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2020年7月の記事一覧

農業経営科3年「総合実習Part2」

こんにちは。農業経営科です。
今回は前回紹介した園芸系3分会(野菜・果樹・草花)以外の作物分会、畜産分会についてご紹介したいと思います。

白楊高校には、元今泉にある本校農場とは別に高根沢町に農場があり、「作物」や「畜産」の学習はスクールバスで高根沢農場まで移動して実施しています。

さて、「総合実習」という授業ですが、園芸系と同様に週3時間実習を通して各専攻の学習をしています。
作物分会では、約350アールの水田で、「コシヒカリ」を中心に、昨年大嘗祭で献上された品種である「とちぎの星」、日本酒に加工する「五百万石」などを栽培しています。

また、昨年からはJGAP認証の取得や、市内の酒蔵への酒米の提供など栽培に限らず、様々なことにチャレンジしています。

田植え以後は、定期的に調査を行い、順調に生長していることを確認していきます。
 

また、今年はJGAP認証の一環で水田の周辺の生物調査を行っています。
周辺環境の生態系を知ることで、環境に配慮した生産に貢献することができるようになります。
 

畜産分会では、和牛と豚の飼育をしています。
かわいい畜産動物たちを愛情いっぱいに育てますが、その一方で「経済動物」として、市場に出荷しなければならないという一面もあり、生産者としての意識も育てていきます。

昨年は、全国の農業高校生が集う「第3回和牛甲子園」に参加し、枝肉でとちぎ和牛のランク付けで最も高い「A-5」と評価され、総合評価として奨励賞をいただくことができました。
また、畜産分会では「白楊豚」としてのブランド化を目標に、日々肉質向上などの研究を行っています。

先日またかわいい子豚が生まれました!
すくすく大きくなってほしいですね。


かわいい豚たちが最終的に消費者の元に届き、おいしく食べていただくことが私たちの目標でもあります。みなさんも市内のスーパー等で見かけたら、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。


今回は「作物」と「畜産」について紹介させていただきました。
次回は1年生や2年生の授業の様子など紹介したいと思います。

農業経営科3年「総合実習」

こんにちは。農業経営科です。
やっといつも通りの実習の風景が戻りつつあります。

3年生の「総合実習」という授業では週3時間「作物」「畜産」「野菜」「草花」「果樹」の5分会に分かれ、専門的な学習を行っています。今回は園芸系の3分会を紹介します。

下の写真は「野菜」分会で実施したかんぴょうむき実習です。
かんぴょうといえば、全国で生産される約98%が栃木県で生産されていることはご存じでしょうか。白楊高ではトマトやイチゴなどのほか、地元で生産される農産物に触れる機会が多くあります。


また、「果樹」分会ではナシやブドウの栽培を行っています。
写真は種無しブドウを作るために行うジベレリン処理の様子です。
この他、授粉や摘果など、細かい作業が多くありますが、こうした地道な作業がおいしい果実につながっていくのです。


7月はいよいよシクラメン栽培のメイン作業「葉組み」の時期です。
その年のシクラメンの出来を大きく左右する作業ですが、去年授業で学んだ経験を生かし、1鉢1鉢丁寧に作業していきます。


スタートは遅れてしまいましたが、栽培に必要な知識、技術を実習を通して学んでいます。
次は「畜産」と「作物」を紹介したいと思います。