平成29年度 SPH活動報告・ニュース

SPH活動報告・ニュース

耐震構造の実験データを検証!

 8月3日(木)、本校建築デザイン棟1Fの実習室において、建築デザイン科3年生の課題研究班(12名)に対して、宇都宮大学関係の入江康隆先生、芝沼健太様から、木造建築の屋根の剛性や壁の強さ、地震波を変えた場合の強度変化の実験データについて、資料やスライドを使ってわかりやすく説明をしていただきました。この実験は、4月から5月にかけて本校起震装置に設置した木造建築モデルで行ったものです。
 今回の実験データの分析や検証により、通常の授業では学習することのできない「木造建築の振動特性」の、より高度な内容を探求し理解することができました。
 
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夏休み返上! 耐力壁12体を製作中!

 建築デザイン科の3年生の課題研究班(12名)が、本校建築デザイン実習棟において夏休みを返上し「鹿沼組子の耐力壁」を製作しています。
 この耐力壁は、10月下旬に(一財)建材試験センター(埼玉県草加市)で予定している、強度試験に使用するものです。木材に工作機械で切り込みを入れ、ノミと玄能で寸法を調整しながら、釘などを使わず手作業で組み合わせ耐力壁を製作します。耐力壁は全部で12体、夏休みの特別工程表で作業スケジュールを管理し、暑さと闘いながら伝統工芸の加工技術を学び駆使しながら、作業を続行中です。
 
 
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一日体験学習で「パルロ」が大活躍

 8月1日(火)、一日体験学習に参加した中学3年生・保護者(約1,900名)に対し、本校電子機械科で取組んでいるFA実習やFA装置について、人工知能ロボット「パルロ」が身振り手振りを交えて説明してくれました。
電子機械科では、AI(人工知能)の研究を始めるために、「パルロ」を導入しました。今後も、課題研究などにおいて、AIやロボット、またその活用方法について学習していきます。



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テクノプラザから発信

 7月24日(月)、本校テクノプラザ(本校北側道路に面したスペース)の掲示コーナに、SPHに関連した各種取組や成果をとりまとめたポスターを掲示しました。これには、本校のHPにリンクするQRコードを表示しました。また、このポスターより、本校でのSPHへの取組内容とその成果を、地域の方々をはじめ、JR雀宮駅や市立南図書館を利用する多くの方に発信していきます。

    
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アイディアをプレゼンテーション

 7月12日(水)と19日(水)の両日、1年生の各クラスで、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用し、「校内パテントコンテスト」へ応募した各自のアイディアを、クラス内で発表しました。
 自分のアイディアを人にわかりやすくプレゼンテーションすること以外に、他人のアイディアに意見や質問することを通して、自分のアイディアを見直すとともに、今まで学んできた「知的財産権」や「アイディアの発想法」について、さらに深めることができました。



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鹿沼組子の模型製作

 7月4日(火)、建築デザイン科3年生の課題研究班(12名)が「鹿沼組子の耐力壁」の縮尺模型を完成させました。
 この模型は、全国産業教育フェアなどで、展示や説明に使用するものです。伝統工芸の伝承にこだわり続ける吉原木芸様のご指導により製作しました。光の透過性もあり、鹿沼組子の持つ美しさと、地域に伝わる伝統技法についてあらためて学ぶことができました。
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栃木県建設業協会でSPHを報告

 6月29日(木)、栃木県建設産業会館会議室(宇都宮市簗瀬町)で開催された「高校生インターンシップ建設関係推進協議会」の中で、黒﨑利之建築デザイン科長と岡田英臣環境土木科長が、本校のSPHの進捗状況について、スライドやVTRを用いて報告しました。
 参加された一般社団法人栃木県建設業協会の方々をはじめ、行政関係や学校関係者に、これまでの成果を報告することができました。
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「技能五輪」を知る

