介護福祉科より

2020年9月の記事一覧

介護実習(3年生)⑩

実習施設の職員様をお迎えし、授業を実施しました。

 今日は、医療法人北斗会 宇都宮シルバーホームの松浦様と矢尾様を講師にお迎えし、「介護老人保健施設における介護福祉士の役割」について、講義をいただきました。

 利用者様を支援するためのチームケアの必要性や多職種・他職種連携の視点についても学びを深めることができました。また、介護現場で働くにあたって、「明るく、笑顔で、気持ちよい挨拶」が必要であり、介護福祉士という専門職である前に、対人サービスにおけるマナーの大切さについて改めて認識する機会ともなりました。

 
 

介護実習(3年生)⑨

デイサービスセンターとZoomで交流しました!

 オフィスC代表の介護福祉士 川田先生の講義において、介護過程における情報収集とコミュニケーション技術について学習しました。

 今回は、鹿沼市にあるデイサービスかぞく様にご協力をいただき、Zoomを使用して、利用者様や職員様と交流しました。Zoomを使用しての授業は、初めての試みでしたが、パソコンの画面に映った映像を見て、利用者様も生徒も共に驚き、自然と拍手や歓声があがりました。

 新型コロナの影響で、介護実習やボランティア活動が実施できない現状ですが、利用者様より、「若いんだから、頑張って!」と声をかけられると、「思わず涙が出そうになった・・・」と生徒から感想が出ました。短い時間でしたが、直接、会話をすることで胸が熱くなったようです。今後も、福祉の素晴らしさを直接感じられるような授業を実施していきます。




 

介護実習(3年生)⑧

3年生介護実習も折り返しです!!
「個別援助計画の立案&発表」をしました。

 事例を通して、情報収集→アセスメント→個別援助計画の立案→発表会を行いました。
 目の前に利用者様がいるわけではないので、事例の文章から読み取って記録用紙に情報を落としていきます。主観的な情報、客観的な情報と情報を整理しながら記録をしていくので、なかなか難しい作業です。
 

ICFの視点を活用しながら、利用者様の全体像を把握していきます。できていることは何か、本人が望んでいることは何か等、多方面から利用者理解を深めていきます。



発表会の前に、教員の前で一人一人、リハーサルです。
「なぜ、そのように考えたのか?」情報分析した理由を、根拠を元に述べていきます。

 

聞き手に伝わるように、説明していきます。
チームケアの視点を持って、自分以外の担当者が、同じ介護内容を提供できるかどうか、自分だったらどんな介護を提供したいか、友だちの発表も真剣に聞いていきます。

介護実習(3年生)⑦

3年生介護実習も12日目を迎えました。

 今日は、かなうホーム照和(高根沢町)から介護福祉士の阿久津様と平石様を講師にお迎えし、介護福祉士の専門性と介護現場における利用者支援の実際について、ご講義いただきました。

 栃木県における介護の現状と今後の課題や、利用者様と関わるために必要な視点について、介護現場の実際を交えて、説明してくださいました。

 コミュニケーションの基本は、「その人を知ろう」と思うことから始まります。「利用者様のことを知る」、「自分を知っていただく」、これらを念頭において多くの方々と関わっていきたいと思います。
 
  

  

介護実習(3年生)⑥

ロールプレイで介護内容の振り返りを行いました!
 今日は、認知症の幻視がある方への対応方法を、ロールプレイを通して振り返りました。
 認知症がある利用者様に寄り添う介護を行うためには、自尊心を傷つけず、自立支援を行うことが大切です。新型コロナ感染症拡大防止のために、接触を伴わない介護を実践しました。

〈今回の対応のポイント〉
  ・認知症があり、落ち着かない利用者様への対応
  ・幻視がある利用者様への対応
  ・おやつの説明
  ・おやつの準備(テーブルの消毒)
  ・利用者様への手指消毒の説明・実施
 
○選手宣誓
 3年生全員が、「今まで学習した内容を駆使して全力で介護します!」と誓いました。ロールプレイに一生懸命取り組みます。
 
 

○一人分の時間は、10分間です!
 10分間のうちに、コミュニケーションを図りながら、利用者様一人ひとりに丁寧に対応していきます。
  

○振り返り
 クラス全員で、良かった点や改善すべき点などについて、意見交換を行いました。自分一人だけでは気がつかなかったことも、クラスメイトの意見を聞くことで新たに気づくこともありました。
 最後は、よりよい介護についてまとめを行いました。
 

