数理科学科の活動の様子を紹介します
科学実験講座(宇都宮大学)に参加しました
数理科学科の1・2年生が、宇都宮大学で行われた高大連携科学実験講座に参加いたしました。
例年宇都宮大学でお世話になっている実験講座ですが、今年も感染症等に留意しながら、
無事に参加することができ、大変刺激になりました。
高校ではなかなか見られない装置もありました。
「ミョウバンの合成」「葉はなぜ緑に見えるのか」
今年は夏と秋の2回にわたって開催されました。
中には8月の講座から2年生の課題研究のヒントを得たグループもあったようです!
第1回:8月27日(土)
① 『音を測って作るグラスハープ【物理】』 :夏目先生
② 『ミョウバンの合成と形【化学】』 :南先生
③ 『葉はなぜ緑【生物】』 :井口先生
第2回:11月5日(土)
① 『音の三要素と音階等【物理】』 :夏目先生
② 『葉はなぜ緑【生物】』 :井口先生
「音を測って作るグラスハープ」「音の三要素と音階等」
宇都宮大学のご担当いただきました先生方と学生の方には、お忙しい中大変お世話になりました。 この場をお借りして感謝申し上げます。
数理科学科2年生 課題研究発表会中間報告会 を行いました
10月11日(火) 5~7時限を使って、数理科学科2年生による課題研究発表会中間報告会を行いました。
下記の15班による、現時点での実験の様子、今後の展望について発表してもらいました。
「どういう研究なんだろう?」と興味を引くタイトルが多いですね!!
1班 魔法陣の特性とその有効性の考察
2班 データサイエンスの一考察~KHcoderを用いた、テキスト型データの内容分析~
3班 事故を起こさないための自動運転車のプログラムの最適化
4班 自作卓球マシンの球質やコースの制御の研究
5班 制震構造を生かした絶対に壊れないジェンガ
6班 グラスハープの音が出るメカニズム
7班 落雷による人や物への影響
8班 加熱による蛍石の発光・割れ方とへき開の具体的な関連性
9班 酸化した食用油をけん化した際の性質
10班 プラスチックの再利用方法の検討
11班 なぜ天然酵母パンは長持ちするのか
12班 ハッカ油の虫に対する忌避効果
13班 ソルビン酸によるカビの抑制作用
14班 マイタケのタンパク質分解酵素の活性の最適温度とその耐熱性について
15班 湯ノ湖で発見したハコネサンショウウオの種の同定
タイトルからは難しい内容なのかと思われる班も、スライドでの見せ方を工夫したり、簡単な表現に置き換えたりして、わかりやすく伝えてくれていました。
実際に使っている器具で実演したり、動画で実験の様子を見せたり、発表の仕方にも工夫がある班が今年は多かったです。
1・2年生からも徐々に質問がなされ、質疑応答のよい練習になりました。
実験・検証を何回も繰り返しできた班もあれば、立てた計画をもとにこれから実験を行う班もあります。
今年は班の数も多く、よりいろいろな分野での探究活動が見られそうです。
あと半年間と残り時間は短くなってきましたが、本発表に向けて内容をより深めてほしいです。
ガンバレ!数理科学科2年生 (^o^)
数理科学科2年生 小高STARTプログラム を実施しました
9月13日の3~4時限に、2年6組を対象として、課題研究の中間報告会のためのSTARTプログラムを実施しました。
この時間では、「優れた研究」とは何か?、「良い科学論文を書くポイント」に焦点を当てた講義を受けた後、
自分たちが取り組んでいる研究のテーマと、そのテーマ設定の理由をどう表現するか考えました。
テーマを一目見てその内容がわかること、テーマ設定の理由が明確であることに気をつけて表現することは、なかなか難しいことです。
最後に、それぞれの班にテーマとその設定理由を発表してもらいました。
例年、課題研究の中間報告会では、今何を調べているのか、今後の研究の展望などを発表しています。
今年は10月11日に、パワーポイントへ内容をまとめて発表する予定です。
当日は、同じ数理科学科の1年生の前で発表するので、1・2年生にとってお互いに刺激のある一日になることを期待しています
数理科1年生 県立博物館での事前研修
<研修後の振り返りで出た生徒たちの声より>
数理科 日光自然探究学習 情報交換会
「事前・事後調査や、過去の調査結果から考察することの重要性を学びました。」
数理科学科2年 課題研究発表会 が行われました
今回は、
各班の発表タイトルはこちらです。
1 水撃ポンプを用いた揚水式発電の省エネ化
数理科学科特別授業 が行われました
3月16日(水) 6・7時限に,1・2年生を対象とした「数理科学科特別授業」を実施しました.
