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栃高博物館
歴史ある栃木高校に眠るお宝の標本たちを紹介します
栃高博物館 46 ウミケムシ
栃高博物館 46 ウミケムシ(海毛虫)
分類 環形動物門多毛綱ウミケムシ科
学名 Chloeia flava
大きさ 5~10cm
分布 日本では中部以南
その名のとおり海の毛虫、おまけに毒があります。標本液がなくなったため、Vの字に曲がって乾燥標本
になってしまいましたが、伸ばせば6cmあります。体には節があり、体側からたくさんの長い毛が生えて
います。釣り針にかかることもあるそうです。絶対にさわらないように。

分類 環形動物門多毛綱ウミケムシ科
学名 Chloeia flava
大きさ 5~10cm
分布 日本では中部以南
その名のとおり海の毛虫、おまけに毒があります。標本液がなくなったため、Vの字に曲がって乾燥標本
になってしまいましたが、伸ばせば6cmあります。体には節があり、体側からたくさんの長い毛が生えて
います。釣り針にかかることもあるそうです。絶対にさわらないように。
栃高博物館 45 タツノオトシゴ
栃高博物館 45 タツノオトシゴ
分類 トゲウオ目 ヨウジウオ亜目 タツノオトシゴ属
学名 Hippocampus
英名 Seahorse
大きさ 1.4cm~35cm(標本は3cm)
分布 熱帯から温帯の浅い海
ヨウジウオの時にタツノオトシゴも紹介しました。同じ仲間です。体は鱗が変化した環状の硬い
甲板に覆われて、凹凸があります。写真ではその様子がよくわかると思います。この仲間は体を
直立させて、頭を前に向ける姿勢をとるので竜や馬に見えます。そのため「竜の落とし子」「海馬」
「竜宮の駒」「Seahorse」などの名前がつきました。大型種は漢方薬として珍重され、乱獲の末に
ワシントン条約の(輸出入に許可証が必要)のレベルになっています。
分類 トゲウオ目 ヨウジウオ亜目 タツノオトシゴ属
学名 Hippocampus
英名 Seahorse
大きさ 1.4cm~35cm(標本は3cm)
分布 熱帯から温帯の浅い海
ヨウジウオの時にタツノオトシゴも紹介しました。同じ仲間です。体は鱗が変化した環状の硬い
甲板に覆われて、凹凸があります。写真ではその様子がよくわかると思います。この仲間は体を
直立させて、頭を前に向ける姿勢をとるので竜や馬に見えます。そのため「竜の落とし子」「海馬」
「竜宮の駒」「Seahorse」などの名前がつきました。大型種は漢方薬として珍重され、乱獲の末に
ワシントン条約の(輸出入に許可証が必要)のレベルになっています。
栃高博物館 44 ハコフグ
栃高博物館 44 ハコフグ
分類 フグ目 ハコフグ科
学名 Ostracion immaculatus
大きさ 20~40cm(この標本は6cmで幼魚)
分布 日本中部以南
大きな目に2本の角、おちょぼ口。愛らしい姿。体全体が箱形なのでこの名前になりました。
皮膚には六角形の骨板が発達しています。サッカーボール模様ですね。さかなくんの帽子は
ハコフグの仲間だそうです。
分類 フグ目 ハコフグ科
学名 Ostracion immaculatus
大きさ 20~40cm(この標本は6cmで幼魚)
分布 日本中部以南
大きな目に2本の角、おちょぼ口。愛らしい姿。体全体が箱形なのでこの名前になりました。
皮膚には六角形の骨板が発達しています。サッカーボール模様ですね。さかなくんの帽子は
ハコフグの仲間だそうです。
栃高博物館 43 サソリ
栃高博物館 43 サソリ(蝎、蠍)
分類 節足動物門 クモ綱サソリ目
学名 Scorpiones
大きさ 数センチからダイオウサソリの30cm
瓶の大きさは6cm×3.2cm。この小さな標本瓶の周りには、細かい文字がびっしり書き込まれていました。
紙の縦は4.5cmで、中央の「蝎」の字の大きさは3mmです。では読んでみましょう。( )の部分はよく読め
ませんでした。写真中央の行から左へ「ニテ居リマス蝎デアリマス此虫ニササレマスト (?3大)ラスシテ死亡
スル為メ恐レラ レテ蛇蝎視スルトノ語ガ生ジタと云ハレテ居 リマス(改行) 此虫ハ宇都宮出身ニテ遼陽ニ
活動セラレテ」。 この文章の別なところに「第十四師団駐満」「渡満シタオリ」「寄贈」という記述もあります。
日付は見つかりませんでした。調べてみると、かつて宇都宮に第十四師団があり、満州に行っていることが
わかりました。右の写真は、ちょっと壊れていますがサソリです。手前に毒針が見えます。このサイズの小さな
サソリが強い毒性を持っています。この恐ろしいサソリを生徒にも是非知ってほしいという教育的な気持ちから
学校に寄贈されたと思われます。
分類 節足動物門 クモ綱サソリ目
学名 Scorpiones
大きさ 数センチからダイオウサソリの30cm
瓶の大きさは6cm×3.2cm。この小さな標本瓶の周りには、細かい文字がびっしり書き込まれていました。
紙の縦は4.5cmで、中央の「蝎」の字の大きさは3mmです。では読んでみましょう。( )の部分はよく読め
ませんでした。写真中央の行から左へ「ニテ居リマス蝎デアリマス此虫ニササレマスト (?3大)ラスシテ死亡
スル為メ恐レラ レテ蛇蝎視スルトノ語ガ生ジタと云ハレテ居 リマス(改行) 此虫ハ宇都宮出身ニテ遼陽ニ
活動セラレテ」。 この文章の別なところに「第十四師団駐満」「渡満シタオリ」「寄贈」という記述もあります。
日付は見つかりませんでした。調べてみると、かつて宇都宮に第十四師団があり、満州に行っていることが
わかりました。右の写真は、ちょっと壊れていますがサソリです。手前に毒針が見えます。このサイズの小さな
サソリが強い毒性を持っています。この恐ろしいサソリを生徒にも是非知ってほしいという教育的な気持ちから
学校に寄贈されたと思われます。
栃高博物館 42 象牙
栃高博物館 42 象牙
分類 哺乳綱ゾウ目ゾウ科
学名 Elephantidae
英名 elephant 象牙はivory
大きさ 分布 アフリカ アジア
ゾウの最大に発達した門歯です。先も元も割れていて、ちょっと傷んでいますが紛れもない象牙です。
重さは3.5kgあり、ずっしり重いです。エボニー(黒檀の木 ebony)とアイボリー(ivory)はピアノの
鍵盤として使われ、隣同士です。そういえば、ポールマッカートニーとスティービーワンダーが歌って
いました。(ebony and ivory) 今では象の保護のため、象牙を取ってもいけないし、取引もでき
ません。
分類 哺乳綱ゾウ目ゾウ科
学名 Elephantidae
英名 elephant 象牙はivory
大きさ 分布 アフリカ アジア
ゾウの最大に発達した門歯です。先も元も割れていて、ちょっと傷んでいますが紛れもない象牙です。
重さは3.5kgあり、ずっしり重いです。エボニー(黒檀の木 ebony)とアイボリー(ivory)はピアノの
鍵盤として使われ、隣同士です。そういえば、ポールマッカートニーとスティービーワンダーが歌って
いました。(ebony and ivory) 今では象の保護のため、象牙を取ってもいけないし、取引もでき
ません。
1999年11月26日開設
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栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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