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校長室だより
校長室より「進路資料発刊に寄せて」
通常登校となった6月中は、日々の業務に追われ「校長室より」への投稿ができませんでしたが、今後はできるだけ北高の情報の発信に努めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
まずは、過日発刊されました「進路資料」について。
配布された令和2年度進路資料を生徒の皆さんはもちろん、保護者の皆様も御覧いただき、進路選択にお役立てください。
先輩方の合格体験記や後輩へのアドバイスのページはたいへん参考になりますので、是非お読みください。
以下は、巻頭言として掲載した私の文章です。
令和2年度進路資料が完成しましたので皆さんの許にお届けします。
3年生にとっては3冊目となる進路資料ですが、過去2冊の進路資料を今までに何度読み返しましたか。
受験産業を中心に様々な進路に関する書籍が出版されていますが、皆さんにとって本誌に勝る進路情報誌はありません。なぜなら、本誌は宇都宮北高の生徒を読み手として作成されたものだからです。
本校の職員が、本校生の進路研究に役立つようデータを分析し検討した成果であり、何よりも、皆さんの先輩方が、宇都宮北高校生として進路決定に至った足跡が掲載されています。
つまり、宇都宮北高校の生徒である君たちが、今後どうすればよいかの指針がここにはあります。
是非熟読し読み返して、自分の進路を切り拓く手立てとしてください。
進路とは正に自ら切り拓くものです。しかし、決して孤独な営みではありません。友人や保護者、先生といった協力者がいて成り立つものであり、あなたも同級生や後輩達の協力者なのです。
「受験は団体戦」という言葉がありますが、この言葉に疑問を感じる人がいるかもしれません。
なるほど、試験を受けるのは自分ですし、試験中、他の人の力を借りて解答を書けばカンニング(不正行為)となり、受験資格を剥奪されるだけでなく、成人であれば名前まで報道されることもあります。
しかし、試験そのものは孤独に問題と取り組むものであっても、試験に至るまでの苦しい時期を乗り越えるためには、友人や保護者、先生といった人たちの支えが必要なのです。
一方で、受験生が試験の合否を自分の実力以外に転嫁し、努力が十分でないにも関わらず、他者の協力が足りなかったから自分は不合格になったのだと考えたり、自分の実力が上がらないのは他者の協力が足りないからだと思う気持ちを持ってはいけません。進路の決定は、最終的に自分が責任を負うものです。
良い結果も、悪い結果も自分が受け止めなくてはいけません。自分の実力と努力に負う所は大きいのです。
人生の岐路はいたるところに現れてきます。
その都度、どちらに進むか決断しながら歩んでいかなくてはなりません。後でこうしておけばよかったという思いはあっても、あのときの自分にとってはあれが精一杯だったと思えること、自分が決断して決めた事だからと思えることで前に進むことができます。ところが、自分以外の力によって決まってしまったという思いがあると、過去にこだわり、現状に満足せず、未来に向かって進むことができなくなってしまいます。
皆さんにとって目の前にある岐路は、高校卒業後どうするかといったことでしょう。進学するのか就職するのか。進学するならどういう学問を選ぶのか。どこで研究するのかといったことを選ばなくてはいけません。将来設計がしっかりできていて、この大学のこの学部でこの教授のもとにこの研究をしたいという明確な目標を持って進路を決定することができれば理想的ですが、自分の実力が伴わなければそれも叶うものではありません。ですから、既に目標設定ができている人は、その実現に向けて実力をつけてください。目標設定が十分でない人は、多くの本を読み考えてください。自分が取り組みたいと思うものがあれば、図書館に行って関連する本を読み、これだと思えば、執筆者が誰か確認し、学者であれば、どこの大学の教員なのか調べ、そこに入る力が自分にあるのか、学力はあってもその大学に進んでよいのかということを保護者や先生と相談して進路の明確化を図ってください。まずは、この「進路資料」を手がかりにしてください。
結びに、本資料の作成に御尽力いただいた先生方と貴重な体験談を提供していただいた卒業生の皆さんにに感謝の意を表します。ありがとうございました。
まずは、過日発刊されました「進路資料」について。
配布された令和2年度進路資料を生徒の皆さんはもちろん、保護者の皆様も御覧いただき、進路選択にお役立てください。
