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理科

2年生物 カタラーゼの反応と温度

こんにちは。理科実習教員です。

2年生の生物でカタラーゼの実験を行ったので報告です。

ブタのレバーに含まれるカタラーゼと過酸化水素水を用いて、

温度によって反応に違いが出るのかを実際に実験で見てみました。

先生から手順の説明

今回の温度設定は、0℃、40℃、70℃

予想通りの結果になったでしょうか?

後片付けまで、協力してできています。GOOD!

 

実験自体はすぐに終わってしまいましたが、理科は実際に実験をやってみることが大事ですね。

見て聞いて匂って、経験を記憶してくださいにっこり

 

3年化学「アミノ酸②」

こんにちは理科教員です。

「アミノ酸の立体構造と性質」をテーマにした授業を行いました。

授業の問いは、「アミノ酸は有機物でありながら、融点が異常に高いのはなぜか?」。この謎を解き明かすため、まずアミノ酸の構造と官能基の性質に注目しました。

 

 

生徒たちは分子模型を作成し、立体構造を再現しながら考察を進めます。ヒントとして提示されたのは双性イオンの存在。模型を見ながら「なるほど、だから強いイオン結合が働くんだ!」と気づく瞬間があり、教室は盛り上がりました。

さらに、アミノ酸が緩衝作用を示すことにも言及し、血液や細胞内でのpH調整など、生物との関連を意識した学びを深めました。そして最後は、ペプチド結合を模型で再現し、生命活動を支えるタンパク質の構造へとつながるダイナミックな世界を体験しました。

次回はタンパク質です。

3年「アミノ酸①」

こんにちは理科教員です。

「アミノ酸って何?」をテーマにした授業を行いました。

導入では、「味覚はいくつあるの?」という問いからスタート。甘味・塩味・酸味・苦味、そして“うま味”という5つの味覚について考えました。

次に、うま味の正体を探るため、味の素誕生のドキュメンタリーを視聴。グルタミン酸ナトリウムがどのように発見され、日本の食文化を変えたのか、その科学と歴史に触れました。

そして、いよいよ実験タイム。おにぎりに味の素をふりかけて試食し、うま味の力を舌で体感します。「うまい!!」「こんなに違うんだ!」と驚きの声があがりました。中には、おにぎりを2個持ってきた食いしん坊な生徒もいて、さらに盛り上がりましたね!

化学は難しいだけじゃない、身近でおいしい発見がたくさんあることを実感できる授業になりました。

味の素創業者も「化学は無用の長物ではない」とおっしゃています。化学は実生活に大きく関わっています!

3年化学「糖の立体構造」

こんにちは理科教員です。

糖類の性質と構造について、ちょっと楽しい実験的な学びを進めています。

糖類ってどんな構造?
単糖や二糖類の特徴を整理しながら、分子の形や性質をじっくり観察。
ペーパークラフトで立体構造を再現!
α-グルコースとβ-グルコースの違いを、紙の模型で作ってみることで、教科書だけではわかりにくい立体構造をリアルに体感します。

 


スクロースはなぜ還元性がない?
模型を使って、スクロースの構造を確認しながら「なぜ?」を解き明かします。


この活動を通して、生徒たちは「分子の世界」を目で見て、手で触れて理解する楽しさを実感しています。

調査研究

こんにちは理科教員です。

県教育委員会より、教科指導の充実に関する調査研究を依頼され、現在取り組みを進めています。

今回の研究コンセプトは、「単元を貫く問い」を設定し、学びを深めることです。

その中心となる問いは、「天然高分子化合物の構造は生命活動にどのようにかかわっているのか?」

3年生理系クラスを対象に、探究的な学習を通して、深い学びの実現を目指します。

(研究成果の詳細は、1月末に開催される教育研究発表会にて報告予定です。)

今後、本HPでは、扱った実験等を抜粋して紹介していきます。