進路指導室より

進路指導室より

進路相談、受付中!

12月4日(水)

 

 先日、小学部2年生の保護者の方が進路相談にいらっしゃいました。「まだ早いかな、と思いつつ今のうちからできることは何か聞いてみたかった」「担任の先生から勧められた」とのことでした。進路担当が受けた相談では、これまでで最も”若い"学年の方からの相談でした(^^)

 当日は障害福祉サービスの種類や地域にある施設の紹介、自立のために今からできることについて情報共有をさせていただきました。

 お忙しいところとは思いますが、気になることなどありましたらお気軽に担任まで相談をお申込みください。

A型事業所の頑張り

12月2日(月)

 

 卒業後の就労に向けて、一般企業や就労継続支援A型に進む生徒には事業所から「求人票」が届けられます。御存知のとおり、そこには賃金や就業時間、休日等の待遇が書かれているのですが、「A型の総支給額が一般企業を上回る」という現象が一部で起きているようです。

 それだけ聞くと驚きますが、以下のような”理由”があります。

 ・A型は「障害福祉サービス」なので、通所日数が「月日数マイナス8」である。

 (31日の月なら23日出勤)

 ・そのため、月あたりの就業日数が企業よりも多くなる。

 ・時給は同額でも、出勤日が多い分、総支給額が高くなる。

 ・一般企業もA型も「1日6時間勤務」という同じ条件だった。

 

 現在、A型事業所への報酬計算にはスコア制度が導入されており、利用者に手厚く支援を行うほど収入が上がるという仕組みになっています。利用者が働く時間も長いほど評価が高いため、これまで1日4時間程度の就労が一般的だったA型も、しっかり仕事ができる利用者には1日6時間勤務を提案してくれる事業所もあるようです。ただ、そのためには十分な質・量の仕事の確保が必要で、A型事業所としても並々ならぬ企業努力をしていることが推察されます。

 福祉サービスでありながら雇用契約を結ぶ”就職先”でもあるA型。事業所の頑張りに応えられるかどうか、働く側の姿勢も問われるのではないでしょうか。 

ラクな種まきで苦労の花が咲く

11月13日(水)

 

 文明の利器としてのスマホやタブレットは、今や私たちの生活に欠かせない道具となりました。それらはとても便利で快適、わずかな労力だけでいろいろなことを知ることができるし、世界中の人々とつながることができます。とにかく「ラク」です。しかし、何事にも二面性があります。

 スマホやタブレットに「子守り」を任せるようなことも最近は当たり前ですが、様々な研究によってそれらの機器が発育に大きな影響を与えることも分かってきているようで、日本医師会も乳幼児期の使用について警鐘を鳴らしています(H31.3 日医ニュース)。いつも使わせていると、取り上げようとすれば泣いて暴れるようになり、すでに「依存」状態に入っているのだそうです。

 人は誰しもラク(負荷の低いこと、楽しいこと、気持ちの良いこと、癒されること等々)を求めるように脳がプログラミングされています。大人ですらそうなのですから、未熟な子どもたちであればなおさらです。しかし、今のラクな種まきは将来苦労の花を咲かせ、結果責任として自分に返ってきます。一度「依存」状態に陥ってしまうと、どんなことでもそこから抜け出すことは簡単ではありません。

 とはいえ、いつも苦しいことばかりでは心も体も健康を保てません。ストレス耐性を少しずつ高めつつ、ラクに「流される」のではなく、ラクを主体的によりよい形で求める方法を、まずは大人が考えていかなければならないと思っています。

 

新規開所情報

10月8日(火)

 

 10月1日、真岡市に新しいA型事業所が開所しましたのでお知らせいたします。

  事業所名:株式会社スイッチ真岡

  所在地:真岡市田町1651-4

 

 また、株式会社スイッチ下館につきまして、移転しましたので併せてお知らせいたします。

  移転先:茨城県筑西市茂田1773-1