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栃高博物館
2013年10月の記事一覧
栃高博物館 104 タマムシ
栃高博物館 104 タマムシ(玉虫)とコガネムシ(黄金虫)
タマムシ(玉虫)
分類 節足動物門 昆虫綱 甲虫目 タマムシ科
学名 Chrysochroa 英名 Jewel beetle
コガネムシ(黄金虫)
分類 節足動物門 昆虫綱 甲虫目 コガネムシ科
学名 Mimela splendens 大きさ17~23mm
栃高の校内で見つけました。もう3~4年たちますが、ともに美しさは変わりません。特に
タマムシの虹色は、心惹かれます。残念ながら羽が1枚取れてしまいましたが、そのおかげで
飛翔用の透明な羽が見えます。
タマムシ(玉虫)
分類 節足動物門 昆虫綱 甲虫目 タマムシ科
学名 Chrysochroa 英名 Jewel beetle
コガネムシ(黄金虫)
分類 節足動物門 昆虫綱 甲虫目 コガネムシ科
学名 Mimela splendens 大きさ17~23mm
栃高の校内で見つけました。もう3~4年たちますが、ともに美しさは変わりません。特に
タマムシの虹色は、心惹かれます。残念ながら羽が1枚取れてしまいましたが、そのおかげで
飛翔用の透明な羽が見えます。
栃高博物館 103 イタチ
栃高博物館 103 イタチ
分類 哺乳綱 ネコ目 イタチ科 イタチ属
学名 Mustela
英名 weasel
大きさ この標本の胴長30cm
分布 日本全国(ニホンイタチ)
体が細長いイタチ科のほ乳類は、小さい方からオコジョ、イイズナ、イタチ、テン、川に入って
カワウソ、海に入ってウミウソ、ではなくラッコです。毛皮を獲るミンクやペットのフェレットもイタチ
の仲間です。
分類 哺乳綱 ネコ目 イタチ科 イタチ属
学名 Mustela
英名 weasel
大きさ この標本の胴長30cm
分布 日本全国(ニホンイタチ)
体が細長いイタチ科のほ乳類は、小さい方からオコジョ、イイズナ、イタチ、テン、川に入って
カワウソ、海に入ってウミウソ、ではなくラッコです。毛皮を獲るミンクやペットのフェレットもイタチ
の仲間です。
栃高博物館 102 リス
栃高博物館 102 リス
分類 哺乳綱 ネズミ目 リス科 リス属
学名 Sciurus lis
英名 squirrel
大きさ 体長16~22cm、尾長13~17cm
分布 亜高山帯までの森林
ニホンリスの剥製と思われます。近年ペットショップで販売され、それが逃げ出して繁殖して
います。よく知られているのがシマリスです。食性はほぼ植物食で昆虫も食べます。リス科には
ほかにモモンガやプレーリードッグがいます。
分類 哺乳綱 ネズミ目 リス科 リス属
学名 Sciurus lis
英名 squirrel
大きさ 体長16~22cm、尾長13~17cm
分布 亜高山帯までの森林
ニホンリスの剥製と思われます。近年ペットショップで販売され、それが逃げ出して繁殖して
います。よく知られているのがシマリスです。食性はほぼ植物食で昆虫も食べます。リス科には
ほかにモモンガやプレーリードッグがいます。
栃高博物館 101 ライチョウ
栃高博物館 101 ライチョウ(雷鳥)
分類 鳥綱 キジ目 ライチョウ科
学名 Lagopus muta
英名 Rock Ptarmigan
大きさ 全長約37cm 翼開長約59cm
分布 北極圏など 日本の雷鳥が南限
天然記念物の雷鳥です。このような剥製標本は、今後絶対手に入りません。この雷鳥は
夏毛です。冬毛は真っ白になります。ラベルは以前紹介した「動物標本社」で住所は、
東京市神田区五軒町。採集年月は残念ながら消えてしまいました。

分類 鳥綱 キジ目 ライチョウ科
学名 Lagopus muta
英名 Rock Ptarmigan
大きさ 全長約37cm 翼開長約59cm
分布 北極圏など 日本の雷鳥が南限
