学校日誌

2019年12月の記事一覧

はが路ふれあいマラソン

第6回はが路ふれあいマラソン:12月15日(日)にて食品科学科の2年生3名が加工品販売を行いました。
 当日はJAはが野の農産物販売と共同で販売を行い、地域の方々や選手の方々と交流を行いました。

                                                

花丸 全国ユース環境活動発表関東大会

全国ユース環境活動発表関東大会で優秀賞
12月15日(日)第5回全国ユース環境活動発表大会関東地方大会(主催:環境省、独立行政法人環境再生保全機構、国連大学サステイナビリティ高等研究所)が日本橋カンファレンスセンターで開催されました。この大会は、全国の学校の部活動、委員会、有志団体等で、地球温暖化対策、低炭素、生物多様性の保全、自然共生、資源循環など「環境」に関わる活動で「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標達成にも資する環境活動等の実践を発表するものです。本校でも、「遊休農地を活用して 綿花栽培を通した地域貢献」という内容で生徒が発表しました。結果は優秀賞で全国大会には出場されませんでしたが、今後の活動に繫げていきたいと思います。

      

食肉加工実習

食肉加工実習
 12月10には食品科学科3年生が食肉加工実習として焼き豚をパッケージングしました。本校の食品科学科は食肉加工業の製造免許は所有しておりませんから、この焼き豚は3年生のみなさんが自宅に持ち帰りました。おいしかったですか?



 焼き豚はつけ汁につけたブロック肉を整形し、ロースターで焼いて作りました。
じっくりと加熱されているので、よぶんな脂は取り除かれているはずです。

乳化の実験(マヨネーズの製造)と菓子パンの製造

乳化の実験
12月10日・11日には食品科学科1年生が食品化学・食品製造の授業で乳化の実験と菓子パンの製造を行いました。
 前回、デコレーション実習では乳化している生クリームがホイッパーにより乳脂肪が分離することで固まる現象を確認しました。
 今回は鶏卵の黄身と食用油を機械的に混ぜることで乳化する現象の確認・・・いわゆるマヨネーズを製造しました。


 製造したマヨネーズについては、コーンとあえてコーンマヨパンに加工して各自持ち帰りました。ご家族のみなさんからの感想はいかがだったでしょうか。
 生徒のみなさんはパン生地の分割、丸め、ベンチタイム、整形、2次発酵、焼成といったパンの製造に関する一連の流れも理解することができたでしょうか。(こちらは今回の授業のメインテーマではありませんが)

解剖の授業

2年生「科学と人間生活」の授業で、豚の眼球の解剖をしました。眼球を解剖して、角膜,水晶体,ガラス体,網膜,視神経など眼の構造をそれぞれ確認することができました。取り出した,水晶体を新聞の上に置き、文字がはっきりと大きく見えることも確認してました。生徒達は、一生懸命実験に取り組み、眼球の構造だけでなく,命の大切さも学んだようです。
    

進路体験発表会

進路体験発表会が、本校第1体育館にて行われました。
3年生の就職内定者8名と、大学・専門学校合格者6名が、進路実現に向けて努力したことを1、2年生の前で発表しました。
1、2年生はメモを取りながら、真剣に耳を傾けていました。


        

生物生産科1年 先進地見学

いちご研究所の見学と農業フォーラム2019
12月9日(月)に生物生産科の1年生が先進地見学として、午前に栃木市のいちご研究所の見学、午後に宇都宮市で行われた農業フォーラム2019へ参加してまいりました。午前中のいちご研究所では最新のいちごの飼育技術や施設の見学とともに新品種などについての講義を聴くことができました。午後の農業フォーラムでは就農意識が高まるような「農業の魅力」についてのパネルディスカッションに参加し、とても有意義な時間となりました。

              

芳賀地区農業青年実績意見発表会

芳賀地区農業青年実績意見発表会
12月2日(月)に行われた芳賀地区農業青年実績意見発表会に参加しました。昨年度に引き続き、生物生産科の「北陵いちご豚プロジェクト」の発表をさせていただきました。芳賀地区の青年農業者や農業振興事務所の方々に見ていただける機会はなかなか無いので、良い経験になりました。今回は2年生が発表者としてデビューを飾りました。緊張している面持ちでしたが、次回の発表する機会に向けて、良いスタートが切れたと感じています。

                    

花丸 本校のシクラメンが金賞受賞!!

本校シクラメンが金賞受賞!!
 とちぎ花センターで行われている「栃木県シクラメン&冬の鉢花展覧会」において、本校が出品したシクラメンが金賞(アポロ)と銀賞(リップオレンジ)を受賞しました。このシクラメンは、草花専攻生が去年の12月に播種したもので、受賞の報告を受けた際は、とても感激しました。
 そこで、12月6日(金)生物生産科の草花専攻生(2・3年生)で、展覧会の視察に行ってきました。本校から出品したシクラメンの他、県内の農業高校、農家さんのシクラメンやポインセチア、プリムラなどが展示されていました。
 今週から来年度用のシクラメンの播種が始まります。良いものが作れるように、頑張りたいです。
       

デコレーション実習を行いました。

デコレーション実習を行いました。
食品科学科の3年生は12月3日に、1年生は12月4日に、2年生は12月5日にデコレーション実習を行いました。3年生は3度目ということもあり、手早くケーキを作っていました。
2年生では、ほかの学年ではみられなかったチョコレートクリームを利用した作品もみられ、学年による個性がみられました。


一方、1年生はというと、2学期後半は食品化学・食品製造の授業では脂質とその性質を利用した食品をテーマに学習をしており
、クリームが固まる
原理(*1)等もあわせて学習しました。
   
 1 生クリームは水中油滴型のエマルション(エマルジョン)です。
 エマルション(エマルジョン)は乳脂肪が水中で分離せず平均に浮遊しているような液体をあらわす用語です。
 乳脂肪は脂肪球膜といって、表面に極性を持つ(水と親和性の高い)膜で覆われた状態にあるため分離せずに浮遊していることができます。しかし、ホイッパーでかき混ぜられるとその膜が崩れ、内部の脂肪球どうしが凝集し、最終的には気泡を取り込んだ網目状に変化していくのです。乳脂肪により形成されているつながりですから、温度が高くなると固さを失うことになりますし(バターを想像してください)、ホイップする際には10℃以下の温度で泡立てるときめの細かい状態にできる。また、膜を壊しすぎれば脂肪球の大きなかたまりが形成されるので、空気を含みにくくなり、最終的には分離してしまう。
 こういった理論を知り、実際にやってみることで生徒のみなさんもよりよく理解できるのではないでしょうか。
 余談ですが、従来、エマルジョンと呼ばれていましたが、最近ではJIS規格ではエマルションと表記されているため、この記事では併記しています。
 このように、食品科学科の授業においても、農業という総合科学の1分野として、日々、学と業とを両の手に生徒の学びが展開されております。

 そして、最後には試食することも学習の一部なのです。