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こんにちは。理科教員です。
教育委員会からの調査研究の依頼により、3年生化学の授業において、以下のテーマのもと授業を進めてまいります。
『深い学び』を促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫~自ら学ぶ生徒の育成を目指して~
問いは「タンパク質の立体構造と機能の関係とは?」で、複数回の授業を貫く問いをもとに、生徒たちが探究的な学びに取り組みました。
導入では、「鎌状赤血球症」という病気を取り上げました。赤血球の形が変わることで、酸素をうまく運べなくなることがある――そんな話から、「タンパク質のかたち」がどれほど重要なのかを考えるきっかけになりました。
実験です。身近な例として、卵白を加熱して固まる様子を観察。透明だった卵白が白く固まるのは、タンパク質の立体構造が熱によって変化し、元の機能を失ってしまう「変性」が起きているからです。生徒たちは「いつも見てる現象に、こんな化学的な意味があったんだ!」と驚きながら、構造と機能の関係を実感していました。さらに、塩酸やエタノール、硫酸銅溶液でも白濁が観察されました。
グループでの話し合いでは、「形が変わると、なぜ働きも変わるのか?」という問いに対して、医療や遺伝の話にもつなげながら、活発な意見交換が行われました。
この授業を通して、生徒たちは化学の知識を、実際の生命現象や社会課題と結びつけながら学ぶ楽しさを味わっていました。
黒磯高校 校歌
澄みわたる 青空に
なびく白絹 夢よぶ噴煙
叡智の瞳 集めて仰ぐ
那須は清き山 情熱の山
ここに窓あり 黒磯高校
希望みなぎる われらが母校
風駛り 霰降る
冬の広野も 愛する大地
自律の気風 こぞりて拓く
那須は未来ある 開拓の原
明日の文化のさきがけつくる
意気と純情 われらが胸に
雲はるか 花はるか
流す那珂川 目指すはいずこ
みどりの春も 紅葉の秋も
那須はあたたかき 平和の泉
ここに苑あり 黒磯高校
栄の白菊 薫れよ永遠に