 7月5日(水)、1年生の全員を対象として、学校設定科目「科学技術と産業」の時間を利用し、大講義室で講話「技能五輪について」を実施しました。  

 (株)日立製作所、技能五輪機械製図職種主査の鳴海裕一先生、指導員の小田原竜先生を講師にお招きし、「技能五輪」について、技能五輪の職種「機械製図」について、スライドやVTRを用いてわかりやすく説明いただきました。技能五輪には、様々な職種があることや、それが日本のものづくりを支えていることなどを学びました。

 アンケートからは、「技能五輪」について知っている生徒が54%から96%に、さらに「技能五輪」に挑戦したい生徒が、42%から63%に増えたことがわかりました。
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校内パテントコンテストへの応募始まる

 第12回校内パテントコンテストに向けての取組が、6月1日(木)から、各ホームルームで始まりました。このコンテストは、全生徒を対象とし、知的財産権や特許取得学習の一環として実施するものです。
 それにともない、1年生は、6月14日(水)から3回にわたり、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用し、「パテントコンテスト説明」、「アイディア発想法の学習」、「特許調べ学習」をそれぞれ行っています。
 「アイディア発想法の学習」では、「オズボーンのチェックリスト」を用い、効率的にアイディアを生み出す方法、「特許調べ学習」では、特許庁ホームページで、「知的財産権について検索する方法」を、生
徒たちはそれぞれ主体的に学びます。

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運営指導委員会を開催

 6月13日(火)10時から、本校の応接室で第1回SPH運営指導委員会を開催しました。委員の先生方から4名、学校から小林校長を含め5名が出席し、担当者の齋藤主幹がパワーポイントを使って、昨年度までの活動報告と、今年度の活動計画について説明をしました。今年度が研究の最終年度となるため、これまでの研究を踏まえ、成果を精査・検証するとともに、さらに研究を深め、最終的にはその成果を発信していくことが主な計画になります。
 協議においては、各委員から「SPH終了後にも継続できる展開を検討してほしい」、「デジタル化の進展に伴う技術動向の注視が必要」、「3年間で終わるのはもったいない」、「事業化へ繋げることなどを考えさせる取組があると活動が深まる」など、多くの貴重な意見をいただきました。これらを踏まえ、今年度の本校SPHの研究の方向性と進め方等が確認できました。
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「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験

 6月6日(火)、栃木県林業センター(宇都宮市下小池町)のご協力を得て、建築デザイン科3年の課題研究班(14名)が、「鹿沼組子による耐力壁」の性能試験を行いました。
この試験は、鹿沼組子の持つ美しさと強度を、木造住宅の耐力壁として使えないかを実験するものです。昨年の性能試験の結果から、部材の交差部分をピン接合で補強、柱・梁の構造、間柱の本数、組子のデザインを改良して実験しました。
 この試験により、さらに強度を高めるため、新たな課題や対応策が確認できました。

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環境土木科で「情報化施工」実習が始まる

 6月5日(月)、本校の西側施工実習場で環境土木科3年の生徒(20名)を対象として、「情報化施工」の基本を学ぶための実習を行いました。
 この実習は、レーザーレベルとセンサを用いた簡易的なシステムを用いて、「小型バックホーによる掘削」を行うものです。
 この実習により、情報機器を活用することで、ベテランの技術者でなくても情報に関する知識を活用すれば、掘削溝の深さを一定に効率良く施工できることを学びました。


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「外部講師による特別英語講座」始まる

 6月2日(金)放課後、特別教室で2・3年生希望者を対象として、「外部講師による特別英語講座」を開講しました。
 この講座は、(株)イーオンの山田美恵先生を講師とした、5回シリーズのライティング対策講座です。「まとまりのある文章を書く技術」を向上させていきます。
 今回は、「英文を書くためのアイデアを出す」方法を学びました。参加した生徒たちは、とても真剣な眼差しで、講義に臨んでいました。



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「ビジネスアイデアの発想法」を学ぶ!

