徒達はピンセットを上手に使い、自分の思ったとおりの場所に置いていきました。焼き上げる温度の違いで出来上がりの印象が違ってくるという説明を受け、温度設定も自分で決めました。どんな風に出来上がるか気になるところですが、焼き上がりまで時間が掛かるので、次の日の帰りに受け取ってくることで、後ろ髪を引かれつつ次の見学先に向かいました。

  


<お菓子の城那須ハートランド(昼食)>

本校生だけの貸切りスペースでお弁当を食べました。いつもの給食と同じく、とても静かに食事をすることができました。昨年、校外宿泊学習で訪問したときには止まっていたお菓子作りのラインが動いていたので、食後にお菓子作りの工程も見学しました。おいしそうなお菓子が出来上がっていく様子は、見ていて飽きず、いつまでも見ていたい気持ちになりました。

  

<那須トリックアートピア>
 絵の近くでポーズをとると、不思議な絵の一部になってしまいます。友達と一緒にポーズをとったり、交代して見たりしながらトリックアートの世界を楽しみました。


   

  

<那須テディベア・ミュージアム>

 園内に入ると、大きな熊のぬいぐるみが「ようこそ!テディベア・ミュージアムへ!」と出迎えてくれました。いろいろなサイズや時代のテディベアや『となりのトトロ』のぬいぐるみなどがたくさん展示してありました。熊をモチーフにしたお土産もたくさん売っていて、何を買って帰ろうか迷う生徒もいました。


  

  

<ホテルサンバレー那須>

 今回の宿泊先は、ホテルサンバレー那須でした。広いロビーでたくさんのホテルの方が出迎えてくれました。部屋について一息ついたら、一番広い部屋でレクリエーションタイム。みんなでウノをやって盛り上がりました。夕食は会場を貸切りでの黙食。たくさん動いておなかが減ったのか、みんなおいしくいただきました。夕食後は、チャペルの中でプロジェクションマッピングを見たり、周辺のイルミネーションや那須の澄んだ星空を眺めたりしました。大きなお風呂に入ってさっぱりした後は、部屋に戻ってリラックス、就寝準備です。楽しかった修学旅行1日目はこれにて終了。しっかり休んでまた明日に備えました。

  

  

第2日目

<那須どうぶつ王国>

 2日目は、那須どうぶつ王国からのスタートでした。先生達からカメラを借りて、動物の写真を撮りながら見学をしてきました。見学中ふと足下を見ると大きな亀が歩いていたり、鳥が頭上を飛んでいったりと、スリルを味わいながらも、近い距離で動物を見ることができ良い経験となりました。また、アザラシやペンギン、カピバラへの餌やり体験も行うことができました。昼食は、楽しみにしていた「和牛ハンバーグ御膳」をおいしくいただき、最後にお土産を買って次の目的地へ向かいました。

  

    

<ホテルエピナール那須 体験工房>

 革細工体験を行いました。事前学習で好きなチャームを選んだり、デザインを考えたりしていたので、生徒達がとても楽しみにしていた活動でした。体験では、スタッフの方がやり方を丁寧に教えてくださり、練習をしてから本番という流れで制作しました。ハンマーを使って革に模様が付くように刻印を打ち込んでいきます。最後にチャームを付けて、それぞれが納得のいくレザーチャームを完成させることができました。


    

<荒牧りんご園>

 りんご狩り体験をしました。外はあいにくの雨となってしまいましたが、持参したカッパを着用し、何とかりんご狩りができました。事前学習で取り方の練習をしていたこともあり、とてもスムーズにりんご狩りを楽しむことができました。


  

 旅行会社様をはじめ、多くの方に支えられ無事に修学旅行を終えることができました。修学旅行中は、生徒達の笑顔や生き生きと活動する姿をたくさん見ることができました。決まりやマナーを守り、友達と関わりながらたくさんの楽しい思い出を作ることができ、充実した二日間となりました。

移動科学教室

 11月11日(木)に、小学部6年生と中学部合同の移動科学教室が行われました。栃木県子ども総合科学館の職員の方2名が来校し、サイエンスショー「超低温の世界(液体窒素)」の実験を見せてくださいました。

 「液体窒素の中に花を入れたらどうなるか?」という実験から、熱湯の中に液体窒素を入れて一瞬で雲を作る大がかりな実験まで、いろいろな実験が目の前で繰り広げられました。子どもたちは初めて見る実験の様子に目をきらきらさせながら見つめていました。実験が成功すると歓声を上げたり、大きな拍手をしたりと感動を表現していました。

 また、実験の結果を予想するクイズも行われ、答えを考えながら実験を見ていきました。自分の予想と同じだったり、違った結果が出たりする中で、「何でそうなるの?」という素朴な疑問も生まれていました。職員の方の説明を一生懸命に聞いている姿も印象的でした。科学の不思議に触れることのできた1時間となりました。

 特に、中学部では昨年に引き続き「生活に生かせる理科・社会科教育の実践」に取り組んでいます。「何でそうなるの?」、「こういう結果になるのかな?」と教師に尋ねたり、友達と話し合ったりする活動を通して学びを深める貴重な体験になったと感じます。


