卒業生からの報告

OB・OGから

OBOG講演会

他の大学生からのお便りも待っています
本校では例年3月、
卒業生(大学生)に来ていただいて
現役生に講話をしていただいております。
しかし、
新型コロナウイルス感染症の影響で
この2年間実施を見送ってきました。
このままだと、
卒業生の話を聴くことなく卒業する生徒が
出てしまいます(現3年生)。

そこで急遽、
教育実習生に語ってもらうことにしました。
実習生のみなさん、どうもありがとうございました。
ちなみに
通常授業とひと味ちがう語りの場は
いかがだったでしょうか。
これも経験です。
  1年生に向けて


   2年生に向けて


  3年生に向けて


印象に残っているフレーズをいくつか。
○授業・小テストをきちんと受ける。
○英語と数学はやった方がいい。
○すき間時間をうまく使う。
○大学の中身をよく調べた方がいい。
○仲間がいたから頑張れた。1人じゃ無理だった。
○逆算して動く。
 大学ではレポートの提出期限は言われるが、途中の指示はない。
○セルフマネジメント。
○大学は挑戦の場。4年間はあっという間。
○4年間学びたいことに費やせる。
 まとまった時間はなかなかとれない。
○自分の時間が使えるのが大学生の醍醐味。
 可能性はいくらでもある。
○大学という場所を活かすかどうかは自分次第。
○1人で動く力を持て。
○自分のやりたいことを見定めて動け。
○自分から動けば動くほど大学生活は充実する。

セルフマネジメントについて追加。
先日、立教大学主催のYouTubeライブ
「コロナ禍での働き方の変化」を
視聴しました。その中で、
ある話し手がこんなことを言っていました;
「在宅勤務が続く中で、今まで以上に自己管理
(業務ボリューム、進め方、体調など)が重要。」

矢東生が働き始める頃には、
今以上にテレワークが広がっているでしょう。
教科学力を身につけることも重要ですが、
自己管理力にも
目を向けておいた方がいいということです。
生徒も教員も。
それは
コンピテンシーの伸長にもつながります。
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1年間が終わって

充実しているようです
先日、今春の大学入試が終わったことを
報告いたしましたが、
昨春の卒業生が
この1年間の学びの様子を教えてくれました。

「小中学校のとき特に深く考えないで給食を食べていたが、
献立を考えるのはとても大変なんだと思いました。」
(管理栄養コース専攻)

「座学よりも実習の方がおもしろい。」
(看護学専攻)

「アルバイトで看護助手の手伝いをやっています。
自分の学びにも直結するのでとても良いです。」
(看護学専攻)

「中高生が”やりたい”と考えているプロジェクトを
支援する団体に所属しています。とても楽しいです。」
(国際教養専攻)
https://www.froproakita.com/

矢東高を卒業したら、
「教える」立場と「教わる」立場は逆になります
(少なくとも私はそのように思っています)。
卒業生のみなさんが新しい知に触れて、
興味深く感じたことがありましたら、
是非教えてください。
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矢東生・附属中生へ

外を見た方がいい
先日県外へ出張した折、
卒業生に連絡をして
情報交換する機会を得ました。
そのときの話の一部を紹介します。

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「私は今、公認会計士の資格取得を目指しています。
そのための勉強過程に大学受験の時の経験が役に立って
います。

大学へ来て周囲の友達と話をしていて思うのは、
勉強はできて当たり前。その他にいろんなことを知って
いる。私は高校在籍中にもっと
外の世界を見ておけばよかった。

後輩たちに言いたい。
外の世界へ出でよ。
そしてどうせなら
質の高いもの・本物を
見たり聞いたりした方がいい。」
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矢東生・附属中生諸君、どうだろう。
以前に比べれば、
大学主催のプログラムに応募したり、
トビタテ留学Japanプロジェクトで海外へ行く生徒が
増えてきたと思います。
しかし、
まだまだ物足りなさを感じます。
Aggressive な矢東生が次から次へと現れることを
期待しております。
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これから添削指導を受ける3年生へ

3度目の正直
前回の記事で
Reading と Listening&Speaking の記事をかきました。
今日は Writing について紹介します。

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学生はテーマが与えられたら、
まず自分の考えを書いてきます。
それをグループ内で回し読みして、
気になることを指摘します。
回し読みするだけでも大変ですが、
他者の考えを知ることができるので
いい勉強になります。
回し読みが終了したら指導教員に提出して、
簡単なアドバイスを受けます
(ここまでで1回目)。

次は1回目の指摘を踏まえて
書き直します。
書き直したレポートは
直接指導教員に提出します。
前回のアドバイスは軽かったですが、
今回の分は
細部にわたって指導されます
(ここまでで2回目)。

1回目、2回目の添削を受けて、
正式なレポートを書きます。
このレポートが完成作品です。
1回目に書いたものと比べると、
全然出来が違います。
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矢東生へ
この位練習すれば
かなり記述式問題の答案の質が向上します。
参考にして下さい。

また、英作文の自主練習には
「Write & Improve」というサイトが
結構つかえると思います。
よかったらアクセスして下さい。
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卒業生に聞きました

きついけど楽しい
矢東生は2学期が始まりました。
一方、多くの大学生は
夏休みの最中かと思います。

先日、前期の講義を終えて
こちらに帰省した卒業生が
進路室を訪ねてきたので、
大学での講義の様子を教えてもらいました。
ほとんどの講義が対話形式(学生同士、学生と教員)とのことです。
その中から英語(ReadingとSpeaking&Listening)の講義を紹介します。

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まず学生は、
予習をしてくることが前提。
予習をしてこないと1コマが無駄になるし、
友達に対する責任を果たさないことにもなる。
予習内容は
Readingであればテキストを読んで内容を理解してくること、
Speaking&Listeningであれば
Ted Talk(コンテンツは事前指示)を視聴してくること。

