造形部

第100回記念APC(足利市内高校写真展)開催。7作品(7名)が入賞!

 第100回記念足利市内高校写真展(APC)が、コムファーストSCで開催されました。本校では、造形部写真班の15名(36作品)が出展しました。
 今回はレベルの高い写真が揃い、7作品(7名)が入賞しました。また、講評会では審査に当られた先生方からも高い評価を頂きありがとうございました。運営にあたられたAPC事務局の足利女子高校の先生方、大変お世話になりました。





ショッピングセンターの会場は終日賑わっていました

■成績

・モノクロの部  特選  松崎(A1)

・カラーの部   特選  近藤(A3

         準特選 小野寺(A3)、佐藤(K1

         入選  石井(A3)、江本(A3)、山口(A1)

              

■受賞作品紹介

◎モノクロの部(特選の解説は顧問新井)

 モノクロの部のテーマである「私の街」を意識した作品。左右と上下(人物と影)の二重のシンメトリーで構成されています。人物の非日常的ポーズで通常の風景写真では得られない「見る人の視線」を強制的に街の光景に引きよせています。望遠レンズを使うと背景がボケて人物のポートレイトになってしまいますが、超広角レンズで撮影しているため、背景の渡良瀬川や街並みが鳥瞰図のように表現されています。見どころ満載の作品。


特選(松崎 A3


◎カラーの部

 梅雨明け間近の小雨降る中で撮影した季節感あふれる青春写真。ノウゼンカズラを前景にちょっと憂鬱そうにカメラを見つめる一人ひとりの表情が個性的で今を生きる実感を伝えています。背景の古民家、人物、前景のノウゼンカズラが立体写真を見るような臨場感を与えています。低い角度からうまく人物にピントを合わせて撮影したセンス溢れる作品。近藤さんは専門高校からは難しいと言われる一般入試で難関の多摩美術大学に合格した努力家です。今後の活躍に期待します。



特選(近藤 A3



準特選(小野寺 A3



準特選(佐藤 K1



入選(江本 A3



入選(石井 A3




入選(山口 A1


第21回関東地区高校写真展(山梨大会)で遠藤さん優秀賞を受賞!

 第21回関東高校写真展で、本校造形部の遠藤さん(産業デザイン科3年)が優秀賞を頂きました。
 今年度の関東大会は山梨県甲府市で開催され、関東地区の各都県の予選を通過したレベルの高い160点中の20点が受賞しています。栃木県では本校とさくら清修高校の2点が受賞しました。

 受賞した遠藤さんは、これまでも写真ばかりでなくイラスト画など各種コンクールで活躍しました。3年間積極的に部活動に取り組んだ成果ともいえます。おめでとうございます。

 
 受賞作品の「キリリ、Exotic Japan」は、「竹刀を持たない剣道写真をデザイン科ではこう撮る。」をコンセプトに撮影したものです。いま、東京オリンピックを控え世界中で日本ブームが起きているそうですが、そのCMに使えそうな出来栄えです。Exoticとはこの場合「魅力的な」という意味で、キリリとした女子生徒の制服の着こなしが写真に緊張感を与えています。



受賞した遠藤さんの作品(モノクロ)




受賞作品の前で記念撮影

2014日光フォトコンテストで2名が受賞(学生の部)!!

 日光市、日光市教育委員会、日光フォトコンテスト実行委員会主催の歴史ある、そして大変権威ある日光フォトコンテストで産業デザイン科の生徒2名が見事、奨励賞を頂きました。


 造形部では、このコンテストに向けて年に数回日光を訪れています。その成果を今年も上げることができました。
 3年生の近藤さんはもうすぐ卒業です。このような大きな賞を頂き、素晴らしい卒業記念となりました。ありがとうございます。

 

入賞した2人の作品の紹介を紹介します。

■ピースは世界の合言葉  近藤(3年)

 近藤さん(3年生)の作品は、日光東照宮の外国人観光客とともに撮影したものです。Cool japan (カワイイ文化)の代表的存在の女子高生は日光に限らずどこでも人気者で、今の日本を象徴する写真です。画面から観光客の皆さんが日本の旅を満喫している様子が伝わってきます。




■五重塔の下で      星野(1年生)

 星野さんの作品は、日光東照宮境内の五重塔を撮影したもの。五重塔は全部写っていませんが、鮮やかな色彩の塔を見上げる女子生徒の二の腕までかかる長い髪が五重塔の高さを象徴しているようです。構図的に撮影コンセプトが伝わる、素晴らしい一枚。


写真班、高文連県写真展団体の部で優勝!