天然記念物の雷鳥です。このような剥製標本は、今後絶対手に入りません。この雷鳥は
夏毛です。冬毛は真っ白になります。ラベルは以前紹介した「動物標本社」で住所は、
東京市神田区五軒町。採集年月は残念ながら消えてしまいました。
栃高博物館 100 ネコの頭骨
栃高博物館 100 ネコの頭骨
分類 哺乳綱 ネコ目 ネコ属 ヤマネコ種 イエネコ亜種
学名 Felis silvestris
英名 Cat、Domestic cat
ネコの頭骨は迫力があります。写真の大きさを言わなければ、ライオンでも通用します。
見事な4本の犬歯(ネコでもイヌです)。臼歯は鋭く尖っています。これで肉に噛みつき、肉を
引き裂きます。肉食獣の歯です。
分類 哺乳綱 ネコ目 ネコ属 ヤマネコ種 イエネコ亜種
学名 Felis silvestris
英名 Cat、Domestic cat
ネコの頭骨は迫力があります。写真の大きさを言わなければ、ライオンでも通用します。
見事な4本の犬歯(ネコでもイヌです)。臼歯は鋭く尖っています。これで肉に噛みつき、肉を
引き裂きます。肉食獣の歯です。
栃高博物館 99 ニワトリの頭骨
栃高博物館 99 ニワトリの頭骨
分類 鳥綱 キジ目 ヤケイ属
学名 Gallus gallus
英名 Chicken
くちばし、大きな眼窩、そして容積の小さい脳。ニホンザルとは全然違います。くちばしに歯は
ありません。上部のくちばしには大きな空洞がありますが、鼻の穴にしては大きすぎます。
眼窩にある円盤状の骨は、調べてもわかりませんでした。何なのか興味がわきます。

分類 鳥綱 キジ目 ヤケイ属
学名 Gallus gallus
英名 Chicken
くちばし、大きな眼窩、そして容積の小さい脳。ニホンザルとは全然違います。くちばしに歯は
ありません。上部のくちばしには大きな空洞がありますが、鼻の穴にしては大きすぎます。
眼窩にある円盤状の骨は、調べてもわかりませんでした。何なのか興味がわきます。
栃高博物館 98 ニホンザルの頭骨
栃高博物館 98 ニホンザルの頭骨
分類 哺乳綱サル目マカク属
学名 Macaca fuscata
英名 Japanese monkey
すでに剥製で紹介していますが、今回は頭骨にスポットを当ててみましょう。歯を見ると犬歯が
大きく鋭いです。臼歯はヒトと同じでよく発達しています。眼窩輪(眼球の周りの骨)もしっかり
できていて、両眼視による立体感もとらえることができます。脳の容積も大きく、高い知能を
持っています。ヒトと違うところは多々ありますが、似てますよね。
分類 哺乳綱サル目マカク属
学名 Macaca fuscata
英名 Japanese monkey
すでに剥製で紹介していますが、今回は頭骨にスポットを当ててみましょう。歯を見ると犬歯が
大きく鋭いです。臼歯はヒトと同じでよく発達しています。眼窩輪(眼球の周りの骨)もしっかり
できていて、両眼視による立体感もとらえることができます。脳の容積も大きく、高い知能を
持っています。ヒトと違うところは多々ありますが、似てますよね。
栃高博物館 97 ニッコウサンショウウオ
栃高博物館 97 ニッコウサンショウウオ
分類 脊椎動物亜門 両生綱 有尾目 サンショウウオ科
学名 Hynobius tokyoensis(トウキョウサンショウウオ)
英名 Salamander
大きさ オオサンショウウオは別として通常20cm以下
分布 栃木市近辺はトウキョウサンショウウオ
ラベルには「にっくわうさんせううを 卵嚢 44.3.27 下都賀 柏倉」と書いてあります。
残念ながらニッコウサンショウウオという種名はありません。トウキョウサンショウウオと思わ
れます。ゼリー状の卵嚢は壊れてしまいました。丸い卵や細長い幼生が見られます。茶色い
縦長のものは、水草の茎と根です。柏倉は今でも里山に湧水があり、湿地帯にはサンショウ
ウオが生息しています。


分類 脊椎動物亜門 両生綱 有尾目 サンショウウオ科
