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カテゴリ:今日の出来事
定時制後援会理事会・総会 【定時制】
令和7年7月8日(火)、定時制後援会の理事会・総会を開催しました。(本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)
理事会・総会の開催に先立ち、応接室にて監事の齊藤敏彦様(㈱ホンデン製作所)と望月雅人様(富士ファイバー㈱)が監査をしてくださいました。
その後、同室において理事会、続いて記念館2F講堂にて関係役員13名ご参加のもと総会が開催されました。小堀恵美副会長(代理)様の開会の言葉に続いて、鈴木定男会長様の司会進行によりスムーズに会が進行しました。
議事の最後に、会員の方から「全校ボランティアは報道機関に連絡して記事として取り上げてもらえば、本校定時制の地道な取り組みが公になり、その結果生徒の励みにつながっていく」「自転車による登下校時のヘルメット着用が浸透していない。また猛スピードでの自転車走行は危険極まる。警察・学校・社会の三位一体で指導していきたい」との貴重なお言葉をちょうだいしました。今年度も貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
会員の皆さまには本校の卒業生も多く、多くの思い出話や裏話までも披露され、終始和やかな雰囲気の下、閉会となりました。齊藤敏彦様は長きに渡り、監事として後援会運営にご尽力くださいましたが、本日をもって後進に道を譲られました。この場をお借りして感謝申し上げます。
令和7年度の新役員は次の通りです。皆さま、1年間よろしくお願いします。
会長 鈴木 定男 様(㈱ 山都)
副会長 二ッ森 康明 様(宝栄工業㈱)、菊地髙樹様(真岡工業団地総合管理協会)
監事 望月 雅人 様(富士ファイバー㈱)、山口 久史朗 様(㈱真岡建材店)
第64回栃木県高等学校定時制通信制総合体育大会の結果について【定時制】
令和7年度第64回栃木県高等学校定時制通信制総合体育大会が6月7日(土)に行われました。本校からは、陸上競技・バドミントン・柔道にそれぞれ1名ずつが出場しました。 (本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)
陸上競技では、男子200mに出場した1年次生が2位入賞を果たし、全国大会出場を決めました。本人としては初の全国出場になりますので、気後れすることが無いよう努力を重ね、好成績を目指してまいります。
バドミントンでは、男子シングルスに出場した3年次生が1回戦を勝ち抜き、2回戦に進出しましたが惜しくも敗退し、入賞には及びませんでした。
柔道では、男子65㎏以下級に4年次生がエントリーし、他校対戦相手がおらず試合をしておりませんが、3年連続で全国大会出場を決めました。練習を重ね、前回よりも良い成績を残せるよう頑張ってまいります。
進路ガイダンス【定時制】
6月6日(金)、宇都宮短期大学・音楽科、TBC学院の各分野の講師陣20名をお招きして、全校生対象の「進路ガイダンス」を開催しました。多目的室で全体説明を受けた後、各教室に分かれて、2の分野の職業別体験型ガイダンスを受講しました。 (本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)
内容は、短大の音楽科の説明、その卒業生の就職状況、TBCでは、コンピュータAI、CG・ゲ-ム・アニメ、eスポーツ・ビジネス(IT・経理・販売)・語学、ホテル・医療事務・保育・幼児教育、イラスト・デザイン・エンタ-タインメント・自動車・二輪車・メタバース・調理・製菓、メイク・ネイル、ファッション・理容・美容、動物(トリマ-)、(動物看護士)・栄養・就職対策等の多岐に亘る分野で、前半と後半に分かれて、それぞれの生徒が2コマずつ受講しました。就職は2コマを通しで行いました。
生徒は真剣に話に聞き入り、体験に目を輝かせていました。特に調理・製菓に参加した生徒はシュ-クリ-ム作りと箱詰めを体験し、おみやげにそれぞれ3個ずつ家庭に持ち帰ることができて大喜びでした。それぞれの分野で、「先生の説明がわかりやすくて楽しかった。」 、「将来の進路決定に向けて有意義な時間を過ごすことができました。」等の感想が大多数でした。
また、保護者対象に見学会と併せて、給食試食会が行われました。当日の献立は三色丼、イカメンチカツ、野菜のゆかりあえ、味噌けんちん汁、青りんごぜり-でした。生徒の活動を間近に見るとともに、生徒が日ごろ食べている給食を喫食することにより、本校への理解を深めることができたと思われます。次回は7月16日(水)の生活体験作文校内発表会に予定されていますので、ぜひお越しください。また、毎日の給食は、写真付きでHPに載せていますので、そちらもご覧ください。
【定時制】本校創立記念日
4月18日(金)講堂に、佐藤務同窓会長様、千葉県美術会理事長で陶芸家の神谷紀雄様をお迎えし、創立記念式及び記念講演会が挙行されました。
