キャリアクション・プロジェクト

キャリアクション・プロジェクト

第2学年「高校卒業後に待っている成年者としての世界」

10月25日(火)、東洋大学法学部より根岸謙先生をお迎えし、成年年齢の引き下げをテーマとした講義をお聞きしました。「”成年者”になると、法律上、どのような権利・義務を有するようになるのか」。民法を扱う一見難しそうなテーマでしたが、コンビニでの買い物やお年玉などの身近な例えや根岸先生の楽しい語り口によって、非常に分かりやすく興味深い講義となりました。大学とは何をする場所なのか、大学で学ぶためには何が必要なのかのお話も盛り込まれ、来年度18歳になる2年生にとって、大学での講義の雰囲気も感じられた有意義な時間でした。「成年になると自由が増えるけど、その分義務を負い、自分で責任を取らなければならないことが改めて分かった」「”大学とは自分の価値観をブラッシュアップするところ”という言葉が印象に残った」「大学で学ぶのが楽しみになった」などの感想がありました。

キャリアクション・プロジェクト「看護の出前授業」

10月11日(火)7時間目、新小山市民病院にお勤めの現役看護師、飯島翼様を講師にお迎えし、「看護の出前授業」を実施しました。受講者は看護職に関心を持つ1~3年生の希望者40名です。

看護職の仕事内容だけでなく、やりがいや難しさ、病院勤務以外にも活躍の場があること、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を選べることもお話しいただき、看護職を希望する生徒たちはその目標を更に明確にすることができました。「高校や大学の時よりも、看護師になった今のほうが多くのことを学んでいる」という飯島先生のお言葉が印象に残った生徒も多く、特に入試を控えた3年生たちには学習へのモチベーションにつながったようです。

第3学年コミュニケーション・トレーニング

8月19・22・25日の3日間、「コミュニケーション・トレーニング」が行われました。受験予定先の試験で面接やグループ討議が行われる生徒、看護医療・教育・福祉・心理など対人コミュニケーション能力が要求される分野に進学したい生徒など、希望者を対象にしたプログラムです。
普段ぼんやりと考えていることも、改めて言葉にしようとするとなかなか難しいものです。聴き方・話し方・志望理由や自己PRの話し方などについて、実践的に学べるこのプログラムは、入学時の「構成的グループエンカウンター」と合わせて本校が長年取り組んでいる特徴的な活動の一つです。
25日は、「幸せの定義」についてグループ・ディスカッションを実施しました。写真は各自の定義を発表した後に、それらがどのように分類されるか話し合っている様子です。先生方のリードで、参加生徒たちは自ら挙手して発表し、仲間達の意見にも熱心に耳を傾けていました。

キャリアクション・プロジェクト⑥2学年「先輩の話」

7月19日(火)、本校の卒業生である大学生5名が来校し、2年生に向けて各教室でお話しをしてくださいました。各大学での学びの内容やコロナ禍での学生生活の様子など、先輩方の生の声をお聞きして大学生活のイメージが膨らみました。また、失敗や反省も踏まえての高校時代や受験に関するお話しは、非常に実感のこもったアドバイスとして心に残りました。5名の先輩方も当初は緊張の面持ちでしたが、友人や先生方との再会に笑顔があふれ、充実した大学生活を送る様子に頼もしさが感じられました。

キャリアクション・プロジェクト⑤1学年出前授業(その3)

7月12日(火)
○情報分野 宇都宮大学 共同教育学部 自然科学系技術分野 教授 川島芳昭 先生
サイバー犯罪の被害から自分の身を守るだけでなく、無自覚なまま加害行為を行わないためにも、情報モラルについて学ぶことの重要性を実感した講義でした。「ネット上のやりとりで、想像上の人物を作り上げてしまってはいけない」「『知識として知っている』を『やっている、守っている』へ」という先生のお言葉が印象的でした。


○保育分野 石橋おはなし会
保育分野では、小学校での読み聞かせ「小西おはなし会」を計画しています。絵本の持ち方、読み方、間の取り方など、読み聞かせの技術を石橋おはなし会の皆様から学びました。短い時間でしたが実習をすることもでき、今後の実践に繋がる講習会となりました。



○国際分野 JICA国際理解講師 大貫 文 先生
青年海外協力隊員として、ネパールに派遣されていた大貫先生。ネパールの地理や食生活、文字や学校の様子など、豊富な写真とともに非常に具体的にお話しくださいました。現地で活動する中で、国際援助の現実に葛藤を抱いた経験も語られ、求められる国際協力とはどのようなものなのか、非常に考えさせられる内容でした。

キャリアクション・プロジェクト④1学年出前授業(その2)

7月5日(火)

○栄養分野 女子栄養大学 倉持光江先生

「栄養にかかわる仕事」について講義をしていただきました。「食」が人を作っており、栄養に関する職業は人の一生にかかわる仕事であること、それぞれの生活スタイルを踏まえたサポートをするには、コミュニケーション力が重要であることが分かりました。


 
○教育分野 宇都宮大学大学院 教育学研究科 教育実践高度化専攻 准教授 小野瀬善行 先生

大学院生7名とともに来校してくださいました。まず小野瀬先生より、「教育学」という学問で扱う内容を具体的な事例を交えてお話しいただいた後、小グループに分かれ、大学院で学ぶ現職の先生方から教職の魅力や課題などについてリアルなお話しを聞くことができました。教育関係に興味のある3年生も参加しました。

