日誌

山岳部からのお知らせ

晴れ 山岳部 H28 夏山登山の報告

本年度の夏山は、8/3~6までの日程で長野県の白馬に行ってきました。
白馬三山縦走ということで、栃木高校山岳部としては、久しぶりのハードな行程でした。

<一日目> 栃木高校→猿倉→白馬尻

 
朝7:00に栃木高校を出発し、お昼くらいには長野県猿倉に到着。いよいよ、ここから山行開始です。
 
一時間ほど歩き、本日の幕営地「白馬尻小屋」に到着。
  
幕営後は、夕食の準備です。初日の夕食はなすと豚肉のスタミナ丼でした。このメニューは初挑戦(チャレンジ!!)でしたが、とてもおいしくいただけました。明日は、最も体力を消耗する行程の白馬大雪渓です。明日に向けて夜8時に消灯。


<2日目> 白馬尻→白馬大雪渓→白馬頂上宿舎

朝4時に起きて食事の準備。食事が終わったらテント撤収。とても忙しい朝です。そして、6時には白馬頂上宿舎に向けて出発です。

大雪渓に向かっている途中です。大雪渓では、登山靴にアイゼンを取り付けて行動することになります。雪渓での山行は部員全員が初体験です。
 
大雪渓の入り口に到着。雪の上を約2kmほど歩きます。このルートは落石が多く、常に前方を注意しながら歩行する必要があります。また、全員が15kg以上の荷物を背負っているので、予想以上に体力を消耗します。
 
長い雪渓が終わったと思ったら、次は岩場の急登を2時間登ります。しかし、途中にはお花畑があり、疲れた体を少しだけ癒してくれました。この場所には、たくさんの種類の花あることで有名らしいです。
 
ようやく幕営地に到着。テントを設営してすぐに夕食の準備です。本日の夕食はスパムと卵のチャーハンです。これも、初挑戦ながらかなりおいしくできました。今年の部員は料理のセンスがあるかもしれません。
幕営地は標高2700mということで、夕日や星空がとても綺麗に見えました!!


<3日目> 白馬頂上宿舎→杓子岳→鑓ケ岳→白馬岳→小蓮華山→白馬大池

三日目は、今回の山行で最も長い行程です。

朝3時に起床し朝5時に出発。途中、ご来光を見ることができました。標高2700mから見るご来光は、感動的な光景でした。

まずは、手前の杓子岳(標高2812m)に登り、次に奥の白馬鑓ケ岳(標高2903m)に登ります。どちらも、険しそうな山で本当に登ることができるのか・・・と不安になります。
 
杓子岳山頂に向かう様子。砕石帯でとても歩きにくいです。

杓子岳山頂に到着。山頂は南北に長く、高度感があります。足が震えてしまった部員もいたようでした。

次に白馬鑓ケ岳に登ります。登る途中、昨年の夏山で登った立山がはっきり見えました。
 
白馬鑓ケ岳山頂に到着。山頂からの素晴らしい眺めに感動しました。遠くには槍ヶ岳も見えました。

次に登ったのが白馬岳(標高2932m)。これで白馬三山制覇!!
後は、稜線を下りながら白馬大池を目指します。
しかし、この辺から雲行きが怪しくなってきました。予報では午後3時から雨。
先を急がないといけません。
 

だんだん、曇ったり、晴れたりを繰り返す状況に。数滴の雨粒が降ることも・・・。大雨に備えて、急いでザックカバーを取りつけます。山では、天候の変化を確認しながらいろいろなことをすばやく判断しなければなりません。

ようやく、今日の目的地、白馬大池が見えました。部員たちの疲労もピークになりました。本格的な雨が降らなかったのが救いです。
 
幕営地に到着。北アルプスで二番目に大きい山上湖。とても綺麗です。
最終日の夕食はそうめんでした。これもなかなかでした。


<四日目> 白馬大池→乗鞍岳→天狗原→栂池自然園→栂池ゴンドラ駅(ゴール!!)

 
白馬大池を出発してすぐに乗鞍岳に到着。ここは、広い大地になっており、ケルンのある場所が山頂らしい。

歩きにくい岩場を下り天狗原に到着。ここからは、しばらく木道となります。
休憩中、長野県の山情報をHPなどで発信している会社から取材を受けてしまいました!!
 
栂池自然園に到着。自然園からは、白馬三山が見えます。あらためて、ものすごく長い距離を縦走してきたんだと実感。それと同時に達成感も感じることができました。本当に大変な行程でしたが素晴らしい夏山合宿となりました。

最後に栂池の温泉に立ち寄り、山行の疲れた体を癒します。

以上、夏山の報告でした。
次年度は白峰三山縦走に挑戦したいと思います。