調査研究通信

令和5年度(2023)年度 教科指導充実に関する調査研究(小・中) 実践事例パンフレット完成・web公開

小・中学校における教科指導充実に関する調査研究のパンフレット『資質能力の育成を図る授業づくり』が完成しました。

 

 小・中学校の音楽科、図画工作科、美術科、体育科、保健体育科、家庭科、技術・家庭科の各教科において、「単元(題材)の見通し」「ICTの活用」に焦点を当てた授業実践をまとめました。

 授業実践に御協力いただいた研究協力委員の先生方、ありがとうございました。

 この冊子はwebサイトからダウンロードして閲覧することができます。さらに、webサイトでは、単元(題材)全体の授業の様子が分かる補助資料も公開しています。ぜひ、ご活用ください。

 今年度の資料のダウンロードは下記から可能です。

http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/kyokasido_r05_shochu/index.html

 今回完成した冊子は、次年度の総合教育センターで行われる基本研修等で配布し、活用を予定しています。

 

 国語科、社会科、算数科、数学科、理科、外国語科については、令和4(2023)年度の小・中学校における教科指導充実に関する調査研究をご覧ください。

    


昨年度の資料のダウンロードは、下記から可能です。

http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/kyokasido_r04_shochu/index.html

令和5(2023)年度 教科指導充実に関する調査研究(高) 『実践編』公開

 今年度の教科指導充実に関する調査研究(高)の資料、『教科における探究的な学習の充実~新しい時代に求められる資質・能力の育成を目指して~ 実践編』を、当センターWebサイトに公開しました。

 今年1月に公開した『理論編』に続く『実践編』には、地理歴史科、理科(物理・化学)、保健体育科、農業科、工業科、商業科の6教科7科目における探究的な学習の授業実践が掲載されています。単元の指導計画や、探究的な学習を取り入れた授業の展開、指導のポイント、ルーブリックを用いた評価になどの実践例が示されています。

 ここでは、各科目における探究的な学習の「問い(学習課題)」をご紹介します。

地理歴史科(歴史総合)「世界各国の政治や社会は、第一次世界大戦の前後でどのように変化したのだろうか?」
理科(物理)「単振り子の周期を決める要因は何か?また、その要因と周期の規則性はどのようなものか?」
理科(化学)「凝固点降下の規則性は何に依存しているのか?」
保健体育(体育)「なぜ、あなたは走るのか?」
農業科(農業と環境)「自然と調和した農業とは?」
工業科(情報数理Ⅰ)「歩行者用信号機の動作をプログラミングで表現するには?」
商業科(財務会計Ⅰ)「財務諸表から読み取ることができる企業の実態とは?」

 「問い」を見ただけでもワクワクする内容です。詳細は当センターのWebサイトをご覧ください。

 さらに、授業実践で活用した「ワークシート」や「ガイダンスプリント」、「ルーブリック」などの資料や、探究的な学習を取り入れた授業をデザインするための「授業づくりワークシート」も掲載しています。新学期から始まる授業づくりのヒントや、授業改善の視点を与えてくれる資料がそろっています。ぜひご活用ください。

資料のダウンロードは下記から可能です。

https://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/kyokasido_r05_koko/index.html

 

 

令和5年度(2023)年度 栃木県教育研究発表大会 ICTを活用した授業づくり部会・教育講話Ⅰ 報告

令和5(2023)年度 栃木県教育研究発表大会が令和6(2024)年1月26日(金)・27日(土)に、オンラインで開催されました。

 

 ICTを活用した授業づくり部会では、「資質・能力の育成を図る授業改善の推進」をテーマとして、初めに、今年度の調査研究の概要について、当センター研究調査部 武井玲子副主幹が説明を行いました。その後、今年度の研究協力員の中から、佐野市立あそ野学園義務教育学校の門澤裕美先生の小学校家庭科の実践、日光市立今市中学校の大山良皓先生の保健体育科の実践について御発表いただきました。最後に、玉川大学大学院教育学研究科の久保田善彦教授より、お二人の実践のよさやICTを効果的に活用した授業づくりについて指導・助言をいただきました。

 

  

 

 

 

 つづく第2部の「教育講話Ⅰ」では、久保田善彦教授から「GIGAスクール時代の授業改善」と題して御講話をいただきました。生成AIの教育分野での活用の可能性、授業改善のツールとしてのGIGA端末の活用について、授業デザインのためのマインドなど、示唆に富んだお話を伺うことができました。
 「たくさん刺激を受けました」「端末をツールとして活用する上でも、授業者の意欲が問われると分かった」など、多くの「熱い」感想が寄せられています。学んだことを基に、本県の教科指導が充実するよう調査研究のまとめに励んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5(2023)年度 栃木県教育研究発表大会 教科における探究部会(高)・教育講話Ⅱ 報告

令和5(2023)年度 栃木県教育研究発表大会が令和6(2024)年1月26日(金)・27日(土)に、オンラインで開催されました。

教科における探究部会(高)は、「教科における探究的な学習の充実を目指した取組」をテーマとして行われました。初めに、当センター研究調査部 齊藤真史副主幹が、先日公開した『教科における探究的な学習の充実~新しい時代に求められる資質・能力の育成を目指して~ 理論編』の資料を基に、今年度の調査研究について説明しました。その後、早稲田大学大学院教育学研究科 田中博之教授をコーディネーターにお迎えして、座談会を行いました。前半は「地理歴史科、理科(物理・化学)、保健体育科」、後半は「農業科、工業科、商業科」における探究的な学習の実践報告、そこから得た成果と課題について意見交換を行いました。チャットを通して、参加者の皆さまからも多数の質問やコメントが届き、教科における探究的な学びについて考える有意義な部会となりました。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく「教育講話Ⅱ」では、田中博之教授から「探究授業の創り方」と題して御講話いただきました。探究的な学習の理論、写真や動画とともに多くの授業実践例、ルーブリックを活用した評価等について丁寧に御説明いただき、授業実践に活用できる多くのヒントを得ることができました。今回の発表大会で、本部会が最も視聴申込数が多かったことからも、その注目度の高さは明らかでした。学んだことを基に、これからも調査研究が充実するよう議論を深めていきたいと思います。

令和5(2023)年度 教科指導充実に関する調査研究(高) 『理論編』公開

 今年度の教科指導充実に関する調査研究(高)の資料、『教科における探究的な学習の充実~新しい時代に求められる資質・能力の育成を目指して~ 理論編』を、栃木県総合教育センターWebサイトに公開しました。

 「『総合的な探究の時間』と『教科における探究』の違いとは?」「教科における探究的な学習のデザインとは?」「探究的な学習を充実させるポイント」など、各教科・科目等で探究的な学習を進める際に参考となる情報が、具体例とともに掲載されています。ぜひ、ご覧ください。

 なお、『理論編』につづき、各教科の協力委員の先生方の授業実践をまとめた『実践編』を現在作成しています。今年度末に公開予定ですので、もうしばらくお待ちください。

      

資料のダウンロードは下記から可能です。

https://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/kyokasido_r05_koko/index.html