2024年12月の記事一覧

JICA筑波高校生国際協力実体験プログラム

 令和6年12月14日(土)に本校の1・2年生5名がJICA筑波高校生国際協力実体験に参加してまいりました。

 まず午前中は、導入講義として、宇都宮大学のアギーレ・ヘレーラ・マリエル・ナルミさんから、ご自身の経験も交えたお話とワークショップがあり、多文化共生の定義や考え方、これからの社会での重要性について学びました。

 次に、多文化共生に実際に取り組んでいる方の講話として、県立学悠館高校の高山由貴先生から多文化共生に取り組むきっかけや青年海外協力隊としての活動内容、経験についてうかがいました。

 お二人とも様々なエピソードを交えてお話しいただき、国際協力活動の実際について、より具体的に知ることができました。

 午後は、ワークショップとして多様な人々が共生できる地域社会や学校を創るために、自分たちやその周りで実践できるアプローチを考え、ポスターセッション形式で発表しました。本校の生徒は、矢板東高校をよりよい学校にするためのアイディアを出し合いました。ポスターセッションでは、それぞれのグループが様々な切り口から課題とその対応案を発表しており、お互いに大いに刺激を受け学び合うことができました。

 参加した本校生は、プログラム内で活発に発表や質問をするのはもちろん、終了後にも講師の先生方に積極的にお話を伺いに行くなど、貴重な機会を十分に生かし、学びを深めていました。今回の経験を今後の自身や本校での活動に生かしてもらいたいと思います。

令和6年度 短期海外研修プログラム 第2回オリエンテーション

令和6年12月18日(水)放課後に、短期海外研修プログラムのオリエンテーションを行いました。今回のオリエンテーションは、出発までに全3回行われる事前研修の第2回目となります。

 今回は、本研修を担当する株式会社アイエスエイ高崎支店の登坂様より、ホームステイや研修に向けて準備についてご説明いただきました。まず「I should have~:~しておけばよかった」という言葉を通して、準備の大切さについてお話しいただきました。その上で、生徒たちはお金や持ち物、挨拶や困ったときに使える言葉などを、よくある事例を元に理解を深めました。中でも挨拶に関しては、「よろしくお願いします」に代わる直接的な言葉がないこと、しかしながら自ら進んで行わなければいけないこと、さらには慣れない握手やハグをする際の注意点などを、実演を通して理解を深めました。

今回の研修を通して、留学前に準備する内容には、モノの準備、アタマの準備、そしてココロの準備が必要であることを多くの生徒が実感している様子でした。研修終了後も多くの生徒が登坂様に質問をしていて、ココロの準備が整っていくのが感じられました。今後、さらに積極的に準備や研修に臨んでいき、より有意義な留学になるよう準備してほしいと思います。

令和6年度 第1回矢東ブレザー検討委員会

令和6年12月11日(水)放課後に、第1回矢東ブレザー検討委員会(勉強会)を開催しました。本委員会への参加を希望してくれたのは、中学生から1年生5名、2年生4名、3年生1名の10名、高校1年生からは1組3名、2組2名、3組4名、4組2名の11名、計21名です。この委員会の目的は令和8年度に導入する矢東ブレザーを検討・選定していくことです。しかし、ただ検討・選定するだけでなく、この委員会の活動を通して「伸ばしたいリテラシー・コンピテンシー」を各自で設定してもらい、どのような力を伸ばしたいかという目標を持って参加してもらおうと考えています。委員の皆さん、どうぞよろしくお願いします!

第1回の本日は、本校の女子の制服を作成していただいている瀧本株式会社の佐藤さん、上野さんに参加していただいて、「制服モデルチェンジについて」の勉強会を行いました。内容は以下のとおりです。

1.制服モデルチェンジ校数の推移

2.制服モデルチェンジ傾向

3.モデルチェンジを行うことで生まれるメリット

4.現代の生徒の感性

5.モデルチェンジ校紹介

6.時代によるシルエットの変化

7.多様性の対応について

8.瞬間消臭「モフクリア」-TAKIMOTOオリジナル技術-

9.一般アパレルと学校制服の相関関係

 

配付された資料を見ながら、上記の内容に関する説明を聞いています。

 

ブレザーは男女で着丈の長さが違いますが、現在は男女共有のボックス型もあるそうです。

生徒たちが最も驚いていたのが、上記内容の8.瞬間消臭「モフクリア」-TAKIMOTOオリジナル技術-についての説明を聞いたときです。モフクリアは汗の嫌なニオイの基となるアンモニア臭を瞬間消臭してくれます。芯地にモフを入れ込むこの技術は現在の女子のセーラー服にも使用されているそうです。説明では何回洗濯しても半永久的にこの機能は続くそうです。驚きですね!

事前アンケートで「上下黒の制服なので、夕方暗くなったときに駐車場で車にひかれそうになった」という意見があったことを担当者にお伝えしたら、現在は袖口に車のライトが当たると反射する機能のあるブレザーがあるそうです。びっくりですね!制服も時代と共に進化していることがわかりました。

   

 最後に担当者の方から、既存の黒学ラン・セーラーと統一感を出すには黒ブレザーがいいのではないでしょうかとイラストを持参して提案していただきました。確かに統一感は出ますね。矢板高校と矢板中央高校はネイビー系ですから、矢東らしさも失われませんね。いかがでしょうか。また、男女共通でネクタイにするのはどうかという提案もしていただきました。色をスクールカラーにする学校もあるそうです。ちなみに矢東のスクールカラーは、OBの地歴公民科S先生に聞いたところオレンジらしいです。でも校旗の色は濃紺なんですよね。ちょっとあやふやなので、次回までに確認しておきます。ちなみに「矢東ブルー」と言われる女子の夏スカートの青もいい色ですよね。

 

生徒たちは担当者からの説明を熱心に聞いていました。そのあとの協議の時間には、ストレッチ素材はあるのか、グレーのブレザーってどうかな?など、様々な意見を出していました。第1回目の勉強会としては大成功だったかと思います。そして、次回までに、普段から他校の制服に注目してみること、どんな素材や色、機能が望ましいかなどを考えてくることを確認しました。最後に委員会のリーダー(高校1年2組 佐藤さん)とサブリーダー(高校1年4組 松本さん)を決めたのち、閉会としました。次回は年明けの1月に第2回目の勉強会を行います。