 5月31日(水)、1年生全員を対象として、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用し、大講義室で「ビジネスアイデアの発想法、ビジネスプランの考え方」について、講話を行いました。  
 (株)日本政策金融公庫の小川竜興先生を講師にお招きし、発想したアイデイアをビジネスプランにまでいかに高めていくのかについて、スライドを用いてわかりやすく説明いただきました。アイデアとは、「既存の要素の新しい組み合わせ」であることや、ビジネスプランを完成するまでのノウハウと、創業について学ぶことができました。
 NHKのTV取材や、下野新聞社からの取材があり、本校の取組の
様子が各種メディアで紹介されました。
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知的財産に関する講義を開催

 5月17日(水)、1年生を全員対象として、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用し、大講義室で「知的財産権に関する弁理士による講話」を行いました。  
 山田特許事務所の山田毅彦先生を講師にお招きし、弁理士の仕事の内容や知的財産権について、資料やスライドを用いてわかりやすく説明いただきました。事後アンケートでは、97%以上の生徒が「弁理士や知的財産について知ることができたと思う」、「どちらかと言えばいえば思う」と回答がありました。知財権には、様々な種類があることや、それが多くの商品を支えていることなどを学ぶことができました。
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木造住宅の耐震実験について

 5月9日(火)、本校建築デザイン棟1Fの振動台に設置した木造住宅モデルで、耐震実験を行いました。4月27日に次いで、2回目の耐震実験になります。前回の実験では屋根の剛性を変えて実験しました。今回の実験では、壁の強さを変えて、強度の変化を測定しました。また、地震波をいくつかの波に変化させた場合についても実験を行いました。今後、実験後のデータの分析などにより、探求的な学習をさらに深めていきます。



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SPHガイダンス(2、3年生)


 5月10日(水)、2、3年生全員を対象に、各学年集会の時間を利用して、それぞれ大講義室、第2体育館で「SPHガイダンス」を行いました。  
SPHの最終年度にあたって、生徒一人一人がよりよい成果をあげるために、昨年までの事業内容を振り返り、今年度の事業計画について理解しました。生徒一人一人は、グローバル化やエンジニアに対して自分のイメージを持つことができました。



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生徒活動報告会

 4月26日(水)、大講義室において、1年生全員対象に「生徒活動報告」を行いました。環境土木科2年船山真里さんから「イギリス海外留学」について、機械科3年A組髙崎小夏さんから「宇都宮大学におけるグローバルサイエンスキャンパス」について、活動報告をしていただきました。
 船山さんからは、イギリス英語とアメリカ英語との発音の違いや、食事などの文化面の相違、留学先の授業や生活の様子についての報告がありました。高崎さんからは、学会で発表した「振動板上を運動するバウンシングスプリングの実験的研究」(英語版)の報告がありました。これらの話を通して、留学や、大学での研究、また英語の必要性など、学習に対する視野を広げることができました。
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SPHガイダンス(1年生)

 4月19日(水)、1年生全員対象として、学校設定科目の「科学技術と産業」の時間を利用して、大講義室で「SPHガイダンス」を行いました。
 担当者から、研究開発課題名「技術立国日本を担うグローバルエンジニアの育成」について概念図などを用いて、今までの活動内容や、今年度の計画について説明をしました。科学技術校としての本校に寄せられる県民の皆さんからの期待や、SPHでの活動内容について、生徒たちは理解し、グローバル化が進展する現代社会において、これから何が必要となるのか自ら考える機会を持つことができました。

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木造住宅の耐震実験始まる

 4月13日、本校建築デザイン棟1Fの振動台に設置した木造住宅モデルに、耐震実験のためのセンサーを取り付けました。これは、宇都宮大学との共同研究で、木造住宅の耐震構造を研究するものです。昨年度は、アルミ材の縮小模型で耐震構造の強度を実験しました。
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