通級による指導より

2018年9月の記事一覧

8月21日(火)関東地区聾教育研究会・通級指導専門研究会を行いました。

 関東地区の各都県の聾学校から、通級による指導の担当者が23名参加し、専門研究会を行いました。今年度は栃木県立聾学校が当番校で、本校ととちぎ福祉プラザを会場に行いました。

午前中はまず、本校を含め3校から、通級による指導の情報提供を行った後、栃木県聴覚障害者協会理事の川俣郁美氏より『地域で学ぶろう児・難聴児に対する支援について』をテーマに講演をしていただきました。川俣氏御自身が学生時代に学習面や生活面、精神面において困ったことや、先生や友達から受けた支援で助かったことなど、経験をふまえた具体的でとても参考になるお話をお聞きすることができました。

 午後は福祉プラザに移動し、研究協議を行いました。「障害認識・障害受容について」「高等学校との連携について」のテーマを中心に各校から取り組みの現状や課題点などを出し合い、活発な協議が行われました。各県、各地域の最新の情報の共有としても有意義な時間となりました。

      
    川俣氏の講演の様子    福祉プラザでの研究協議会の様子

7月31日(火) 第2回担任連絡会を行いました。

 通級による指導対象児童生徒の在籍校の担任の先生方8名が参加されました。

まず聾学校の担当者が、難聴について、難聴児の学校生活での配慮事項、音楽の授業における配慮事項などについて説明をしました。その後、プールでの指導の際の配慮や友達とのかかわりなどについて熱心に情報交換や意見交換がなされました。

 最後に、希望された3名の先生方と、個別に情報交換を行いました。児童生徒の今後の在籍校での学習・生活や聾学校での通級による指導に生かしていけるような有意義な連絡会となりました。

7月27日(金) 交流学習会を行いました。

通級による指導対象児童生徒18名のうち16名が参加して交流学習会を行いました。

今年は、自己紹介、なぞなぞ、恐竜クイズ、本の読み聞かせ、ドラえもんクイズ、歴史クイズ、作文発表、歌、楽器の演奏などの発表を行いました。それぞれの個性や特技を発揮した発表ができ、発表を聞く児童生徒は、真剣に聞いたり、クイズに積極的に答えたりと楽しく過ごすことができました。発表の途中、皆で「マカレナ」のダンスを踊りました。最初は照れくさそうにしていた児童生徒も、徐々に大きく身体を動かして、笑顔で踊る様子が見られました。

 また保護者は、別の教室にて、聴覚障害のある本校職員から、学生時代に聴こえにくくて困ったことや周囲から受けた支援で助かったことなどの話を聞きました。保護者からは、高校受検の際の配慮や、大学入試センター試験の際の配慮などについての質問が出ました。その後保護者どうし自由に情報交換を行いました。