日誌

校長室だより

校長室より「通常登校に向けて、生徒・保護者の皆さんへ」

 6月1日(月)より、いよいよ通常登校となります。
 先週5月18日(月)より分散登校を開始し、通常登校に向けた準備を2週間行ってまいりましたが、別途掲載してあります感染予防のための対策を一層充実させ、安全安心な学校生活とともに、学びの保障に努めてまいります。
 しかしながら、登校への不安もぬぐいきれないことと思います。
 私の二人の子供は、いずれも医療従事者のため、3月以降、病院(外来)が休みの日以外一日も休むことなく公共交通機関を用いて出勤しています。一人は東京在住のため、1月以降LINEのテレビ電話で話すことしかできていません。もう一人は同居しているため毎日顔を合わすことができますが、二人とも感染のリスクが高い環境のため、不安を抱えながら出勤しております。その分、感染予防の意識も高く、通勤時や買い出しのための外出時の行動にも気を配っています。帰宅後は、マスクを所定の場所に捨て、手洗いとうがいをしっかり行い、すぐにシャワーを浴びて着替えるなど、できうる対策をとって感染の予防に努めています。既に退職しましたが、妻も医療従事者であったため感染予防の意識は高いですし、私も子供に倣って手洗い、うがい、帰宅後のシャワー、感染リスクの高い場所を訪れない等によって家族全員が不安の低減をはかっています。
 第二波・第三波の発生予想や、どこに潜んでいるかわからないウイルスの存在は、誰にとっても脅威です。だからこそ、一人一人が適切な行動をとることによって不安を和らげ、日常を取り戻していくことが大切なのだと思います。
 先週来、校内で見られた生徒の笑顔、生徒の存在に私は希望を感じました。
 間違いなく光が射し始めたと感じております。
 どうか通常登校後も、他者を思い、自分を大切に思う行動によって、光に満ちあふれた宇都宮北高校にしていきましょう。


 

0