造形部(写真班・今回出品は全員デザイン科の生徒)は129日~1213日まで宇都宮文化会館で開催された高文連県写真展で団体の部で優勝致しました。

さらに個人の部でも特選に1点、入選6点、佳作3点が入賞しました。特選の作品は今年1月末の関東大会(甲府市)に出品されます。

なお、最近5年間の成績(団体の部)は平成26年度優勝、25年度準優勝、24年度準優勝、23年度優勝、22年度準優勝となっています。

今年度出品したオリジナリティー溢れる作品15点について紹介します。

(文責 造形部顧問 産業デザイン科教諭 新井)


1.キリリ、Exotic Japan
(遠藤 3年生)

数年前に県写真展で優秀賞を受賞した他校の作品をもとに撮影したもの。コンセプトは「竹刀を持たない剣道写真をデザイン科ではこう撮る」。どこかのCMに使えそうな雰囲気に出来上がりました。キリリとした女子生徒の制服の着こなしが写真に緊張感を与えています。






2.凍える日、熱い想い(遠藤 3年生)

入賞はしていませんが私の好きな作品です。デザイン科の女子生徒や写真部卒業生の一押しの作品です。いかにもデザイン科の生徒の撮影らしいオシャレな写真になりました。写真の構図でよく使われる三分割法を意識した作品ですが、クラッシックな電話ボックスの朱色の枠を斜めに撮り、遠近法の効果で奥行感を持たせています。






3.青春はいつでも全力疾走!(遠藤 3年生)

校内の通路でスタートダッシュする一瞬を捉えています。今年度の大会のテーマ(青春写真始めました)に沿って自分たちで考えた構図です。自分の目標に向かって「全力疾走!」といったところです。運動会とは違う、撮れそうで撮れない青春を感じさせる写真です。






4.
Tokyo Romantic station(わたしたち・夢の途中)  (遠藤 3年生)

始発駅、終着駅、途中駅など駅は年齢に関係なく郷愁を感じさせる存在です。卒業を控えた18歳の生徒にとって現在は、出発駅でもあり夢を追いかける途中の駅でもあります。手すりをトリミングで外し凝視すると不安になりますが、視線を下げると影の手すりがシルエットで映り再び画面が安定します。






5.祭り一色、日本の夏(江本 3年生)

原色のコントラストが強く灼熱の夏の様子が伝わってきます。さらに黒い影が照り付ける太陽の強さを想像させます。そして祭りと書かれた何本もの巨大な団扇や祭りと書かれた法被姿の男性によって今まさに祭りの会場にいる臨場感が伝わる写真です。






6.思い出のBlue Hawaii(江本 3年生)

夏祭りのかき氷の定番「ブルーハワイ」。由来は亡きエルビス・プレスリー主演のハワイを舞台にした映画の題名とか。夏にブルーといえばブルーハワイが連想されるのですが、テーマの付け方がオシャレに決まりました。舌を出しての写真は普通、悪態ですが、私たちの記憶の中にある子供時代の無邪気な喜びが伝わって来ます。






7.夏色に染まるワタシ(江本 3年生)

外気温はおそらく40度を超えている炎天下の露天商を撮影したもの。ギラギラした真夏の太陽光線の長波長成分だけの透過光がオレンジ色の異種空間を作り出していました。すべてがオレンジ色に発色する空間は露店の意味性が昇華され、不思議な雰囲気を作り出しています。同じ構図でコマ違いの写真がある有名な全国コンテストで入賞しています。






8.
揺れる心(初夏の風が私の中を過ぎていく)(江本 3年生)

ただの女子高生のポートレイトではありません。巨大な無機質な機関車と人間を対比させることによって、人の情感を際立たせた作品。うつむきがちな視線が揺れる心を表現しています。使われている色は黒、白、肌色の3色、シンプルな色構成が画面に独特の雰囲気を与えています。高校生のポートレイトとしては素晴らしい出来栄えの作品。






9.
傷心少女、戦闘開始(石井 3年生)