加藤校長は挨拶の中で、「今日は本校の伝統を再確認し、これまでの歩みを振り返る日だ。当時の芳賀地区には尋常小学校卒業後の進学先がなく、地域の熱意ある嘆願に栃木県が動かされた。周辺地主22名が敷地を寄進、資金の半分を町民の私財寄付により、明治33年(1900年)に本県3番目の旧制中学校が開校し、今年で126周年を迎える。創立3年目には台風によって本館が半壊したが、学びを求める熱い意志をもった若者の熱意に答えて、明治37年に再建された。昭和44年に現校舎が完成して今日に至る。数多の著名な卒業生の中でも、野澤一郎氏(明治39年卒)は大正7年巴組(現・株式会社巴コーポレーション)を設立、考案したダイヤモンドトラス構造はディーゼル機関に匹敵する発明とされる。昭和32年には私財から野澤一郎育英会を創設した。氏の胸像は本人の遺志により上半身裸で校庭の南面に建つ。氏は『裸の私は真実の姿、人としての本質はその地位ではなく、生き方にある。志をもつことにより、いかなる困難にも立ち向かう気概をもって、みなさんが新しい光を添えてくれることを祈念する。』この言葉には、ここで学んだ『至誠』の精神が根底にある。君たちも校訓の具現化に努めてほしい。」と言葉を掛けられました。『至誠』とは「人を欺かず、己を欺かず、自己の良心を尊び、善と信ずることは必ず実行する。」ことであり、5つの時代に渡って脈々と受け継がれてきました。職員生徒一同、今後も実践していきたいものです。
佐藤同窓会長様(昭和37年度卒)は、「今年は創立126周年、温故知新(故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る)、本校の歴史の光と影を紹介する。昭和8年は日本が国連を脱退し、戦時ムードにシフトした頃、旧制5年生数名が鉄拳制裁の上、操行(生徒の品性や行動、道徳的な行いの総称とされ、日々の言動にも優劣がつけられた)丙と査定され、中退を余儀なくされた。生徒の学校に対する不信感は極まり、学校側と対立した(同盟休校事件) 。昭和10年には卒業生が当時の大金108円を集めて2名の権威に依頼して完成した校歌は、戦前戦後と歌い継がれている県内唯一無二である。このように紆余曲折を経て今日に至る。みなさんは今日の記念の日に、先人たちの歴史を知り、自己確立を目指して勉学に励んでいってほしい。」と述べられ祝辞とされました。
記念講演会は、神谷紀雄様(昭和34年度卒)により、『出会い…その先に』と題してご講演をいただきました。自己紹介で「講演会に呼ばれるのは超一流大学卒の優秀な人だけだと思っていた。」と切り出され、会場は和やかな雰囲気に包まれました。「美術の世界は、いいものを数多く見て、感性を磨くことが肝心である。良い作品は表面的な美しさだけではなく、奥に何かを感じさせるものである。多くの出会いによって、優れた師匠から多くを吸収できた。真面目に一つの道を歩んできたから、この機会を得た。出会いを大切にしていってほしい。」と結ばれました。先生の作品制作のプロモーションフィルムは映像美の極致で、多くの職員生徒が感銘を受けていました。先生の陶芸作品「鉄絵銅彩梅文大鉢」をご寄贈いただきました。
【定時制】第1学期始業式・新任式・離任式・生徒対面式
4月8日(月)記念館講堂で、新任式・第1学期始業式・生徒対面式・離任式が行われました。この日は例年、慣れ親しんだ人との別れ、新しい人との出会いが交錯する日です。
新任式では、栃木翔南高校から加藤達也校長先生、県スポーツ振興課から渡邉伸夫教頭先生、小山高校から藤井淳先生(国語科)新たに濱野裕太先生(数学科)をお迎えしました。新任者を代表して加藤校長が、「真岡高校で教師生活をスタートし、7年間お世話になった思い出の場所に戻って来ることができ、この上なく幸せだ。皆さんの希望の実現に誠心誠意尽力していきたい。」と感慨深く語られました。
始業式で加藤校長は、「様々な立場の人が在籍している。昼間働いていたり、悩みを抱えていたり、各々にそれぞれのペースがある。無理に周りに合わせて悩むことなく、自分のペースを守ってへこたれず、友人を作り、先生方との関わりをもつ中で、一歩ずつ成長し、卒業後の進路を考えていってほしい。先生方も応援している。」とやさしく語り掛けられました。
生徒対面式では定時制課程60名が一堂に会する中、山口翔生徒会長(3年次)が歓迎の言葉で新入生を迎え、滝口華さんが新入生代表挨拶を述べて、記念館内に一体感が生まれたように感じられました。
離任式には3人の先生が来校されました。荒井博文校長先生は宇都宮大学アドミッションセンターに赴任されました。先生は別れの挨拶で、「みなさんの普段の挨拶はうれしかったし、仕事のやりがいにつながった。私自身が人生の節目に当たり、君たちの進学・就職で新天地に乗り出す気持ちに思いを巡らせることができた。これまでの頑張りを讃えたい。」
須藤優教頭先生は栃木高校に教頭として赴任されました。先生は「自分が勝手に考えていた約束を果たせなくなってしまったのが心残りだ。みなさんと話しているだけで、救われた気持ちになったり、助けられたりした。色々支援したいなと思っていたが、支援してもらったのは自分の方だった。1年生に話しておきたいのは、この学校は家族みたいな所だ。モヤモヤしていることがあったら、自分をさらけ出して他人に助けを求めてもいい。先輩方もそうしてきた。また会える日を楽しみにしている。」と目頭を押さえながら、熱く語りかけました。
足利高校に赴任された岡野晃先生は、「みなさん全員と話をしたことがあり、会話の内容も思い出せるのは私の誇りだ。この学校には、学校に行けてなかった人も来られるようになる環境がある。周りの生徒も先生も、学校の雰囲気も良い。自分を信じ日々努力を続けて、夢を実現してほしい。」とあふれる思いを吐露しました。新天地でのますますのご活躍を祈念しております。