講義中、学生は4人1組のグループをつくる。
受講する学生は15、6人(4グループ)で
4グループのうち、事前に指示のあった組が
内容構成を考えてきてレクチャーする。
教員はそのようすを監察している。
 
レクチャーの内容は
単語小テストや文章読解等、
毎回学生が工夫を凝らしている。
(だから質問を考えたり、スライドの準備が大変)。
最も時間を割くのが「Critical Thinking Question」
批判的思考力を身に付けるために
テキストの内容を発展させた質問をする。
その質問をきっかけに学生たちの議論が展開される。
最後に
聴講している学生と教員から
フィードバックを与えられ、
自分たちのレクチャーを振り返る。
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話を聴きながら、
「今の学生はたいへんだな。
でも鍛えられて、良い学びができているな。」
と思いました。
矢東生諸君、
本校にいる間に
自らすすんで学習する態度を身につけ、
思考力と表現力を磨いておいたほうがいいですよ。

「課題を出さないと怒られるからやらなきゃ。」
と考えている矢東生には
次の言葉を贈ります。
「恐怖から学ぶのではなく、希望を持って学ぶ(佐藤学:学習院大学)」

「学ぶ」を「学ばせる」に変えると、
教員にあてはまるような気が・・・
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ニーハオ

北京から帰国しました
矢東生が夏休みに入りました。
大学生もまもなく夏休みになるでしょう。
今春、北京の大学へ進学した卒業生が
夏休みになったということで、
帰国して進路室を訪ねてくれました。

「授業は全て中国語です。ついていくのが
大変ですが、大学生活はとても楽しいです。
日本語と中国語ができる友達がいて、その子に
和訳してもらいながら勉強しています。後期
からは英語の講義も始まります。

向こうでは寮に住んでいています。
様々な国の人と交流ができ、異文化を感じています。
廊下ですれちがうときにお互いの母語で挨拶したり、
キッチンから香る料理のにおいがスパイシーだったり、
毎日が充実しております。

日本ではスマホを使った支払いが始まったばかりですが、
北京ではもう当たり前です。
外出のときに財布は持ち歩きません。
友達とご飯を食べに行って割り勘するときも
お互いのスマホをかざしあってバーコードを読んで、
ピッで終わりです。」

高校時代にはあまり見なかった笑顔の様子から、
現地では「水を得た魚」なんだろうな、
と想像しました。
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後輩たちの勉強の動機づけに

またしても数学
先日、経済学部在籍の卒業生から
こんなメッセージをもらいました。

(以下本文)
突然すみません。
公認会計士の資格試験の勉強をしているときに
線形計画法が出てきました。
久々だったので楽しかったです。

他にも企業法という科目で
法律も勉強しているんですが、
先生がおっしゃっていた
「法律は数学を使う」
という意味がわかりました(笑)
(本文以上)

本文の前半に補足すると、
著作権の関係で載せてはおりませんが、
テキストの写真も添付されていて、
セクションタイトルが
「最適セールス・ミックスの意思決定」
となっておりました。

線形計画法は
数学Ⅱの教科書で扱われています。
教科書の例題は
正直あまり味気なく、
初めて勉強するときは
「なんだこれ」と感じるかもしれません。

しかしその分、
いろいろな味付けが可能です。
大学入試では
最大利益や栄養摂取の問題と関連づけて
出題されています。

高校時代にきちんと勉強しておけば、
時が経ってその内容が出てきたとしても、
すぐに理解できると思います。
今、「大人の学び直し」が叫ばれています。
若い時に力を注いで身に付けたこと
(知識、スキル、経験 etc. )は
その人の財産であり、
後の世に up-date するときの
基礎になるものと考えます。


いつまでも out-of-date じゃいられない。
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医師を目指す矢東生へ

医学概論
前期に始まった専門科目の1つを紹介します。

(以下本文)
この講義は医学科に入学した早期の段階で、
医学・医療の様々な分野の話題に接することで、
医学への関心を高め、
医療人としての自覚を持つとともに、
医学的な考え方を学ぶことを目的としています。
実際に臨床・研究を行っている先生方から
リアルなお話をいただけるため、
医学に対するモチベーションを高めることができます。
(本文以上)

後輩のみなさん、
あなたが最近関心を持っている医療問題は何ですか。
また、
なぜその問題に関心があるのでしょうか。
教えて下さい。
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卒業生から

背筋が伸びます
先日卒業生とやりとりしていたら、
このようなことを言われました。

(以下発言)
大学には、私たち学生の90分の講義のために
180分かけて資料を作ってくれる先生方がいます。
その度に必ず学ぶことがあるとおっしゃっています。
その先生方の講義は面白いし、
私にとって沢山の学びがあります。

高校の先生方が
自分自身大学受験に向けて努力した
過去の話を聞くより、
大学の先生方の姿を見ている方が
俄然やる気になります。
(以上)

我々、勉強が足りませんね。
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卒業生からの質問

難しい
 先日、卒業生からこんなことを聞かれました。

(以下本文)
 教育学概論という講義でレポートがあるのですが、
ご協力いただいてもよろしいでしょうか。
内容は「本質主義教育と構成主義教育について」です。
実際に教育現場で働いていらっしゃる先生の立場から
の意見をお聞きしたいと思っています。今まで教育を
してきた中で、どちらかの教育方法に触れる機会が
ありましたか。もしその機会がありましたら、その
教育方法の良かったところ、悪かったところを教えて
いただきたいです。
(本文以上)

質問されての第一印象は
「今の学生、こんなムズカシイことをやっているのか。」
勉強になります。

先生方、わかりますか。
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