定時制だより

定時制だより

生徒会総会

 5/10(金)、今年度の生徒会総会が行われました。生徒会総会は、毎月生徒のみなさんから集めている生徒会費の使途や年間の行事計画などについて、生徒全員の立ち会いのもと審議を行う重要な行事です。

 普段とは違った緊張感が漂うなか、議事の進行を務める生徒会役員の生徒たちは毅然とした態度で語りかけていました。結果的にはスムーズにすべての議案が承認されましたが、学校のような集団生活の場では、全員が集団をどのように運営していくべきかということに関心を持ち、議論によって多くの人が納得できるような答えを見つけ出そうとする姿勢が大切です。この機会に身のまわりに存在する自由や責任について思いを馳せてみましょう。

   

創立記念講演会

 本日4/30(火)、本校が今年で創立から122年となることを記念した行事が行われました。給食にも赤飯と柑橘のゼリーが出て、鮮やかな彩りを添えていました。

 式典では、まず校長先生から、本校の沿革を振り返るお話がありました。定時制が設置されたのは「県商」「市商」が合併して現在の体制となる昭和24年のことでした。校長先生からは、時には歴史に心を寄せるとともに、新しい歴史を築いていってほしいとのメッセージがありました。

 次に創立記念講演会として、国立科学博物館にて生物学研究の最前線で活躍なされている吉川夏彦先生をお招きし、「地球の多様性 ~両生類を通じてわかること~」との題でご講演を賜りました。両生類の分類をご専門とする先生は、ハコネサンショウウオの形態が地域ごとに少しずつ違うことに着目し、結果的にそれまで同種とみなされていた種どうしを区別する形で新種を発見なさったそうです。他にも先生が両生類に興味を抱いて研究者になった経緯や、生物を分類するうえでの基本的な考え方、科博の職員としての普段の活動など、興味深いお話の数々を伺うことができました。最後に先生は、好きなものを好きなままでいてほしい、と願っておられました。勇気づけられた生徒も多かったのではないでしょうか。

      

新入生オリエンテーション②

 4/9(火)、2度目となる新入生向けのオリエンテーションを実施しました。新入生は単位制や給食といった定時制ならではの仕組みに関するものや、生徒としての心構えなどについて説明を受けました。また最後の部活動紹介では、各部活動の先輩たちによる熱烈なパフォーマンスやスピーチに期待を膨らませていた様子でした。