 利用者役は、教員(3人)とモデル人形(1体)、介護者役は、生徒で実施しました。最初は、とても緊張していて、自己紹介もできない生徒もいましたが、さすが3年生!、おやつの話題になると積極的にコミュニケーションを図っていました。

介護実習(3年生)⑤

レクリエーション、準備真っ最中!
 3年生の介護実習も10日目になりました。

 今日は、レクリエーションの準備をご紹介します。
本来ならば、介護実習施設の職員さん方と相談しながら、実習に入所されているご利用者様が楽しめる内容を企画し、実施するレクリエーションですが、今年度は、学内で企画・実施することにしました。
 レクリエーションの企画書を、様々なご利用者様を想定して作成します。「麻痺がある人は・・・」「補聴器を使用している人は・・」など、誰もが安心して安全に楽しめる内容に、今年度は『新型コロナウイルス感染拡大防止』の視点もプラスします。
  

計画書が出来上がったら、今度は、必要な物品を作成します。
身近にある物を工夫して、作成しています。大きさや強度、色合いなどにも工夫が必要です。
  

レクリエーションの校内発表会は、10月です!誰もが楽しめる安心・安全なレクリエーションが発表できるように、準備を進めます

  

介護福祉科1年生(キャリア形成支援事業)

キャリア形成支援事業を、介護福祉科1年生を対象に実施しました。

 社会福祉法人美のりの里 理事長の山田様を講師にお迎えし、『福祉」を考え・学び・実践するー幸せを運ぶ「風」になるー』と題して、先生ご自身の体験や地域福祉の在り方について、ご講義いただきました。

 「利用者様を支え、家族を支え、社会を支える」これが福祉の使命です。福祉は、チームアプローチが求められる職種です。個人プレーではなく集団プレーができる、福祉実践者を目指していきたいと思います。
 
  

介護実習(3年生)④

今日も元気に介護実習のスタートです!

介護実習は、一日の実習目標の発表から始まります。

一日の学習内容から、実習生としての目標を考えて発表します。
なぜ、目標としたのか?学習した内容を今後どうしたいのか?等、目標設定の理由や事前学習の内容確認も一緒に行っていきます。

目の前に利用者様がいなくても、実習生として心構えをしっかりと持って介護実習(校内代替)に励んでいます。


 

介護福祉士 国家試験願書送付しました!

 国家試験願書、郵送しました。(今日は、9月10日 大安です絵文字:星

 教養福祉科 3年生21名の介護福祉士国家試験受験願書を送付してきました。
 夏休み中に、暑い中、緊張しながらおもいを込めて作成した願書、何度も確認をして、いよいよ窓口に出してきました!
9月10日 大安・・・10割(100%)合格の願いを込めて絵文字:星

 さあ、国家試験まであと約4か月、夜は幾分か涼しくなってきたので、勉強の季節です。頑張れ、教養福祉科3年生!!
  

 

介護実習(3年生)③

3年生 2週目の介護実習!

介護実習も2週目に入りました。

 今日は、デイホーム照和(高根沢町)の管理者であり介護福祉士の髙橋様を講師にお迎えし、「介護福祉士の専門性と利用者支援の実際」というテーマで、高齢者支援における介護福祉士の役割について、ご講義いただきました。

 高齢者介護の現場で実際に活躍されている方から直接話を聞きながら、介護福祉士として必要な視点や介護サービスの実際、地域の中の事業所の役割、チームケアについて事例を通して学習しました。

 『利用者様や家族にとって、一番身近な職種=介護福祉士』を忘れずに、介護を実践していきたいと改めて思いました。


  

介護福祉科2年生(医療的ケア)

医療的ケア(喀痰吸引)がはじまりました!
 2学期になり、生活支援技術(医療的ケアを含む)も喀痰吸引の学習に入りました。

 医療的ケアとは、2011(平成23)年の法改正により、介護福祉士養成課程のカリキュラム等で用いられている用語です。
 医療的ケアでは、「喀痰吸引」と「経管栄養」を学習します。どちらも医行為(医師が実施するもの)に該当しますが、介護福祉士も専門的な学習を行うことでチーム医療の一員として、これらの行為を一定の教育や環境条件のもとに実施できるようになりました。本学科の生徒も、テキストやモデル人形を用いて学習をすすめています。
  

