本校の防災教育

防災教育

防災教育についてNO.3「竜巻避難訓練」2019年6月18日(火)

6月は、竜巻を想定した訓練を行いました。この訓練は年に一度しか行わないことから、一日に二回訓練を行います。

9:40、一回目の訓練の放送が入りました。「丸山公園に竜巻が発生しました…」教員はすぐに指示を出さず、児童生徒が自分から動く様子を見守ります。児童生徒は、これまでの経験から、窓とカーテンを閉めたり、「だんごむしのポーズ」をしたり、自分で安全な場所を探して避難したりする様子が見られました。しかし、一方で、机があるにもかかわらずもぐらなかったり、ヘルメットや防災頭巾をかぶったけれど席に座ったままだったり、放送におびえて耳をふさいで座ったままだったりする様子も見られました。このように、なかなか避難行動がとれない児童生徒には、教師が手本を見せたり、言葉掛けをしたりして避難行動を促しました。

                                              

 


  その後、全校生が体育館に集合し、気象庁の啓発DVD (『急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう』)で、どのようにしたらいいかを学びました。竜巻が起きたときにはガラスが割れることがあるのでリュックを背負うこと、ヘルメットや防災頭巾をかぶること、「だんごむしのポーズ」を取ることの大切さ、避難のときの合い言葉を学習しました。児童生徒は、映像を真剣に見たり、話をよく聞いたりし、どうすれば良かったのかを考えることができました。

10:40、教室に戻ったころ、2回目の訓練の放送が入りました。2回目は、1回目より落ち着いて避難することができました。廊下に安全な場所を見付けて「だんごむしのポーズ」で待機したり、落ち着いて机の下にもぐることができたり、ヘルメットや防災頭巾に加えてリュックを背負って身を守ったり、「こっちに逃げよう」と友達を誘ったりするなど、自分から行動する様子が多く見られました。また、チェックリストを用いて、自分の行動を振り返り、適切な避難について、再度考えることができました。
  
  一日に二度の訓練を行うことで、児童生徒は、自分自身で十分考え、正しい避難行動を学びます。竜巻については、一年に一度しか行えませんが毎年繰り返し行うことが大切だと考えています。また、職員は、日頃からどこに避難すると安全かを考えながら教育活動を行い、いつどんな災害が起こっても対応できるようにしたいと思っています。