オリンピック・パラリンピック教育実践中間報告

 本校は今年度、オリンピック・パラリンピック教育推進事業指定校となり、中学部では学習に取り組んできました。6月からこれまでに行った学習等についてお知らせします。

<事前学習>

 オリンピックやパラリンピックの基礎知識として公式種目やこれまでの開催地などの学習を行いました。特にパラリンピックについては国際パラリンピック委員会公認教材『Im POSSIBLE』の教材を使い学習を進めたことでパラリンピックに対する関心が高まりました。


<パラリンピックに関する調べ学習(総合的な学習の時間)>

 3つのグループに分かれてパラリンピックや公式種目など、それぞれの課題について調べたり、話し合ったりしました。


「パソコングループ」 主にパラリンピックについて(歴史やシンボルマーク、東京大会の競技についてなど)みんなで調べる内容を分担し、インターネットで調べました。


「読書・鑑賞グループ」 オリ・パラに関する本を市内の図書館で借りて、それぞれの本の見所を写真や文章で紹介する掲示物を作りました。


  

「スポーツグループ」 ボッチャのルールを調べた後に、今特中学部オリジナルのボッチャのルールを考えました。「いつも同じ人が勝つのはつまらない」、「誰が勝つか分からないドキドキ感を味わいたい」ということで、「円形クッションの輪の中に入ったら高得点」、「マイナスゾーンも作る」など意見を出し合いながら決め、オリジナルのルールで行うゲームとなりましたが、スポーツグループの生徒たちはみんな、楽しんでいます。中学部ボッチャ大会で全員が体験しました。

<中学部ボッチャ大会(1,2年生)>

 全学年で行う予定であったボッチャ大会ですが、新型コロナ感染症対応による分散登校の期間中だったため、1,2年生のみで実施しました。各学級でキャプテンや得点係などを決め、得点付けや集計、先攻後攻決めのじゃんけんなど、自分たちでできることは自分たちで運営しました。試合は3学級対抗で行われ、大いに盛り上がりました。最後には折り紙のメダルをもらい、肘タッチで喜びを表現しました。

     

<中学部1年生ボッチャ大会(訪問教育学級生徒とのリモート対戦)>

 他校からボールを転がす補助具のランプを借用して、訪問教育学級の生徒とリモートでボッチャを楽しみました。誰にアシスタントをしてほしいか、ボールの位置はどこにするかなど画面を通してやりとりをしながら、対戦を楽しみました。

  

<中学部2年生 車椅子体験>

 パラリンピックで車椅子の選手たちが色々な競技で活躍する様子を観た生徒たちは、車椅子に興味をもちました。学校にある車椅子に乗って自分でハンドリムを操作したり、友達が乗った車いすを押したり、押してもらったりしました。車椅子に乗って感じたことをワークシートにまとめました。「歩いているみんなが先に行ってしまうと焦る。悲しい気持ちにもなった。」「車椅子を急に押されて驚いた。」などの感想が聞かれました。

  

<オリンピック・パラリンピックに関するアンケート>

 大会の開催前には観てみたい競技を、閉会後にはテレビで観戦した競技について校内でアンケートをとりました。集計は、中学部の生徒がパソコンの表計算ソフトを使って文字入力し、グラフに表しました。いろいろな競技に関心があることが分かりました。
 

<オリンピック・パラリンピックメニュー給食>

 9月には、4回オリ・パラにちなんだ世界の料理が給食に出ました。924日にはヨーロッパの料理でした。スペイン風オムレツの「トルティージャ」がおいしかったと大好評でした。

 

 様々な学習を通して、オリンピックやパラリンピックに対する興味・関心が高まったり、パラリンピックの正式種目であるボッチャを体験することでスポーツに親しみ、友達と共に楽しみ、喜びを共有したりすることができました。

中学部1、2校外学習

10月18日(月)に中学部1,2年生合同の校外学習で、鹿沼市自然体験交流センターに行ってきました。天候にも恵まれ、予定していた活動を全て行うことができ、大人数での活動の楽しさや他学年の友達との交流も味わえた一日でした。

〈杉板焼き〉

自分たちで薪をならべたり、マッチを使って火をつけたりしました。初めて使うマッチに戸惑ったり、間近でひ見て怖がったりする生徒もいました。火がついてからは、杉の板を火ばさみでつかんで板を裏返しながらまんべんなく焼きました。焼けて黒くなった部分をたわしでこすって、すすを落としました。ペンで自分の好きなデザインを描き、きりで少し穴を空けてねじを差し込んだら、ひもを通して完成です。

みんな満足のいく杉板焼きを作ることができました。

〈昼食〉
 昼食のメニューは、ボリューム満点のチキンカツ丼でした。生徒たちも「おいしい!」とうれしそうに食べていました。


〈ウォークラリー〉

 決められた時間内に戻ることとみんなで一緒に行動することをルールとして、クラスのごとに配られたクイズカードと地図を使って、自然体験交流センターの敷地内に用意されたチェックポイントを見付けていき、ゴールを目指しました。2年生は、学校の授業でも今市駅周辺の地図を作るなど地図に親しむ学習を行ってきました。それを活かしながらみんなで悩んだり、迷ったりしながら無事ゴールできました。