学名 Hynobius tokyoensis(トウキョウサンショウウオ)
英名 Salamander
大きさ オオサンショウウオは別として通常20cm以下
分布 栃木市近辺はトウキョウサンショウウオ
ラベルには「にっくわうさんせううを 卵嚢 44.3.27 下都賀 柏倉」と書いてあります。
残念ながらニッコウサンショウウオという種名はありません。トウキョウサンショウウオと思わ
れます。ゼリー状の卵嚢は壊れてしまいました。丸い卵や細長い幼生が見られます。茶色い
縦長のものは、水草の茎と根です。柏倉は今でも里山に湧水があり、湿地帯にはサンショウ
ウオが生息しています。
栃高博物館 96 ヒザラガイ
栃高博物館 96 ヒザラガイ
分類 軟体動物門 多板綱
学名 Polyplacophora
大きさ オオバンヒザラガイは最大で40cm。通常は4~5cmくらい
分布 すべて海産。潮間帯の岩場に普通。深海にもいる。
軟体動物は、巻貝(腹足綱)、二枚貝(斧足類)、タコ、イカ(頭足類)がよく知られたグループですが
ヒザラガイは全く別のグループで、多板綱といいます。筋肉質の足で岩場にへばりついている姿から
一見アワビの仲間に見えますが、全く違います。 正中線上には、前後に並んだ8枚の殻板があり
密接しているものが多いのですが、この標本のように殻板が小さく離れているものもあります。
分類 軟体動物門 多板綱
学名 Polyplacophora
大きさ オオバンヒザラガイは最大で40cm。通常は4~5cmくらい
分布 すべて海産。潮間帯の岩場に普通。深海にもいる。
軟体動物は、巻貝(腹足綱)、二枚貝(斧足類)、タコ、イカ(頭足類)がよく知られたグループですが
ヒザラガイは全く別のグループで、多板綱といいます。筋肉質の足で岩場にへばりついている姿から
一見アワビの仲間に見えますが、全く違います。 正中線上には、前後に並んだ8枚の殻板があり
密接しているものが多いのですが、この標本のように殻板が小さく離れているものもあります。
栃高博物館 95 ゴカイ
栃高博物館 95 ゴカイ
分類 環形動物門 多毛綱 ゴカイ科
学名 Polychaeta
英名 Ragworm
大きさ ジャムシ(蛇虫)というゴカイは40cmになる。
分布 世界中の海。潮間帯から深海まで
釣りの餌としてよく知られていますが、魚類、甲殻類、鳥類などの重要な餌です。この
標本は10cmぐらいの個体が数匹入っています。種の数が非常に多く、わかっているだ
けで約8000種、このほかにも、未記載種が相当数あるだろうといわれています。生息
分布も大変広く、熱帯から寒帯、浅海から深海の砂地、岩、海中浮遊、他の生物の体表
および内部など驚くべき適応能力です。ちょっと気持ち悪いですが興味深い生物です。
約5億年前のバージェス頁岩に化石としてたくさん発見されています。進化の歴史も長い
ですね。
分類 環形動物門 多毛綱 ゴカイ科
学名 Polychaeta
英名 Ragworm
大きさ ジャムシ(蛇虫)というゴカイは40cmになる。
分布 世界中の海。潮間帯から深海まで
釣りの餌としてよく知られていますが、魚類、甲殻類、鳥類などの重要な餌です。この
標本は10cmぐらいの個体が数匹入っています。種の数が非常に多く、わかっているだ
けで約8000種、このほかにも、未記載種が相当数あるだろうといわれています。生息
分布も大変広く、熱帯から寒帯、浅海から深海の砂地、岩、海中浮遊、他の生物の体表
および内部など驚くべき適応能力です。ちょっと気持ち悪いですが興味深い生物です。
約5億年前のバージェス頁岩に化石としてたくさん発見されています。進化の歴史も長い
ですね。
栃高博物館 94 エボシガイ
栃高博物館 94 エボシガイ
分類 節足動物門 甲殻亜門 蔓脚下綱(フジツボ亜綱) エボシガイ科
学名 Lepas anatifera
英名 Pelagic Goosneck Barnacle