この時間では,
〈1年生〉
日本工業大学 先進工学部 データサイエンス学科長 粂野文洋先生
〈2年生〉
東京都市大学 データサイエンス教育センター 副センター長 河合孝純先生
をお招きして,『データサイエンス』をテーマに講演していただきました.
AIの技術が発達することでなくなる職業・なくならない職業について,
話し合いました.
「世の中の情報を集めて分析し,その先に問題の解決策を見つけるためには,
という声が聞けました.
2年生の部ではデータサイエンスとはそもそも何なのか,データサイエンスで何ができるのかについてお話しいただきました.
その後のグループワークではテキストマイニングという方法を用いて作成されたワードクラウド(文章に登場する単語の中で出現頻度の高い単語を選び,頻度に応じた大きさで図示されたもの)から考えられることや気づいたことなどを話し合いました.
今回のワードクラウドは,青空文庫から分析する作品を選定していただきました.ワードクラウドを見て様々な考察を生徒同士で積極的に話し合い,議論を深めていく様子がうかがえました.
1年生は,来年の課題研究,さらに自分の将来においてどのような意識をもつ必要があるか,イメージが湧いてきましたか?
2年生は,3年生になってからの進路探究へ繋がるお話をしていただいたと思います.
それぞれ次のステップに向けて,今の自分を振り返ったり,将来を考える時間になっていればうれしいです.
来年度の探究活動も,皆さんにとって充実した活動が送れますように
2年生数理科学科 課題研究発表会 の延期について
今の努力は、自分の進路開拓や研究者としての基礎固めに必ず役立ちます。部活動もできない今の時期に、「全集中」で頑張りましょう!応援していますよ。 (*^_^*)
2年生は昨年度作った経験を生かして、今年もよりよい記録集ができますように!
数理科学科2年生 課題研究発表会に向けリハーサル中!
今年は感染症拡大の影響により、保護者の方をお呼びしての発表会とはならず残念ですが、
数理科学科1年 日光自然探究学習発表会
4月から準備をし、7月には県立博物館、県立図書館で事前学習、7月29日、30日に奥日光でフィールドワーク、それをまとめて10月に中間発表(ポスターセッション)、そしていよいよ今回の発表会本番となりました。
1-6の生徒達は放課後や土曜日も遅くまで残り、発表用スライドや発表原稿を懸命に仕上げ、何度も何度もプレゼンの練習を重ねてきました。
当日は,栃木県教育委員会事務局高校教育課 指導主事 雫 晃 先生、フィールドワークでも大変お世話になった栃木県立博物館 主任研究員 栗原 隆 先生はじめ、学校評議員の方々、宇都宮商業高校、馬頭高校、小山城南高校の先生方、多くの保護者の方々、本校職員、そして1年前に同じ舞台を踏んだ数理科2-6の先輩達が熱心に見守る中での開催となりました。
昆虫、植物、水質、地質、動物、鳥類…。各班とも、2年生の先輩達から次々と質問が出て、1年生も班内で相談しながら精一杯答えます。研究会に臨む姿勢がどちらも素晴らしく、互いに切磋琢磨し、成長し合っているのを目の当たりにできました。
最後に、教育委員会指導主事 雫先生 と 県立博物館主任研究員 栗原先生から講評を頂きました。
雫先生からは「客観的なデータをとることの大切さ」や「見方・考え方を変えてみる事が探究テーマにつながる」といったお話があり、「たとえ失敗しても、『確実に失敗する』と分かれば、それはそれで立派な探究。安心して探究していい。」という言葉には勇気づけられました。
栗原先生からは「言葉を正確に使う」、「目的、方法、結果、考察をきちんと分ける」等のアドバイスがあり、「『松の木が枯れる原因』は虫、大気汚染、酸性雨等、はっきりしなかったが、落ち葉などで根が黴びるのが大きな要因になっていることが最近分かった」というエピソードから、「生き物を調べる事の難しさと面白さ」を教えて頂きました。
1年生は今日の収穫を生かして、探究学習活動記録集の原稿をまとめる段階に入ります。1月26日の2年生の課題研究発表会では、今日の先輩を見習って、沢山いい質問をして盛り上げて下さいね。それが数理科ならではの「恩返し」です。 (^_^;)