2月の大雪の1週間後に横浜で撮影したもの。最初の題名は「赤と黒のコントラスト」。スタンダールの小説「赤と黒」をイメージしたような作品。「赤い鎧」と不安そうな表情の少女を対比的(色相の対比、大きさの対比)に捉えた印象的な画面構成になっています。モデルの3年生の表情も秀逸で画面に独特の雰囲気を与えています。3年生になるとこんな作品も作れるのですね。入賞していませんが私の一番評価の高い作品です。






10.爽やかな朝、口元からハミング(石井 3年生)

さわやかな高原の駅、柔らかい朝の光の中、清々しさが伝わってきます。瑠璃色の客車に反射する人物やホームがさらに清涼感を高め、列車が作り出す遠近法により心地よい解放感が生まれます。二人の高校生が手をつなぎ、自然に笑顔がこぼれます。まさに青春賛歌、若いことは素晴らしいことです。簡単に撮れそうで難しい一枚。






11.三者三様、桜の楽しみ方教えます (植原 3年生)

春雨の中、見事な満開の桜の前で、三つのグループの花見を捉えたスナップ写真。「桜を眺める人」、「写真を撮る人」、「撮った写真を見る人」がバランスよく並び、デジタル時代の日本の花見の情景を見事に表現しています。有名な漢詩の「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」を映像化したような雰囲気が漂います。






12.雨の日の午後、立ち尽くす私たち (近藤 3年生)

梅雨明け間近の小雨降る中で撮影した季節感あふれる爽やかな青春写真。ノウゼンカズラを前景にちょっと憂鬱そうにカメラを見つめる一人ひとりの表情が個性的で今を生きる実感を伝えています。背景の古民家、人物、前景と立体的写真を見るような臨場感があります。うまく人物にピントを合わせて撮影した力作。この作品は入賞していませんがデザイン科の生徒らしいセンスある秀作です。






13.The last shot(3年間楽しかったよ!) (小野寺 3年生)

入賞していませんが私のお気に入りの一枚。日没直後、夕暮れ迫る街の光が浮かび上がり、気分はちょっとセンチメンタル。望遠レンズを使った背景の街並みの圧縮効果が印象を深めます。空に向かって突き上げあげたカメラが充実した三年間と将来への意気込みを象徴しているようです。三年間の部活動最後の撮影の一コマ。まさにLast Shot






14. Labyrinth of the youth (小野寺 3年生)

旧信越線の廃軌道(トンネル)で撮影した一枚。足元の細かな白い砂利(石灰岩)がレフ板の役割をして、わずかな通風口の明かりだけできれいな肌色を再現しています。暗い迷宮の入り口にいるような雰囲気ですがリアルな人物表現で緊迫感のある画面になっています。






15.遠くまで行くんだ(近藤 3年生)

この作品も入賞していませんが今回出品した中で最も、人物の存在感のある作品です。広大な空の広がりの中、クッキリと浮かび上がる人物、まさに春の若葉のような「生命力」を感じさせる写真です。彼方の水平線に向かって思わず敬礼する姿も生き生きし、背景の雲の立体感のある表情と相まってダイナミックな作品になっています。

 



 


 

造形部写真展をコムファーストショッピングセンターで開催しました

本校造形部にとりまして3回目の写真展を、市内のアピタ・コムファーストSCで開催いたしました。
 
今回の作品展は例年のような各種コンテストの入賞作品の展示ではなく、この1年間の部活動による写真表現のほぼ総覧ともいえる224枚の作品を展示し、今まで人目に触れずにいる作品にスポットライトを当てています。5日間の期間中、多くの市民、保護者の方々にご覧いただき、ありがとうございました。また会場を提供していただきました(株)足利モールの皆様にはあらためまして御礼申し上げます。





生花も頂き華やかな作品展になりました




連日多くの市民の方々にご覧いただきました

造形部研修旅行で国立新美術館の二科展を見学!

 恒例の造形部の研修旅行で、国立新美術館にて開催中の二科展を見学しました。二科展の展示は、絵画、彫刻、写真、デザインの四部門があります。デザインを学ぶ生徒にとって、とても参考になる展覧会です。


 彫刻部門では、以前本校で教鞭をとられていた長谷川先生の大作(彫刻)も展示されていました。長谷川先生にはお会いできませんでしたが今後のご活躍を期待します。
 

  続きにて、生徒の見学感想文を紹介します。



新美術館前で記念写真



■二科展を見学して

産業デザイン科2年 福地


もう少し時間があればもっとゆっくり見ていたいと何度も思いました。二階と三階のデザイン展や写真展が見ることができなかったことが心残りでした。

様々な作風の作品の中から自分の好きな作品を探すことはとても楽しく、また一般の方々からの出品も多いと聞いていましたが一般の人とは思えないレベルの高さに驚きました。
いつか私もこのような作品を描けるようなになりたいと思いました。

 

今回の見学では一階の絵画部と彫刻部しか見ることができませんでしたがその中で最初に感心したことは作品の間口の広さと自由さでした。

足利市内高校合同美術展に於いて優秀な成績をおさめました!

