2017年8月の記事一覧

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 2017 7月

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News           JUL 2017  Vol.16

 夏の大会では多くのご声援を頂き、ありがとうございました。熱い応援に後押しされ、スタンドと一体となって戦っていることが実感できました。選手は心強かったことと思います。
 開幕戦となった足利高校戦は、8対7での劇的な逆転勝ち。一時は0対7とリードされる展開ながら、選手は誰一人として諦めず、土壇場での嬉しい勝利を飾りました。やはり大会で勝って歌う校歌は格別でした。続く2回戦の宇都宮東高校戦は、一転して終盤の猛追に遭い、6対7で辛くも逃げ切り。勝つことの難しさを本当に感じました。そして迎えた3回戦は、春の優勝校である白鴎大足利が相手。選手は優勝候補を相手にも、正面から堂々と戦いました。結果は2対12の敗戦となりましたが、チームが一丸となっての戦いは立派でした。今大会は、最後まで諦めないという“足工魂”を体現した戦いを後輩に見せてくれたという点でも足工野球部にとって大きな財産であり、3年生には胸を張って欲しいと思います。“このチームでもっと野球がやりたい”と思う、好チームでした。選手は本当によく頑張りました。
 そして、今大会初戦の勝利が、足工野球部として記念すべき“夏の大会150勝”になるとのことでした。栃木県内では作新学院、文星芸大附属、宇都宮工業に続く4校目の快挙であり、県立高校としては2校目。宇都宮以外のチームとしては初めてとなります。改めて先輩方の偉大さを感じ、部員にはそのチームの一員であるという誇りを胸に、グラウンドに立って欲しいと願っています。
 また、集計してみると昨夏の新チーム結成から113試合を消化し、通算成績は50勝57敗5分け(雨天ノーゲーム1)という戦績でした。振り返れば、南部地区予選や市内大会での悔しい敗戦など、決して順風満帆な1年ではありませんでした。そんな中でも1人1人が自分との戦いに挑んだ35㎞マラソン。深夜2時過ぎまでの練習を敢行した第1回強化合宿。第2回の合宿では、60本ダッシュ等にも取り組みました。そして何より、学校生活との両立に苦労しながらも頑張り抜いた日々の練習と本当に様々なことがありました。3年生の頑張りには、頭の下がる思いです。ご苦労様でした。
 3年生にはこれから、それぞれの希望する進路実現に向けて努力して欲しいと思います。グラウンドでの頑張りがあれば、何でもできるはずです。足工のユニフォームを着て3年間野球をやり遂げたことに誇りを持って下さい。そして、3年生の保護者の皆様、今までありがとうございました。おかげさまで良い環境の中、思い切り野球をやることができました。これからも足工野球部は良き伝統を引き継ぎ、努力し続けます。今後も変わらぬご支援をお願いします。