生徒会・部活動・同好会活動報告

2019年8月の記事一覧

「桐箪笥研修」(建築研究部)

 建築研究部は、令和元年8月10日(土)に、宇都宮市砥上町にある伝工舎において、下野手仕事会の桐箪笥職人、大塚敏様より桐箪笥の製作に関する研修を受けました。
 伝工舎は、「桐箪笥工房」を掲げ、伝統的桐箪笥の修理、再生をはじめ、伝統的工法で作る美しく頑丈で、機能的な家具を多く製作し、海外から注文が来るほどの有名な会社です。
 今回の研修では、桐の特性や手工具の仕込み方、桐箪笥製作の伝統技法を学びました。
 講師の大塚敏様には、お忙しい中ご指導ありがとうございました。
 

 

 

「建築板金研修」(建築研究部)

 建築研究部は、令和元年8月3日(土)に、鹿沼市職業訓練センターにて、鹿沼市の名匠津吹孝行様による建築板金研修を行いました。
 研修内容は、祠屋根の銅板葺きで、講師の拍子木や柳刃などを巧みに扱う伝統技法に、生徒達は感銘を受けていました。
 現在では建築板金まで扱う大工さんが少なくなっていると聞いています。本校生は貴重な経験をさせて頂きました。
 講師の津吹孝行様、ご指導ありがとうございました。
 

 

 

「建築設計研修」(建築研究部)

 建築研究部は、令和元年8月2日(金)に、宇都宮市のかんばら設計室神原浩司・敦子様の指導のもと、建築設計研修を行いました。
 研修内容は、建築家としての業務内容や設計のポイント、模型製作方法を学びました。専門的な観点から多くの指導を受け、生徒達の興味関心が高まりました。
 また、建築研究部が取り組んでいる小砂地域協働研究について技術的支援の協力を頂くことができ、現在の進行状況について報告しました。
 今後の研究が楽しみです。
 

 

「宇都宮聖ヨハネ教会の研究」(建築研究部)

 建築研究部は、令和元年7月28日(日)に、宇都宮市宇都宮市桜にある、大谷石建築の宇都宮聖ヨハネ教会の調査を行いました。
 建築研究部では長年大谷石建築の調査研究を行っています。今回は工学博士の岡田義治様との協働研究で、不明確であった宇都宮聖ヨハネ教会図面を、生徒達で測量を行いCADで設計図を復元する取り組みを開始しました。
 教会の図面を復元していくには、多くの課題がありますが、一つ一つ解決し研究を進めていきます。
  

  

「祭礼遺産の研究」(建築研究部)

 建築研究部は、令和元年7月27日(土)~28日(日)に、宇都宮市富屋地区にある徳次郎六ヵ郷の屋台調査を行いました。
 この日は、徳次郎下町屋台を調査しました。下町屋台は白木造り白木彩色彫刻屋台で、江戸時代の安政3年及び慶応2年に建造され、彫工は富田住磯部系の作と伝えられています。
 彫刻は、龍を基調としており、前後面の鬼板、懸魚、方立、高欄下はいずれも龍の彫刻があり荘厳な屋台でした。
 車輪は内輪型屋台で、鹿沼の屋台文化の影響を受けていると思われます。