学校生活[全日制]

2011年9月の記事一覧

国際理解だより 5

  それでは、なぜEUがそんなに重要なのでしょうか。
 それは、第一に戦うことのない共同体をつくり上げたからです。「不戦共同体」です。18世紀を代表する哲学者であるカントの思想に「恒久平和」という議論がありましたが、まさにEUは、ヨーロッパにおいて恒久平和のしくみをつくり出すことに成功した実例なのです。
 国際関係もまた、ヨーロッパで発展してきた概念です。ヨーロッパで30年にわたって行われた宗教戦争を終結するために「ウェストファリア講和条約」が締結されました。1648年のことです。その講和会議に出席したヨーロッパ諸国の国王や諸侯たちによって、国家は主権を持ち、対等かつ平等な存在であるとされました。その前提のもとに構築された国際システムが、その後世界に広がって、今日の世界を形づくることになったのです。

つづく

大学教員による模擬授業

 6大学から8名の先生方をお招きして、「模擬授業」を行ってもらう会を企画し、去る9月22日(木)実施しました。授業を受けたのは本校の2年生全員と1・3年生の希望者です。以下、授業をしてもらった先生方と授業のテーマを挙げます。
           
  早稲田大学 人間科学部  松居 辰則先生 
      「コンピュータに人の『心』がわかるのか?-人工知能研究の新たなる挑戦」

  宇都宮大学 工学部     佐藤 正秀先生
          「化学のながれを変える」

  宇都宮大学 教育学部      上原 秀一先生 
      「日本と外国の学校を比べよう」     

  宇都宮大学 農学部         岩永 将司先生
     「たんぱく質を作る遺伝子工学技術」

  新潟大学 人文学部         中村 隆志先生
     「ケータイの日常利用とコミュニケーション」

  群馬大学 社会情報学部    前田 泰教先生
     「法解釈学の役割」

  茨城大学 理学部           横沢 正芳先生
     「宇宙進化学入門」
 
   ( 東北大学大学院工学研究科 長谷川英之先生
     「超音波による生体イメージング」)
 
 東北大学の長谷川先生は本校を平成3年に卒業されたOBで、生徒たちも大いに楽しみにしていたところでしたが、前日上陸した台風の影響で、通行予定だった東北自動車道が不通となり、残念ながら来校できませんでした。そのため、5大学7名の先生による実施となりました。
 あらかじめ希望を募り、各講座20名から50名の生徒が授業を受けました。
 それぞれが、研究者としての専門分野についての授業を、大学では一般的な90分の枠で行っていただきましたので、難解でもあり戸惑うところもありましたが、将来大学に進学する希望を持つ生徒たちにとっては、よい体験になったと思います。
 

第33回合唱コンクール

9月26日(月)台風のため延期された合唱コンクールが無事開催されました。
今年度は、3月11日の東日本大震災を受けて真岡市民会館大ホールが
利用できないことになり本校講堂で実施しました。
合唱委員を中心に講堂での実施にむけて準備してきました。
 
各クラスとも早くから練習に励み、男子校ならではの迫力ある合唱ができました。
審査委員の先生方からは、合唱のために作られた歌を歌ってほしいことを
コメントとして頂きました。
 
~結果~
6位 2年1組 言葉にすれば
5位 3年2組 人間の歌
4位 3年3組 木曽節
3位 2年2組 いざたて戦人よ
 
 
2位 3年1組 斉太郎節
  
1位 3年5組 最上川舟唄
  

西側通路が耐震工事終了!

第1棟と第2棟をつなぐ西側通路が耐震工事を終了しました。
                      1階昇降口

                        2階通路
  
明るくきれいになりました。