学校日誌

2019年12月の記事一覧

進路体験発表会

進路体験発表会が、本校第1体育館にて行われました。
3年生の就職内定者8名と、大学・専門学校合格者6名が、進路実現に向けて努力したことを1、2年生の前で発表しました。
1、2年生はメモを取りながら、真剣に耳を傾けていました。


        

生物生産科1年 先進地見学

いちご研究所の見学と農業フォーラム2019
12月9日(月)に生物生産科の1年生が先進地見学として、午前に栃木市のいちご研究所の見学、午後に宇都宮市で行われた農業フォーラム2019へ参加してまいりました。午前中のいちご研究所では最新のいちごの飼育技術や施設の見学とともに新品種などについての講義を聴くことができました。午後の農業フォーラムでは就農意識が高まるような「農業の魅力」についてのパネルディスカッションに参加し、とても有意義な時間となりました。

              

芳賀地区農業青年実績意見発表会

芳賀地区農業青年実績意見発表会
12月2日(月)に行われた芳賀地区農業青年実績意見発表会に参加しました。昨年度に引き続き、生物生産科の「北陵いちご豚プロジェクト」の発表をさせていただきました。芳賀地区の青年農業者や農業振興事務所の方々に見ていただける機会はなかなか無いので、良い経験になりました。今回は2年生が発表者としてデビューを飾りました。緊張している面持ちでしたが、次回の発表する機会に向けて、良いスタートが切れたと感じています。

                    

花丸 本校のシクラメンが金賞受賞!!

本校シクラメンが金賞受賞!!
 とちぎ花センターで行われている「栃木県シクラメン&冬の鉢花展覧会」において、本校が出品したシクラメンが金賞(アポロ)と銀賞(リップオレンジ)を受賞しました。このシクラメンは、草花専攻生が去年の12月に播種したもので、受賞の報告を受けた際は、とても感激しました。
 そこで、12月6日(金)生物生産科の草花専攻生(2・3年生)で、展覧会の視察に行ってきました。本校から出品したシクラメンの他、県内の農業高校、農家さんのシクラメンやポインセチア、プリムラなどが展示されていました。
 今週から来年度用のシクラメンの播種が始まります。良いものが作れるように、頑張りたいです。
       

デコレーション実習を行いました。

デコレーション実習を行いました。
食品科学科の3年生は12月3日に、1年生は12月4日に、2年生は12月5日にデコレーション実習を行いました。3年生は3度目ということもあり、手早くケーキを作っていました。
2年生では、ほかの学年ではみられなかったチョコレートクリームを利用した作品もみられ、学年による個性がみられました。


一方、1年生はというと、2学期後半は食品化学・食品製造の授業では脂質とその性質を利用した食品をテーマに学習をしており
、クリームが固まる
原理(*1)等もあわせて学習しました。
   
 1 生クリームは水中油滴型のエマルション(エマルジョン)です。
 エマルション(エマルジョン)は乳脂肪が水中で分離せず平均に浮遊しているような液体をあらわす用語です。
 乳脂肪は脂肪球膜といって、表面に極性を持つ(水と親和性の高い)膜で覆われた状態にあるため分離せずに浮遊していることができます。しかし、ホイッパーでかき混ぜられるとその膜が崩れ、内部の脂肪球どうしが凝集し、最終的には気泡を取り込んだ網目状に変化していくのです。乳脂肪により形成されているつながりですから、温度が高くなると固さを失うことになりますし(バターを想像してください)、ホイップする際には10℃以下の温度で泡立てるときめの細かい状態にできる。また、膜を壊しすぎれば脂肪球の大きなかたまりが形成されるので、空気を含みにくくなり、最終的には分離してしまう。
 こういった理論を知り、実際にやってみることで生徒のみなさんもよりよく理解できるのではないでしょうか。
 余談ですが、従来、エマルジョンと呼ばれていましたが、最近ではJIS規格ではエマルションと表記されているため、この記事では併記しています。
 このように、食品科学科の授業においても、農業という総合科学の1分野として、日々、学と業とを両の手に生徒の学びが展開されております。

 そして、最後には試食することも学習の一部なのです。