お知らせ

京都大学 理学部・理学研究科 オンライン研修会

7月26日、関東地区SSH指定女子高校等研究交流会主催、京都大学 理学部理学研究科 オンライン研修会が実施されました。

生物分野の講義の1つでは、「DNA複製の際、元のDNAを鋳型(鋳型鎖)にして新しい鎖(新生鎖)を合成し、鋳型鎖を持つものを幹細胞として残し、新生鎖を持つものを分化させて多様な細胞にしていく」といった、非常に専門的なお話がありました。高校生には難しい内容でしたが、大学での研究の一端に触れることができました。

またチャット機能を活用して、京都大学研究員の方に質問できる時間もあり、京都大学生の生活やその後のキャリア形成についても知ることができました。

「研究とは、実験、観察を通じて自分の課題をみつけ、さらに実験を重ね、工夫し、証明する作業である。
 研究者の喜びとは、自分だけの発見ができる、『最初の目撃者』になることである」

受講した生徒達も、松本教授のこの言葉に自身の将来の姿を重ねたのではないでしょうか。

【講義】
1.「哺乳類脳発生のメカニズム」
   講師:見学美根子 教授

2.「がん細胞が「細胞競合」によって体から排出されるメカニズム」
   講師:井垣達吏 教授

3.「京大に入学して最初にきく生物の授業」
   講師:松本智裕 教授

4.京都大学理学部の紹介
   生物科学専攻 磯田珠奈子 研究員

5.「2次曲線の分類とその射影化」
   講師:数学・数理解析専攻 稲葉道明 准教授

6.実習「野菜などの色の分離実験」
   講師:技術部 阿部邦美 氏 技術職員、田尾綾乃 氏 技術職員

   

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