キャリアクション・プロジェクト
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 スポーツ分野」
7/10(月)
白鴎大学教育学部発達科学科スポーツ健康専攻 濱﨑 裕介准教授をお招きし、スポーツ運動学がご専門の濱﨑先生に「人生を豊かにするためにスポーツとの関わり方を理解しよう」というテーマで出前授業を行っていただきました。そもそも「スポーツ」とはどういうものを指すのか、ということからお話ししていただきました。普段スポーツに親しんでいる生徒も、「スポーツ」を改めて考え直すきっかけになったと思います。また、スポーツには「する」「見る」「支える」といった多様な関わり方があるということがわかりました。大学での研究や論文の内容も紹介していただき、スポーツに対する関心がより一層深まっただけではなく、進路意識も高まる有意義な時間となりました。
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 栄養分野」
7/3(月)
高崎健康福祉大学 健康栄養学科 竹内真理 先生をお招きし、「栄養とダイエット」についてご講話を頂きました。
栄養・食を通して人々の健康と幸福に貢献する栄養士の仕事である。対象者の意思や感情、嗜好、生活状況、センスといった複合判断はAIにはできない。
糖尿病の食事療法として野菜やきのこを先に食べてから食事をすると検討をコントロールできる。血糖値の上昇を抑えられればブドウ糖に取り込みも抑えられ、ダイエットに約に立つかもしれない。他に何を先に食べればダイエットに繋がるかは研究中だそうです。
栄養士・管理栄養士に興味を感じた人は
・予習・復習の習慣を身につける ・理系の科目に苦手意識の克服する
・日本語力を身につける ・身体と精神力を鍛える 以上心がけましょう。
7/10(月)
高崎健康福祉大学 健康福祉部 木村 典代 先生をお招きし、「選手の夢を食で支えるスポーツの関わり方を理解しよう」についてご講話を頂きました。
スポーツ栄養士とは、選手の身体状況や栄養摂取状況を把握し、その個人にあった適切な栄養サポートを行う人のことである。スポーツを栄養に取り込む理由はコンディションの維持、身体面・体力面の維持・向上、無理なくウェイトコントロールが可能、環境が異なる場所の食情報が入る、試合当日の集中力の向上等があげられる。スポーツにおける「心技体」は同じ練習をしても同じ時間を費やしても、心と技を支える体が土台なので、強くならない。
たんぱく質と脂質のバランスが良い牛乳を筋グリコーゲン回復のため運動後30分以内に意識して飲みましょう。
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 保育分野」
7月3日
「保育士と子育てママとの交流会」と題して、現役保育士であり本校の卒業生でもある奈良部先生と2歳のお子様を子育て中のママ達 青山 恵理先生 相川 弘美先生をお迎えして、子育てママが抱える問題や保育士ならではの視点など、生徒の質問に応える形で交流会を行いました。保育士が抱える課題や子どもと関わる楽しさについて実際にお話を聞くことができました。また妊婦のときに物を拾う大変さなど実際にリュックサックを背負う体験しました。2歳の子どもたちと一緒に遊び、柔軟な感性に触れました。
7月4日
岩城 淳子先生(白鴎大学教育学部教授)をお招きし、最初に、単細胞から始まる人間の進化の過程(系統発生)と受精卵から始まる赤ちゃんの成長の過程(個体発生)の共通点について講話されました。365億年前の海の中のバクテリアから進化の歴史を追っていくと、人間が歩くようになる約1歳3ヶ月程で今の新人類に例えることができるというお話は大変興味深いもので、生命の神秘を感じました。その後、少子化問題にも触れ、出生率とその背景となる社会問題との関連性にも注目し、体系的に現代の少子化問題について学ぶことが出来ました。岩城先生はLife Educationをご専門にされておりLifeは訳すと人生、生活、生命、自立・自律とありますが、その全てを大切に「健康教育」というテーマで講義をされているということで、学生には先を見通した人生について考える機会を設けているとのことでした。
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 医療分野」
7月3日(月)
国際医療福祉大学 医療福祉学部 学部長 教授 山本 康弘 先生をお招きし、「チーム医療・チームケア」の観点から様々な専門職種を知ることができました。
生徒からは「福祉(ふくし)の頭文字は、(ふ)普通に、(く)暮らせる、(し)社会・幸せ、という言葉が印象的である。共に生きる社会の実現に向けて、今の様々な学びから基礎を身に付けていきたい。」という感想もあり、進路選択についての視野を広げただけでなく、学習意欲の向上にもつながったようです。
7月10日(月)
国際医療福祉大学 保健医療学部 言語聴覚学科 教授 前新 直志 先生をお招きし、リハビリテーションとは、単に機能訓練をさす言葉ではなく、その人にあった生活に近づけるための治療やトレーニングであるということを学びました。また、日本語の不思議な規則性を体験させていただき、発音の仕組みについて興味を持つことができました。生徒からは「色々なことに興味や関心を持って生活していくことの大切さに気付いた。」という感想がありました。興味を持ったことについて深く調べていくことが、将来の職業選択につながっていくかもしれませんね。
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 ものづくり分野」
7月4日(火)