 620(金)~23日(月)に、足利市内高校合同美術展がアピタ・コムファースト1Fのコム広場で開催されました。合同美術展は、市内各学校の美術部が参加しています。

 最終日には優秀作品の表彰式が行われ、産業デザイン科3年生の近藤さんが優秀賞を受賞しました。また参加した市内高校の美術部生徒間投票でも大変に高い得点を頂きました。
 
 参加した部員のみなさん、作品制作や準備、搬入搬出作業お疲れ様でした。ご来場頂いた方々や造形部OBOGのみなさんから、作品に関するコメントを沢山頂きありがとうございました。

 次回の合同美術展は、12月に足利市民会館で開催される予定です。今回運営にあたられた足利工業大学附属高校の先生方、大変お世話になりました。



近藤さんの作品(優秀賞)

APC(足利市内高校写真展)開催。10作品(7名)が入賞!

 530,31日に99回足利市内高校写真展(APC)が足利市民会館別館で開催されました。本校の造形部写真班の3年生を中心に29作品、8名の生徒が出品しました。
 
 今回はレベルの高い写真が揃い、10作品(7名)が入賞しました。さらに3年生部員全員が入賞することができました!!また講評会では審査に当られた先生方からも高い評価を頂きありがとうございました。運営にあたられたAPC事務局の足利女子高校の先生方、大変お世話になりました。




表彰式後の3年生部員の記念撮影


■成績

・モノクロの部  特選  近藤(A3

   入選  安田(A2

・カラーの部   特選  植原(A3)、小野寺(A3

         準特選 石井(A3)、遠藤(A3

         入選  石井(A3)、遠藤(A3、2作品)、江本(A3

              


受賞作品紹介(特選、準特選作品5点を紹介します)

◎モノクロの部 


特選(近藤 A3) 



◎カラーの部

     
特選(小野寺 A3)                  特選(植原 A3


      
準特選(石井 A3)                   準特選(遠藤 A3


陽春の日光に撮影旅行!ハービー・山口さんとお会いしました!

 恒例の陽春の日光を撮影に訪れました。午前中は東照宮や二荒山神社、午後、奥日光・中禅寺湖を訪れました。中禅寺湖では湖畔の撮影のほかに中禅寺金谷ホテルで開催中のフォトギャラリーを見学。フォトギャラリーでは現在、テレビのCM(富士フィルム)などで人気の著名な写真家ハービー・山口さんの個展を見学させていただきました。


 ギャラリーに入った瞬間、ハービーさん本人がいらしたのでビックリ!!展示写真の入替に東京から来られたそうです。うわさ通りのフレンドリーで気さくな方で生徒ともしばらくの間、写真談義に花が咲きました。ハービーさんにはお忙しい中、丁寧にお付き合いいただきありがとうございました。また中禅寺金谷ホテルのスタッフの皆様には毎年撮影に協力して頂き、心より御礼申し上げます。



         

丁寧に作品の説明をして頂きました    フォトギャラリーにて記念撮影

第20回関東地区高校写真展(神奈川大会)で江本さん優秀賞を受賞!

 第20回関東高校写真展で本校造形部の江本さん(3年)が優秀賞を受賞しました。

今年度の関東大会は神奈川県横浜市で開催され、関東地区の各都県の予選を通過したレベルの高い160点の作品の中からの受賞になりました。なお、優秀賞は160点中の20点が受賞しています。


 江本さんは先月まで本校造形部写真班の班長として各種大会で活躍し、3年間熱心に部活動に取り組んだ成果ともいえます。おめでとうございます。

 受賞作品の「私たちは何処に行くのだろうか」は本校写真班で毎年取り上げるテーマで生徒たちの希望や不安、夢などの心情をビジュアルに表現することを目的にしています。




受賞した江本さんの作品(モノクロ)