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出前授業Ⅰ

   

1.行事名 


 SSH 出前講座 Ⅰ

   

2.実施概要 


 平成27年6月3日(水)

3.実施場所 


 本校(物理講義室・化学講義室・視聴覚室) 

4.参加者 


 1年生希望者 101名

5.実施概要 


【物理学】 「世の中に役立つバブルな話」
  筑波大学大学院システム情報工学研究科
  准教授 金子暁子氏

マイクロバブルには、気泡表面への不純物吸着により汚れを取る働きがある。泡が大きくなったり小さくなった時には、音と熱エネルギーが発生する。水質を浄化したり、血液中のガン細胞を壊す研究がなされている。



出前授業Ⅰ 物理


【化学】 「有機化学で働く分子を作る」
  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系

  准教授 矢島知子氏


フッ素有機化合物の性質とその活用の具体例(薬としての活用、物質としての活用、精密機器への活用、超はっ水素剤)。科学の意義と科学を志す者の心構え(文献、勉強、根気、経験、常識)。 



出前授業Ⅰ 化学


【生物学】 「味と香りの話」
  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 

  准教授 近藤るみ氏
 

味覚と嗅覚の仕組みや作用について。鼻をつまんで飴をなめることで、味覚だけでなく嗅覚も使って味を区別していることを身をもって経験。ショウジョウバエが産卵場所にオレンジを選ぶ理由は、天敵の嫌う成分が関係している。 



出前講座 生物


【講演について】

 高校理科の学習が進んでいない1年生にとっても、高度ではあるが刺激的な内容であった。理科に対する興味を高める効果があった。生徒には継続的にこのような事業を進めていくと効果がある。

【生徒の感想】

(物理) ひとつのものを突き詰めて研究いていくことのすばらしさを感じました。
(物理) 物理はどちらかと言えば苦手な分野だったが、今回の泡の話を聞いて世の中で役立つものの発見や発明ができることを知り、物理に対するイメージが変わった。

(化学) 分子の組み合わせが少し違うだけで有毒になるのはなぜだろうと疑問に思ったことがあったけど、今回の授業でそれが体内での酵素やサイクルが関係していることが分かってよかったです。
(化学) 日常生活でよく目にする身近なものの構造がとてもよく理解でき、今まで考えたことがなかったのでとても新鮮でした。

(生物) 単純に「味を感じる」という作業にも複雑な課程が私たちの体の中では行われていることを知り、人間はすごいと改めて感じた。
(生物) 人間だけでなく、様々な動物の感覚器官の働きについてもっと知りたいと思った。