帝京大学 航空宇宙工学科 教授 真子弘泰先生をお招きして「ロケットエンジン開発」というテーマでお話をいただきました。ロケットエンジン制作の歴史や、開発における失敗の動画などを通して、「失敗から学び新しいものの創造につなげる」というものづくりの考え方を学ぶことが出来ました。失敗を恐れずチャレンジすることの大切さを学ぶことができ、将来の進路選択の視野が広がりました。
7月11日(火)
帝京大学 機械・精密システム工学科 学科長 篠竹 昭彦先生をお招きして「鉄鉱石から鉄を作る」というテーマでお話をいただきました。私たちの身近にたくさんある「鉄」がどのようにして作られているのか、現在の鉄作りの課題は何なのか、という専門的な内容を学ぶことができ、ものづくりへの興味関心がより一層高まりました。
キャリアクション・プロジェクト 第1学年「出前授業 まちづくり分野」
7月3日(月)
小山市教育委員会文化振興課 文化振興係より講師の先生をお招きし「文化芸術活動の育成・支援について」をテーマに、ご講話いただきました。心を豊かにするには文化芸術活動が必要であり、そのために小山市では文化芸術活動の育成・支援を積極的に行っていることやハンドベルを使ってまちづくりを行っていること、課題として後継者不足があることなどを知ることができました。生徒たちはハンドベルに興味を持ち、自分たちも演奏してみたと話していました。
7月11日(火)
小山市役所都市整備部建設指導課空き家対策係より講師の先生をお招きし「他人ごとでない空き家の話」をテーマに、ご講話をいただきました。小山市における空き家の現状、空き家が発生してしまう要因、小山市の空き家に関する施策などについて知ることができました。地域の高校生が空き家利活用案を提案していることも知り、生徒たちはこれから自分たちにもできることを探していきたいと考えたようです。
「キャリアクション通信 第9号」発行
探究学習における今年度前半の取り組みを振り返る「キャリアクション通信 第9号」を発行しました。出前授業、先輩の話、大学見学、学校祭、コミュニケーション・トレーニングと、様々な機会に校内外の人々と触れ合い、新たな気づきや知識を得ることができました。活動後に実施しているアンケートに寄せられた生徒の声も抜粋して掲載していますので、是非ご一読ください。
キャリアクション・プロジェクト① 第1学年「職業講話」
3年間にわたって取り組む本校独自の探究学習「キャリアアクション・プロジェクト」。その第一回目として、第一学年を対象にした職業講話が実施されました。講師は本校同窓会の副会長である露﨑智宏様です。本校の同窓生であり、社会の第一線で活躍されている先輩のお話に生徒たちはメモを取りながら、真剣な眼差しで聴いていました。
生徒たちの心に特に印象付けた言葉は「失敗は行動した証」「失敗してもリカバリ-できる」でした。挑戦という高いハードルに対し躊躇していた生徒たちから、勇気をもって第一歩を踏み出そうと思うようになったという声が多数寄せられました。
また、災害時、電気自動車(リーフ)を使って電気を供給していたというお話しを聴き、企業の社会貢献や社会的責任について理解を深めるいい機会となりました。
今回の講話を機に、生徒たちは社会のために何ができるか、そして今後自分がどのような道を進むべきかについて考える意識が芽生えたように思えました。
1学年まちづくり分野「小学校の跡地利用に関するプレゼンテーション」
1月31日(火)、廃校となった豊田北・豊田南の両小学校の跡地利用について、1学年まちづくり分野の生徒たちが小山市教育委員会職員の方5名を前にプレゼンテーションを行いました。まちづくり分野の25名は5班に分かれ、本校生へのアンケートや豊田小学校での児童との交流、宇都宮大学の学生とのディスカッションを通し、企画書をまとめてきました。カフェの開設やスポーツ・音楽活動のための施設貸出しなど具体的な活用案は様々でしたが、「異なる世代の人々が交流し、地域の良さを生かしながら更なる活性化につながる施設に」という思いは全ての班に共通するものでした。1学期に始めたグループ研究の集大成として貴重な機会をいただき、大きな達成感につながりました。
※この活動に関する記事が2月2日(木)下野新聞に掲載されました。
令和4年度キャリアクション・プロジェクト発表会
1月23日(月)24日(火)の6・7時限、1・2学年がそれぞれ「キャリアクション・プロジェクト発表会」を開催しました。当日の欠席者を除く全生徒が学習内容を発表すると同時に、お互いの発表を聞き、評価し合いました。本校の探究学習「キャリアクション・プロジェクト」の目標の一つに発信力の向上があります。学校祭や豊田小学校との活動等を通して他者に伝える経験を積んできましたが、この発表会が今年度の探究学習の総仕上げとなりました。
〇1学年
4会場に分かれ、グループによるパワーポイントを活用した発表を行いました。1学期から、各自の興味に合わせて9分野に分かれ活動してきましたが、当日は「豊田小学校での持久走大会補助(スポーツ分野)」、「ロマンス詐欺(情報分野)」、「小山市や栃木市の外国人居住者へのサポート(国際分野)」、「教育格差(教育分野)」など、各分野が更に数グループに分かれてテーマを設定し、調べたことや学んだことをまとめて発表しました。スライドも工夫されており、他分野の発表も興味を持って聞くことができました。
〇2学年
個人研究を進めてきた2年生。ポスターセッションの形を取り、12会場に分かれて一人一人が発表しました。テーマは「救急救命士の現状」、「花粉症から学ぶ環境問題」、「音と脳」、「赤ちゃんと絵本の関係性」、「映像技術の進化」など、各自の進路希望につながるものも多く、非常に多彩でした。7時限目は1年生も聴衆に加わりました。2年生の間で発表し合った6時間目には、各教室とも雰囲気に硬さが見られましたが、7時間目は緊張もほぐれ、下級生も加えた聴衆の前で堂々と話すことができていました。1年生にとって、良いモデルとなりました。