ブログ

2020年10月の記事一覧

農業経営科(エソジマモチ収穫)

みなさん、こんにちは。

農業経営科です。

白楊高校では「幻の陸稲」とも呼ばれたエソジマモチの栽培に挑戦しています。主に3年次開講の「グリーンライフ」や「課題研究」を通して実施しています。今回はその収穫の様子をお届けしたいと思います。

 

エソジマモチは、明治20年代に当時の栃木県河内郡横川村江曽島の篤農家・篠崎重五郎によって育成されました。その後全国に普及し、戦後まで半世紀以上栽培された陸稲品種と言われています。

粘りが少なく歯切れが良いため、せんべいやあられなどの米菓の原料に適しており、昨年は地元業者さんと協力して、「エソジマおかき」を作り、白楊祭等で販売も行いました。

 

今年度はコロナウイルス感染症の関係でなかなか農家さんの圃場に行けなかったため、例年通り本校農場での栽培に加えて高根沢農場でも栽培を行いました。

そして先日、9月28日に高根沢農場でエソジマモチを収穫を行いました。雨の影響でなかなか収穫ができずにやきもきしましたが、生徒たちが手ずから収穫し、はざかけまで行いました。

  

 

稲わらを束ねるには力が必要ですが、しっかり力を入れて束ねます。時には友人と協力することも。

  
 

乾燥後に脱穀、籾摺、精米を行いますが、収穫できたものを使って餅つきができたらいいなと生徒たちも期待しています。

今年で5年目の取り組みとなりますが、地元とのつながりも感じられる良い機会となりました。

農業経営科2年(野菜・草花・果樹)

こんにちは。農業経営科です。
めっきり秋らしくなりましたね。
「実りの秋」と言う通り、ナシやブドウの収穫もいよいよ大詰めです。
今回は2年生の「野菜」、「草花」、「果樹」の実習の様子をご紹介します。

「野菜」ではトマト、イチゴの施設栽培、ナスやピーマンといった夏作、ハクサイやネギといった秋作の露地野菜の栽培を行っています。
育てた野菜は販売するほか、近隣の小学校や保育園の給食に提供しています
秋野菜を定植する圃場の準備から行い、先日ハクサイの定植を行いました。
 
栽培管理と同時にどんな管理が必要か?どんなことに気をつけなければならないのか?座学でも学んでいきます!

「草花」では、春・秋の花壇苗の生産とシクラメンの栽培が中心となっています。
先日は丁度秋のパンジーの鉢上げ実習を行いました。2年生が育てたパンジーは10月中旬以降市内の小中学校などに出荷していきます。
  
また、2年生ではシクラメンの栽培管理についても学びます。とくに大変なのが葉組み!得意不得意は分かれますが、綺麗な花が咲くように頑張って取り組みます。
 

「果樹」では大きく、ナシとブドウの栽培を行っています。
現在はナシの収穫をほぼ終え、ブドウを少しばかり残すところです。
熟した果実を丁寧に収穫し、袋詰めしていきます。
また、ナシは校内での販売の他、近隣の小学校の給食に提供するなどの交流も行っています。

ナシは幸水、にっこりなど5品種。ブドウはシャインマスカットなど3品種を扱います。
品種ごとの数自体は少ないですが、それぞれの特性、それに合わせた栽培方法、出荷までの流れを学んでいます。
 
本校内にある圃場で一生懸命実習しています!

3年生で専攻ごとに分かれて学習を行うので、それを選ぶ基準にもなります。
以上、園芸系科目の実習の様子でした。