マドンナリリー
 本校が栃木県立宇都宮第一高等女学校と称していた時の校章は、下野草に第一高女の数字の一をエンジ色で浮かし、その上に高女と書いた胸章であり、制服は白襟カバーのセーラー服であった。そして白襟カバーの右隅は胸章を小さくしたバッヂをつけていたのであるが、その後学制改革に伴い新制高校として再発足するに当たり、新しい徽章の制定の必要にせまられた。校名も栃木県立宇都宮女子高等学校と改称し、国画会会員川上澄生先生に委嘱して校章を制定した。
  この徽章はMadonna Lilyといわれるフランス白百合をかたどったもので、広く世界に知られている花言葉の清楚純潔を表している。と同時に純白の三相の花弁は、けがれない乙女の青春をもあわせ表している。