大きさ 頭上部の白いところが2~5cm
柄部は伸縮自在で10cmを超えることもある
分布 全世界の海洋の岩場、流木や漂流物、船底に多数付着
ラベルには「つめがい 大正5年8月 三崎」と書いてあります。この生物の正式名称は
「エボシガイ」です。でも貝ではありません。上記のとおりフジツボと同じ仲間です。白い
部分は殻板という構造で、固く、5枚あります。おそらく、これが二枚貝の貝殻に見えたの
でしょう。英名についてはPelagic(外洋に住む)、Goosneck(ガチョウの首)、Barnacle
(フジツボ)です。英語圏のほうが、きちんとフジツボと認識していたのですね。
分類 節足動物門 甲殻亜門 蔓脚下綱(フジツボ亜綱) エボシガイ科
学名 Lepas anatifera
英名 Pelagic Goosneck Barnacle
大きさ 頭上部の白いところが2~5cm
柄部は伸縮自在で10cmを超えることもある
分布 全世界の海洋の岩場、流木や漂流物、船底に多数付着
ラベルには「つめがい 大正5年8月 三崎」と書いてあります。この生物の正式名称は
「エボシガイ」です。でも貝ではありません。上記のとおりフジツボと同じ仲間です。白い
部分は殻板という構造で、固く、5枚あります。おそらく、これが二枚貝の貝殻に見えたの
でしょう。英名についてはPelagic(外洋に住む)、Goosneck(ガチョウの首)、Barnacle
(フジツボ)です。英語圏のほうが、きちんとフジツボと認識していたのですね。
栃高博物館 93 イシコ
栃高博物館 93 イシコ
分類 棘皮動物門 ナマコ綱 キンコ科
学名 Cucumaria chromhjelmi
英名 sea cucumber
以前も紹介しましたが、「コ」はナマコのことです。これは潮間帯の岩の隙間に普通にいます。5cm位の小さなナマコで食用にはなりません。標本は4~5cmの個体がたくさん入っています。
体は五角柱状で、棘皮動物の特徴である「五放射相称」をもっています。
分類 棘皮動物門 ナマコ綱 キンコ科
学名 Cucumaria chromhjelmi
英名 sea cucumber
以前も紹介しましたが、「コ」はナマコのことです。これは潮間帯の岩の隙間に普通にいます。5cm位の小さなナマコで食用にはなりません。標本は4~5cmの個体がたくさん入っています。
体は五角柱状で、棘皮動物の特徴である「五放射相称」をもっています。
栃高博物館 92 サゴヤシの実
栃高博物館 92 サゴヤシの実
分類 被子植物門 単子葉植物綱 ヤシ目 ヤシ科 サゴヤシ属
学名 Metroxylon
英名 sago palm
分布 東南アジアからオセアニアの低湿地
「サゴ」が採れる椰子という意味です。サゴとはデンプンのことでサゴヤシ1本切り倒すと100kgのデンプンがとれるそうです。デンプンはサゴヤシの樹幹の大きな芯に含まれています。食料として重要な植物です。欠点としてはデンプン質のみなので、タンパク質やビタミン、ミネラルは他の食品から取らなければいけません。実は苗を得るために重要です。松ぼっくりのように見えますが、まわりの鱗片はしっかりくっついていて取れません。中は空洞で、そこに種があります。残念ながら、この標本には、種はありませんでした。空洞のみです。
分類 被子植物門 単子葉植物綱 ヤシ目 ヤシ科 サゴヤシ属
学名 Metroxylon
英名 sago palm
分布 東南アジアからオセアニアの低湿地
「サゴ」が採れる椰子という意味です。サゴとはデンプンのことでサゴヤシ1本切り倒すと100kgのデンプンがとれるそうです。デンプンはサゴヤシの樹幹の大きな芯に含まれています。食料として重要な植物です。欠点としてはデンプン質のみなので、タンパク質やビタミン、ミネラルは他の食品から取らなければいけません。実は苗を得るために重要です。松ぼっくりのように見えますが、まわりの鱗片はしっかりくっついていて取れません。中は空洞で、そこに種があります。残念ながら、この標本には、種はありませんでした。空洞のみです。