先輩方の合格体験記や後輩へのアドバイスのページはたいへん参考になりますので、是非お読みください。
以下は、巻頭言として掲載した私の文章です。
令和2年度進路資料が完成しましたので皆さんの許にお届けします。
3年生にとっては3冊目となる進路資料ですが、過去2冊の進路資料を今までに何度読み返しましたか。
受験産業を中心に様々な進路に関する書籍が出版されていますが、皆さんにとって本誌に勝る進路情報誌はありません。なぜなら、本誌は宇都宮北高の生徒を読み手として作成されたものだからです。
本校の職員が、本校生の進路研究に役立つようデータを分析し検討した成果であり、何よりも、皆さんの先輩方が、宇都宮北高校生として進路決定に至った足跡が掲載されています。
つまり、宇都宮北高校の生徒である君たちが、今後どうすればよいかの指針がここにはあります。
是非熟読し読み返して、自分の進路を切り拓く手立てとしてください。
進路とは正に自ら切り拓くものです。しかし、決して孤独な営みではありません。友人や保護者、先生といった協力者がいて成り立つものであり、あなたも同級生や後輩達の協力者なのです。
「受験は団体戦」という言葉がありますが、この言葉に疑問を感じる人がいるかもしれません。
なるほど、試験を受けるのは自分ですし、試験中、他の人の力を借りて解答を書けばカンニング(不正行為)となり、受験資格を剥奪されるだけでなく、成人であれば名前まで報道されることもあります。
しかし、試験そのものは孤独に問題と取り組むものであっても、試験に至るまでの苦しい時期を乗り越えるためには、友人や保護者、先生といった人たちの支えが必要なのです。
一方で、受験生が試験の合否を自分の実力以外に転嫁し、努力が十分でないにも関わらず、他者の協力が足りなかったから自分は不合格になったのだと考えたり、自分の実力が上がらないのは他者の協力が足りないからだと思う気持ちを持ってはいけません。進路の決定は、最終的に自分が責任を負うものです。
良い結果も、悪い結果も自分が受け止めなくてはいけません。自分の実力と努力に負う所は大きいのです。
人生の岐路はいたるところに現れてきます。
その都度、どちらに進むか決断しながら歩んでいかなくてはなりません。後でこうしておけばよかったという思いはあっても、あのときの自分にとってはあれが精一杯だったと思えること、自分が決断して決めた事だからと思えることで前に進むことができます。ところが、自分以外の力によって決まってしまったという思いがあると、過去にこだわり、現状に満足せず、未来に向かって進むことができなくなってしまいます。
皆さんにとって目の前にある岐路は、高校卒業後どうするかといったことでしょう。進学するのか就職するのか。進学するならどういう学問を選ぶのか。どこで研究するのかといったことを選ばなくてはいけません。将来設計がしっかりできていて、この大学のこの学部でこの教授のもとにこの研究をしたいという明確な目標を持って進路を決定することができれば理想的ですが、自分の実力が伴わなければそれも叶うものではありません。ですから、既に目標設定ができている人は、その実現に向けて実力をつけてください。目標設定が十分でない人は、多くの本を読み考えてください。自分が取り組みたいと思うものがあれば、図書館に行って関連する本を読み、これだと思えば、執筆者が誰か確認し、学者であれば、どこの大学の教員なのか調べ、そこに入る力が自分にあるのか、学力はあってもその大学に進んでよいのかということを保護者や先生と相談して進路の明確化を図ってください。まずは、この「進路資料」を手がかりにしてください。
結びに、本資料の作成に御尽力いただいた先生方と貴重な体験談を提供していただいた卒業生の皆さんにに感謝の意を表します。ありがとうございました。
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事務補助員(公仕)募集
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一日体験学習
特殊詐欺にご注意ください
栃木県警本部より、本校の同窓生に対する特殊詐欺の事案が発生しているとの連絡がありました。同窓生の皆様におかれましては、ご家族・関係者とも連絡を取り、特殊詐欺の電話には十分にご注意いただきますようお願いいたします。また、学校といたしましても個人情報の取り扱いには十分に注意しているところですが、同窓会名簿等の個人情報の取り扱いには十分にご注意いただきますよう、併せてお願いいたします。
主な相談窓口
教育相談の窓口一覧(PDF形式、令和7年5月栃木県教育委員会)です。