地域支援部の取り組み

令和5年度 学校公開

5月30日(火)に、本校の児童生徒が利用している施設等の職員の方々を対象とした学校公開を行いました。

全体会で学校概要の説明を行った後、グループ毎に学校見学と授業参観を行いました。管理棟、高等部棟、しらさぎ寮などを回りながら、子どもたちの学習の様子を見ていただいたり、教材について情報交換をしたりすることができました。多くの施設職員の皆様に御参加いただき、本校の様子を知っていただくよい機会になりました。

今後も、施設の皆様、家庭、地域と連携していけるよう取り組んでまいります。

 

   

令和2年度「栃特サポートセンター」活動報告

1 早期教育相談
 早期教育相談室「ぽっぽ」において、就学前のお子さんとその保護者に、継続的な教育相談を行いました。今年度は、感染症対策により実施が難しい時期もありましたが、35組のお子さんと保護者の方が来校し、延べ90回の相談を行いました。

2 地域の幼稚園・保育園・小中学校等への支援
 集団学習や学習面で心配なことがある幼児児童生徒について、地域の幼稚園・保育園・小中学校を訪問し、先生方を支援しました。今年度は22カ所、延べ42回実施し、指導支援に関する相談や個別の指導計画作成に関する支援等を実施しました。
 また、地域の先生方の専門性の向上を図るために、新任特別支援学級担任のための研修会を開催しました。

3 体験学習と就学相談
 よりよい就学や転入学のために、体験学習や個別の教育相談を実施しました。今年度は体験学習で77件の教育相談を行いました。

4 校内への支援
 新任の先生方に対する研修会を実施しました。また、早期教育相談「ぽっぽ」の廊下に、特別支援教育に関する記事の紹介をしたり、市町の支援に関する情報を掲示したりしました。

 今年度は、感染症対策により予定していた内容が変更になるなど校外への支援が難しい状況が続きました。このような状況の中で、本校が地域における特別支援教育のセンター的役割を果たすためにできることを改めて考え、支援の必要な幼児児童生徒のために、より一層機能の充実を図っていきたいと考えています。
 今後とも本校地域支援部の取り組みへの御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

令和2年度 新任特別支援学級担任のための研修会

 地域の特別支援教育の推進を図るため、通学圏内の新任特別支援学級担任に対して、研修会を実施しました。
 第1回 10月9日「障害の理解」
 〈参加者からの感想〉
 ・演習を体験することで困り感を抱える子どもの気持ちが想像しやすくなった。
 ・どうしたらできるのかをしっかり考え、児童生徒が「自分でできた」という成功体験を積み重ねられるような支援ができるようにしたい。

 第2回 11月6日「行動の理解」
 〈参加者からの感想〉
 ・「万能はなく子どもに寄り添い柔軟な対応を」当たり前かもしれないが、とても大切なことと感じた。行動の持つ意味を理解して支援できるよう、一人一人に寄り添っていきたい。
 ・困り感を抱えている子どもの行動の背景には意味があり、それぞれの機能があることを詳しく知ることができた。意見交換では子どもの特性について話すことができ、とても有意義な時間を過ごせた。

 第3回 12月4日(金)「活用するための記録の意義」
 *新型コロナウイルス感染症対策のため校内職員のみ参加

 今後も、参加された方々の意見や要望をもとに、日々の指導支援に役立つ情報を発信していきたいと考えています。

令和元年度「栃特サポートセンター」活動報告

1 早期教育相談
 早期教育相談室「ぽっぽ」において、就学前のお子さんとその保護者に、継続的な教育相談を行いました。今年度は、台風被害もあり中断期間もありましたが、36組のお子さんと保護者の方が定期的に来校し、延べ284回の相談を行いました。

2 地域の幼稚園・保育所・小中学校等への支援
 集団学習や学習面で心配なことがある幼児児童生徒について、地域の幼稚園・保育所・小中学校等を訪問し、先生方を支援しました。今年度は37カ所、延べ116回実施し、指導支援に関する相談や個別の指導計画作成に関する支援等を実施しました。また、地域の先生方の専門性の向上を図るために、新任特別支援学級担任のための研修会を開催しました。

3 体験学習と就学相談
 よりよい就学や転学のために、体験学習や個別の教育相談を実施しました。今年度は、体験学習で125件の教育相談を行いました。

4 校内への支援
 「地域支援だより『ぽっぽ』」を年4回発行し、地域支援部の取組や企画等の案内をしました。また、校内研修会の企画運営も行いました。管理棟1階廊下、新棟1階の廊下には、特別支援教育に関する文献の紹介や教材に関する情報を掲示しています。

 これからも、本校が地域における特別支援教育のセンター的役割を果たすとともに、支援の必要な幼児児童生徒のためにより一層の機能の充実を図っていきたいと考えております。今後とも、本校地域支援部の取組への御理解、御協力をよろしくお願いします。

令和元年 栃特サポートセンターからのお知らせ

1 学校公開・学校見学会

 5月22日(木)に学校公開、7月2日(火)に知的障害教育部門の学校見学会、7月10日(水)に肢体不自由教育部門の学校見学会を行いました。
障害のある子どもやその保護者が、地域で切れ目なく支援が受けられるよう、家庭と教育と福祉の一層の連携が求められています。学校公開では、地域の障害児通所支援事業所等の職員が多数来校し、熱心に児童生徒の様子を見学していました。施設とは違った表情を見せる子ども達の様子を見て驚いている方も見られました。参加した多くの方より、今後も続けてほしいとの意見をいただきました。
 学校見学会では、参加者よりさまざまな質問事項が出され、本校教育への関心の高さがうかがえました。

2 栃特サポートセンター研修会

 8月9日(金)に上毛病院の星野美幸医師をお招きして、研修を行いました。
 内容 「指導支援が困難な児童生徒のより良い成長を目指して
                 ~教育と医療との連携から見えてきたもの~」
 第1部は「チームでの取り組み」として、実際の指導支援からどのように児童生徒が変容していったのか、本校職員が発表をしました。
 第2部では星野医師から、医療と他機関との連携や、治療方法、服薬についての説明をしていただきました。またいくつかの事例を、医療の観点から助言をいただきました。
 参加者アンケートでは、「教育と医療との連携が必要である」と回答した方が80%以上に上がりました。また、「教育と医療の連携について、実践したい方法が見つかった」と回答した方が70%以上でした。

3 新任特別支援学級担任のための研修会

 10月11日(金)「障害の理解」
 11月 8日(金)「行動の理解」
 12月 8日(金)「活用するための記録の意義」

 地域の小中学校における新任の特別支援学級担任に対して、講話と演習を合わせた内容を実施しました。年々参加者が増加しており参加された先生方から、今後に生かせる内容であったの意見が多数寄せられました。
 今後も障害の理解や障害の状態に応じた指導支援を行うための研修の充実が図れるよう努めてまいります。