進路指導室より

進路指導室より

産業現場等における実習が始まりました

1月23日(火)

 

 昨日から、今年度最後の「産業現場等における実習」が本格的にスタートしました。高等部3年生にとっては、学校生活最後の実習となります。

 また、2年生にとっては2回目の実習ですが、ほとんどの生徒が前回とは違った事業所を選んでいます。良い経験とし、今後の進路選択に生かしてくれるよう期待しています。

 今回も御協力いただきました事業所の皆様、誠にありがとうございます。

     

 

 

 

 

保護者対象進路研修会

12月28日(木)

 

 去る12月20日(水)、グループホーム「あやめはうす真岡」管理者の礒様と、本校卒業生保護者の風山さんを講師にお招きし、「保護者対象進路研修会」を行いました。

          

《風山様より》

子育てで親としてこれだけは守らせた3つのこと

・22時までに寝る

・はみがきを毎食後する

・毎日学校に行く

社会に出て大切なこと

・挨拶

・身だしなみ

・素直さ

 

《礒様より》

GH利用者で気になること

・電気や水道を「ぱなし」にする

・洗濯機の使い方を知らない

・スマートフォンの「出会い系」や「決済」でピンチに

GHで働いていて

・職員として大変だと思ったことはない「自立に向けて」「ありがとう」の言葉

 

《参加者の感想》

・日常に追われて将来のことまで考える余裕がないが、少しずつでもできる範囲で心がけていきたい。

・進路選択はまだ先だが、将来像がなんとなく見えた。

・卒業生保護者からの話はとても参考になったので、いろいろな方からの話をもっと聞いてみたい。今後も研修会を続けてほしい。

・我が子と照らし合わせて聴きながら、少し不安が軽くなった。一番大切なことに気づくことができたので、有意義な時間だった。

・グループホームも会社等によっていろいろと違うことなど、詳しく知ることができた。

・地道にこつこつと、できることに取り組んでいきたい。

 

内定通知が届き始めました

12月5日(火)

 今年度も、企業からの内定通知書が届き始めています。企業担当者の皆様にはこれまでの御指導に感謝申し上げます。内定通知書は、校長から授与させていただきます。

 3学期には最後の実習の機会が控えています。最後まで御指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

                

 

企業向け学校公開を実施しました

11月22日(水)

 

 ハローワーク真岡との共催により、地域の企業等をお招きし、学校公開を行いました。生徒たちの授業の様子を御覧いただいた後、本校卒業生を雇用していただいている「有限会社関研磨工業所」の取締役、関幸子様による講話を聴いていただきました。今回御参加いただかなかった企業の御担当者様で、今後障害者雇用をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひ本校進路指導部まで御連絡ください。

 

 

 

就労系サービスに必要な力とは?

10月23日(月)

 2学期の産業現場等における実習も終了し、高等部3年生は進路選択の時期が目の前に迫ってきました。この度の実習も多くの事業所様にお受入れいただき、誠にありがとうございました。

 さて、今回の実習において、進路担当から福祉就労事業所へアンケートを取らせていただきました。タイトルは「就労系サービス利用に必要な力について」。こちらで設定した「知識・技能」「思考・判断・表現」「意欲・態度」「その他」に関する計22の質問項目に、各事業所が考える優先順位を1~5位までつけていただきました。また、同様のアンケートを本校進路指導部教員にも取り、結果を比較してみました。御覧ください。

 

福祉就労事業所(回答総数12)

本校進路指導部教員(回答総数12)
1位 挨拶・返事 9票

(平均順位1.7)

1位 挨拶・返事 11票 (平均順位2.1)
2位 素直さ 8票 (平均2.3) 2位 報告・確認 11票 (平均3.1)
3位 休まない 5票 (平均1.6) 3位 休まない 6票 (平均2.0)

※平均順位は、順位の合計数を票数で割ったものです。数が小さいほど重要度が高い、ということです。

※福祉就労事業所は、以下「意思伝達」「仕事への意欲」「協調性」と続きます。

※進路指導部教員は、以下「素直さ」「身だしなみ」「うそをつかない」と続きます。

 

 前回の「進路指導部より」に書いた「挨拶」の重要性は、多くの関係者が認識しているという結果が出ました。本校職員も保護者の方から「挨拶を返してくれない」という指摘をいただくことがあります。この結果も踏まえ、改めて考えていかなければならないと思いました。

 最後に、特記事項に記載していただいた事業所からのコメントを紹介します。

・「素直さ」とは「従順」という意味ではなく、「ごめんなさい」が言えて直せること。

・失敗も前向きにとらえてチャレンジする気持ちがあると、大きく成長することができる。

・22項目すべてが重要で順位をつけるのが難しかったが、「挨拶」と「素直さ」は全職員の共通認識だった。 

 

等価交換の原則

9月21日(木)

 

 本日は進路指導担当として仕事をする中で、ふと思うことを書いてみます。

 20年ほど前のアニメーションに「人は何かを得るためには相応の対価を支払わねばならない」という台詞がありました。資本主義社会の市場原理では至極当然のことなのですが、進路を決めていくにあたっても的を射た表現だな、と思うことが多々あります。子どもたちは学校での学習、校外での実習、余暇の過ごし方、いろいろなことの積み重ねで進路を決めていくわけですが、忘れてならないのは「必ず他者(支援者)との関わりの中で、支援を受けて生活していく」ということだと思います。

 支援する側にも「感情」があります。できるのにやらない、態度が横柄な人間と、できることは少なくても挨拶や返事はいつも元気一杯、ひたむきに頑張っている人間とでは、どちらに来てもらいたい、支援したいと思うでしょうか。

 最近、「挨拶をしない自由も認めるべきだ」という主張を耳にすることがあります。昭和世代の私からしたら驚きの主張ですが、まあこれも「相応の対価」を支払う覚悟があるなら個人の自由なのかもしれません。ただ、本校高等部生徒には、普段から「挨拶・返事・言葉遣い」について口酸っぱく伝えています。できることをできる範囲で精一杯やっていれば、必ずサポーターが周りに増えていくと思います。まさに「等価交換」ですよね。いや、むしろ対価以上の利益をもたらすことでしょう。

 たかが挨拶、されど挨拶。作業能力等を身につける前にできる「簡単なこと」について、今一度見直す必要があると感じています。

 

 

福祉施設説明会が行われました

8月7日(月)

 

 8月2日水曜日に芳賀地区及び近隣地区の障害福祉サービス事業所をお招きし、本校を会場に「福祉施設説明会」を行いました。午前の部と午後の部に分け、それぞれ11事業所様に御来校いただきました。コロナ禍がようやく落ち着きましたので、今年度は昼休みに事業所即売会を催し、とても盛況でした。御協力いただきました事業所の皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。

 

  

教員の社会体験研修を行っています

8月4日(金)

 

 夏休みの期間を利用して、本校教員が地域の企業や福祉事業所で「働く体験」を行っています。関係事業所の皆様にはお忙しい中、快く研修をお受けいただき、誠にありがとうございます。

 

研修前の見学の様子です  

事前の見学の様子(栃木ハイトラスト様)      自動車部品加工(関研磨工業所様)

 

グループ研修教員の感想

 実際に作業を体験させていただくことで、作業を継続するために必要な体力、集中力等仕事をしていく上で大切なことを学びました。また、本校卒業生がいきいきと働いている姿を見せていただき、とても温かい雰囲気の職場に恵まれていることを実感しました。