 今日は、喀痰吸引に必要な物品の確認についてです。物品の名称を覚えるとともに、取り扱い方について、プリントを用いて学習しました。一つ一つの物品にも、正しい扱い方や触れて良い場所・触れては行けない場所があります。正しい手順で喀痰吸引ができるように、しっかりと確実に学習します。

  

介護福祉科志望の中学生のみなさんへ③

介護福祉科志望の中学生のみなさんへ③
 今回からは、介護福祉科の学習内容について紹介します。
介護福祉科では、3年間で1855時間の福祉の専門科目を学習しますが、中でも一番時間数が多いのが「介護実習」です。

「介護実習」は、実践的・体験的な学習活動を通して、地域における継続した生活を支援する知識と技術を身につける科目です。実際に、地域の高齢者施設や障害者支援施設で介護実習を行い、サービス利用者の生活や家族を含めた支援について学習を深めます。

本校の介護福祉科では、
 1年生  11日間 (高齢者デイサービス実習)
       2日間 (高齢者グループホーム実習)
 2年生  13日間 (介護老人福祉施設又は介護老人保健施設)
       1日間 (訪問介護実習)
       3日間 (障害者支援施設)
 3年生  25日間 (介護老人福祉施設又は介護老人保健施設)
という流れで、一人あたり、3年間で55日間の介護実習を行います。
 写真は、昨年度の3年生の介護実習

例年ならば、この時期は1年生・2年生の介護実習ですが、今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、全ての介護実習を校内で代替しています。
 
身体接触を伴う直接的な実習ができないため、介護技術は、DVDや教員によるデモンストレーションを元に学習を進めています。


絵文字:星在校生から中学生のみなさんへ絵文字:星
 私が、福祉科に入学して一番頑張ったことは、部活動と勉強の両立です。
私は、野球部に入部しましたが、入学当初は、練習と勉強の両立が難しいといつも悩んでいました。しかし、3年生になり、自分が野球部の部長となったので、より一層勉強方法を工夫して、努力しなければならないと切実に考えるようになりました。夜が苦手な私は、朝早く起きて勉強したり、時間を決めて勉強したりと、自分の生活を見つめ直して学習するようになりました。3年間、一生懸命活動してきた野球部も、今は引退して一段落しましたが、就職・介護福祉士国家試験合格という次の目標に向かって、今は努力しています。(3年生 Nさん)

介護福祉科1年生 佐藤佳美先生にご講話いただきました

 佐藤佳美先生によるご講話
佐藤先生による、紙を折ることやリンゴの皮を剥くことの実演、色を見分ける音声ガイド機器や音声ガイド付きアラームのご紹介、点字用パソコンやWordでの文字入力についての動画上映などをしていただきました。また、視覚支援アプリ「ビーマイアイズ」を用いることで、インターネット経由でつながったボランティアさんと画面共有し、こちらの手元にあるお菓子のパッケージに記載された商品名や賞味期限を読み上げてもらうなど、佐藤先生の日常生活の実際について、目に見える形でわかりやすくお話しいただきました。

 

講話全体を通して、視覚障がい者の佐藤先生ではなく、数ある個性のうちのひとつに視覚障がいをお持ちの佐藤先生ということを学びました。

                       

介護実習(3年生)②

校内実習の様子をお伝えします。

「レクリエーション」として、季節のカードを作成しています。
下の写真は、折り紙で「栗」を作成しているところです。
高齢者施設では、施設内でも季節を感じられるよう、いろいろな工夫がされています。フロアや廊下等のちょっとした飾り付けから、季節を感じることできるよう、職員としてアイデアが求められます。



この「栗」も、一見すると簡単そうに見えますが、折り紙を折る幅を間違えてしまうと「どんぐり」になってしまいます。これらの「栗」は、真心カードとして、真岡市社会福祉協議会を通して、一人暮らしの方々に届けられます。






介護実習(3年生)①

3年生の介護実習校内代替も始まりました!

生徒達からは、「最後の実習、現場に行きたかったー!」と言う声もたくさん聞かれてきますが、現状では仕方のないことです。

校内実習の心構えを確認し、早速、実習がスタートしました。

介護実習では、今まで各科目で学習した内容をフルに活用して、実習を進めて行きます。
今回は、事例から介護保険制度の流れを確認しました。
社会福祉基礎では、制度としては学習しましたが、事例として考えることで、実際の手続きや認定、特別養護老人ホーム入所に至までについてを個々で考え発表しました。クラスメイトの発表をきくことで、新たな気づきがあった生徒もいたようでした。