 

 ○ものづくり分野 2年生とともに帝京大学インターンシップに参加

工学部の体験授業を受講し、「ぶつからない車作り」や航空機とヘリコプターの違いなどについて学びました。一足先に大学での学びに触れることができ、その専門性やスケールの大きさが印象に残ったようです。

7月11日(月)
○医療分野 国際医療福祉大学 言語聴覚学科 教授 前新直志 先生
ことばによるコミュニケーションに困難を抱える人々を支援する言語聴覚士。映像を交えて先生にお話しいただくことで、この学科で学ぶことの具体的なイメージに繋がりました。実際に訓練を受け、大きな効果を得た子どもさんの記録映像は大変印象的でした。



○まちづくり分野 宇都宮大学 地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科 准教授 石井大一朗先生・大学生4

 まちづくり分野15名は、小・中・高生のための地域の学び場・遊び場・憩いの場をつくろうと廃校利用や空き家利用等による地域の活性化を考えています。大学生からの空き家利用の事例紹介とグループでのディスカッションを行いました。廃校等の利用を考える際の留意点を学ぶと共に、一人ひとりが意見を出すことによって、様々な視点からアイディアが広がることを体感できました。 

キャリアクション・プロジェクト③1学年出前授業

1学年は各自の興味関心に応じて9つの分野に分かれ、それぞれの研究をスタートさせました。各分野に関する知識を深めるために、7月は大学等から講師を招いて出前授業を受講しました。各分野の様子を数回に分けてお伝えします。

 

7月4日(月)

○医療分野 国際医療福祉大学 医療福祉マネジメント学科 教授 山本康弘 先生

近頃耳にすることの多い「チーム医療」ですが、医療福祉分野での様々な職種についてお話しいただきました。各職種が、お互いに密接に繋がりながら現場で活躍していることをお聞きし、初めて知る職種に興味を持った生徒も多かったようです。



○保育分野・教育分野 白鷗大学 教育学部児童教育専攻 准教授 中村三緒子 先生

子どもの発達段階に応じた対応の仕方を学びました。紙人形を使っての実演など、具体的で分かりやすくお話しいただきました。目線や興味を引く話し方など、今回の授業で得たことを心掛け、絵本の読み聞かせなどの実践に活かしていきます。


○スポーツ分野 白鷗大学 教育学部 発達科学科スポーツ健康専攻 教授 竹島克己 先生
スポーツを行う上での栄養や休養の重要性をお話しいただきました。「何を食べるかではなく、どう食べるか」、「今強い人は強い、長くやる人も強い」など、心に残るフレーズがたくさんありました。姿勢の良さがやる気やいいプレーに繋がるとお聞きし、良い姿勢を心掛け、柔軟運動を実践していきたいとの感想がありました。

キャリアクション・プロジェクト②2年大学見学

7月5日(火)第2学年の生徒が2コースに分かれ、大学見学を実施しました。

大田原市にある国際医療福祉大学では、視機能療法学科や作業療法学科の体験授業を受講し、学内の施設を見学しました。充実した実習用設備を目にし、検査などを実際に体験することで、医療職の具体的なイメージに繋がりました。

帝京大学宇都宮キャンパスへのコースでは、「進路選択と探求学習に関するインターンシップ」に参加しました。模擬講義の聴講や研究室体験などを各自が選択しましたが、今まで視野に入っていなかった分野の面白さに気づいた生徒も多かったようです。

両コースとも、大学の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会となり、生徒からは「ネットで調べるのも良いが、やはり直接足を運んで見たり聞いたりしたほうが、自分にとってよりよい経験になる」「自分は将来への視野がとても狭かったことに気付かされた」「自分の将来について、そろそろ真剣に考えた方がいいと気づいた」などの感想が寄せられました。




キャリアクション・プロジェクト①1学年「職業講話」

5月16日(月)7限

3年間にわたって取り組む本校独自の探究学習「キャリアクション・プロジェクト」。その第一歩として、1学年を対象にした職業講話が実施されました。講師は本校同窓会の副会長である露﨑様です。社会の第一線で活躍している先輩のお話に、1年生はメモを取りながら熱心に耳を傾けました。「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」「逃げを早くに打たない」「『意識』することで『知識』に変わる」など、進路を考える上で大きな刺激となるお話をたくさん伺いました。ご紹介いただいた松下幸之助氏の「企業は社会の公器」という言葉は多くの生徒に響いたようです。社会のために何ができるかを考え、実践することのすばらしさについて、多くの感想が寄せられました。

キャリアクション・プロジェクト㉖2学年発表会

 1月31日(月)

 2学年は、進路や興味関心に応じた課題を設定し、個人での研究を進めてきました。研究の成果をポスターにまとめたものを全員が同級生や1年生に向けて発表をしました。感染症対策のため10会場に分かれての実施となりましたが、どの教室においても、図やグラフを丁寧に説明する姿や、活発に意見交換をする姿がありました。ポスターには、テーマに関する地域の課題や進路実現に向けての決意が含まれており、進路についてより深く考えるきっかけとなりました。1年生が見学に訪れる中、上級生として立派な発表でした。