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理科

2年化学「中和滴定」

こんにちは。理科教員です。中和滴定について生徒は学習しました。

第1回:中和ってどういうこと?~吾妻川の水質から考える~
最初の授業では、「中和」の原理について学び。吾妻川の水質改善の事例をもとに、酸性の水がどうして問題になるのか、を考えました。さらに、酸の濃度を実験的に求めるにはどうすればよいのかを考えました。

第2回:実験で確かめよう!~中和滴定にチャレンジ~
いよいよ実験です!

酸(酢酸)に塩基(水酸化ナトリウム水溶液)を少しずつ加えていき、色の変化で中和点を見つけます。フェノールフタレインの色が変わる瞬間に、教室がちょっと盛り上がりました。

 

次回は第3回:結果をまとめて考察しよう!~グラフで見える中和点~
です。

中和は奥が深いですね!

2年化学「酸の強さ」

こんにちは。理科の教員です。

 

授業の問いは「酢を飲んでも平気なのに、塩酸を飲んだらなぜ危険なのか?」です

 

 

生徒は様々な予想をします。

実際に飲むわけにはいかないので、マグネシウムリボンを用いて、酸の反応性を見ていきます。

多くの金属は、酸と反応すると水素が発生します。

水素の発生の様子を観察し、授業の問いに迫っていきます。

 

塩酸の方が激しく水素が発生しました。

なぜ、塩酸の方が激しく水素が発生するのか。生徒は様々な仮説を立てます。

「仮説を検証するにはどのような実験をすればよいか」と教員が投げかけます。

 生徒は様々なアイディアを出してきます。

 

時間があれば検証実験をしたかったですが、これで1学期の授業は終了です。

 2学期もたくさん実験していきます!!!

3年化学×社会「What is a good medicine for you?」

こんにちは。理科教員です。

 

今月はSTEAM月間ということもあり、化学×社会で教科横断型授業を行います。

 授業の問いは「What is a good medicine for you?」です。

 患者、医師、科学者、製薬会社、政府という異なる立場から見る“良い薬”とは何でしょうか?

 

 

生徒は各役になりきって、自分の考えを発表します。 

資料を読み、サリドマイド事件を題材に、なぜ薬害が起こったのかを考察します。

 

化学教員からは「薬効」、「鏡像異性体」、社会教員からは「倫理観、企業の体質」等について話がありました。

 

 今回は、新型コロナウイルスのワクチン、サリドマイドの新しい可能性等、深い学びがたくさんありました。模範解答のない“納得解”を探究する授業でした。見学に来られた先生方も、驚きが多々あったようです。

 

最後に、生徒は改めて「良い薬とは?」という問いに向き合いました。

3年化学「セッケン」

こんにちは。理科教員です。

 

本日はセッケンについて学習します。

 

 

まずは液性の確認です。セッケン溶液は、、塩基性(アルカリ性)です。

生徒は結構驚いていました。

 

続いて、塩酸を加えていくと、、、ろうそく状の物質が!

 

そして、水酸化ナトリウム水溶液を加えていくと、再び泡立つようになります。

 

 

加水分解反応、弱酸遊離の反応等、いろいろ復習できました。

 

最後に、あらかじめ試験管にとっておいたセッケン溶液に、塩化カルシウム溶液を加えます。

 

 

セッケンカスが生じ、泡立ちません。

 

地域によっては、水道水にカルシウムイオンが豊富に含まれるため、固形セッケンは泡立ちづらいそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2年化学「酸と塩基」

こんにちは。理科教員です。

 

本日は2年生の実験です。

 

まずは、中学校の内容を思い出す実験をしました。

 

BTB溶液、フェノールフタレイン溶液の色の変化です。

けっこう忘れていました・・・か?

 

続いて、電気伝導性の確認です。

 

テスターを用いて、簡易的に電気伝導性を確認します。

 

酸・塩基の水溶液では電気伝導性が確認できました。

 

これらの結果から、酸と塩基がどのような性質を有するのかを推測します。

 

中学の内容と高校の内容がつながり、一部の生徒には達成感があったようです。