2年次生「総合的な探究の時間」について
探究活動の概要
生徒は、1年次に、テーマに対する仮説の立て方、リサーチクエスチョンの設定、情報収集の方法、データの分析、考察、まとめの方法など、研究の過程や手法を学びます。
それをふまえ、2年次では、ほぼ1年間をかけて、自分の興味のあるテーマについて研究を進め、報告書にまとめ、口頭発表を行います。
本校の探究活動のねらい
1 「漠然とした興味・関心・疑問」を「自分なりの結論が導ける問い」にするプロセスを学ぶ。
2 結論を導くために何をどうすればよいのか、自分で考え、立案し、実行できる。
3 得た情報を多面的・批判的に検討し、集まった証拠から論理的に結論を導ける。
4 自分が探究活動を通して得たこと、学んだことを他に分かりやすく伝える。
探究活動の大まかな日程
1年次 |
|
3月 |
2年生の発表会への参加、2年次の探究活動のガイダンス |
2年次 |
|
4月 |
探究活動のテーマ設定、分野別ガイダンスや講義等 |
|
5月 ~ |
テーマ確定、計画立案、分野別で必要な講義や実習 |
|
|
9月 |
各自で探究活動 |
|
|
10月 |
中間発表会、今後の計画立案、探究活動 |
|
|
12月~ |
各自で探究活動、報告書作成、分野別内口頭発表会、報告書完成 |
|
|
3月 |
分野別代表の全体発表会(1・2年生全員、保護者、他校生対象)、探究活動のふりかえり |
活動の単位
教科に準じたまとまり(「分野」と読んでいます)をつくり、担任・副担任以外の多くの教員が探究活動をサポートしています。
分野
|
言語・文学 |
地歴公民 |
数学 |
理科 |
芸術 |
健康・医療・生活・スポーツ |
言語・国際理解 |
教員と生徒の関わり方
探究活動は、生徒自身がゴールを設定し進めて行くものです。教員は、生徒の探究活動を応援するという立場で関わっています。
①研究を進めるにあたって必要な基礎知識や手法を伝える。
②漠然としたテーマ(問い)を解決できる課題にしていくときの声かけ役。
③研究のペースメーカー。
④研究に行き詰まったとき、実験等失敗したときの相談役。
⑤大学等の外部機関の専門家や研究者と皆さんをつなぐ仲介役。
探究活動の成果物
探究活動の成果物の提出方法は、①か②のどちらかを選択します。
①報告書(A4版 1枚。グループ研究の場合も。様式は示しますが、内容によって改変可です。)
②自由研究の様式にしたがった研究報告書(研究内容を詳細に記し、指定の表紙をつけたもの)
→自由研究作品として、審査、表彰します。
口頭発表
分野内やクラスで中間発表や成果発表を行い、優れた探究活動については、3月に、1・2年生、保護者、他の学校の生徒さんを対象に公開発表会を行います。
〇現在の活動状況はこちらをご覧ください。
〇2018年度以前の活動については公開を終了しました。