1学年だより

イノシシ罠猟体験

 10月21日と28日の2日間を使って、1-2は害獣であるいのししの罠猟について教えていただきました。今回は、いのしし捕獲の資格を持ち、町内で駆除をされている猟友会の方々を講師としてお迎えし、4ステージ仕立ての講習となりました。
 初日。最初のステージは、校内での学科研修です。イノシシの生態や捕獲の方法などを、実際の写真などを見ながら学びました。
  
 第2ステージは、場所を屋外に移し、実際に使用する罠を使って罠の仕組みや設置の仕方を学び、捕獲猟を擬似体験しました。罠の材料は町内のホームセンターで購入し、手作りで作ったという物でしたが、獲物が掛かるときのスピード感に、皆が一瞬たじろぐ場面もありました。
  

 2日目となる第3ステージは、実際に罠をかける山に分け入って、実際に罠の設置体験です。私たちも獣道を登り、ほどよい辺りで、講師の先生が手際よく仕掛ける罠のお手伝いをしながら、本当に掛かったときの様子などをイメージし、学校のすぐ近所であることにちょっと恐怖を感じたりもしました。
  
 最後のステージはいよいよ解体作業の見学です。農作物に被害を及ぼすイノシシを捕獲することで、被害の軽減だけでなく、地域資源としての特産品化による町の活性化も目指し整備された施設へ移動です。ここでは、この日実際に罠にかかったというイノシシの解体作業を間近で一から見学させていただきました。害獣とは言え、命あるもの。その動物が一刀一刀の行程で姿を変えていくのを見るのは辛くもありましたが、スーパーに並び、そして各家庭の食卓に並び、自分達の命をつなぐ源になっていることを実感するよい機会となりました。