栃高博物館 91 大きなマツカサ
栃高博物館 91 大きなマツカサ
(大王松について)
分類 球果植物門 マツ綱 マツ科 マツ属
学名 Pinus palustris
英名 longleaf pine
大きさ 高さ20~40m
分布 北アメリカ東南部、園芸種なので日本にもあります
大王松という松の木の大きなマツカサです。正式には「球果」といいます。高さは22cm。
りっぱですね 通常15~25cmということなので、この標本は大きい方です。松の仲間
では、最も長い針状葉で英名はここからきています。
(大王松について)
分類 球果植物門 マツ綱 マツ科 マツ属
学名 Pinus palustris
英名 longleaf pine
大きさ 高さ20~40m
分布 北アメリカ東南部、園芸種なので日本にもあります
大王松という松の木の大きなマツカサです。正式には「球果」といいます。高さは22cm。
りっぱですね 通常15~25cmということなので、この標本は大きい方です。松の仲間
では、最も長い針状葉で英名はここからきています。
栃高博物館 90 トコブシ
栃高博物館 90 トコブシ
分類 軟体動物門 腹足綱 ミミガイ科
学名 Suluculus diversicolor
英名 small abalone
大きさ 大きくても殻長7cm
分布 潮間帯の岩場
海底の岩の「床に伏して」いるのでトコブシといいます。アワビとよく似ています。アワビの子供と区別できません。でも違いは穴の数で、アワビの穴は4~5個、トコブシは6から8個あります。
肉は美味で、アワビ同様に食されています。標本では、貝の表面に和紙を貼り、墨で「とこぶし」と書いてありました。英名も「小さいアワビ」です。
分類 軟体動物門 腹足綱 ミミガイ科
学名 Suluculus diversicolor
英名 small abalone
大きさ 大きくても殻長7cm
分布 潮間帯の岩場
海底の岩の「床に伏して」いるのでトコブシといいます。アワビとよく似ています。アワビの子供と区別できません。でも違いは穴の数で、アワビの穴は4~5個、トコブシは6から8個あります。
肉は美味で、アワビ同様に食されています。標本では、貝の表面に和紙を貼り、墨で「とこぶし」と書いてありました。英名も「小さいアワビ」です。
栃高博物館 89 アカガイ
栃高博物館 89 アカガイ(赤貝)
分類 軟体動物門 二枚貝綱 フネガイ目 アカガイ属
学名 Anadara broughtonii
英名 Bloody clam
大きさ この標本は10cm
分布 浅海の砂泥底
私たちの赤血球にはヘモグロビンが含まれています。このヘモグロビンと同じように鉄を含む「エリトロクルオリン」という物質を持つため、赤貝は血液が赤いのです。そのため肉も赤く、和名や英名の名前はここからきています。アカガイは寿司ネタや刺身にしたりする高級食材ですが、
赤貝の缶詰は、たくさん獲れるサルボウガイという赤貝に似た貝を使用しています。缶詰に書いてあるので確認してみましょう。
分類 軟体動物門 二枚貝綱 フネガイ目 アカガイ属
学名 Anadara broughtonii
英名 Bloody clam
大きさ この標本は10cm
分布 浅海の砂泥底
私たちの赤血球にはヘモグロビンが含まれています。このヘモグロビンと同じように鉄を含む「エリトロクルオリン」という物質を持つため、赤貝は血液が赤いのです。そのため肉も赤く、和名や英名の名前はここからきています。アカガイは寿司ネタや刺身にしたりする高級食材ですが、
赤貝の缶詰は、たくさん獲れるサルボウガイという赤貝に似た貝を使用しています。缶詰に書いてあるので確認してみましょう。
栃高博物館 88 オオヘビガイ
栃高博物館 88 オオヘビガイ(大蛇貝)
分類 軟体動物門 腹足綱 ニナ目 ムカデガイ科
学名 Serpulorbis imbricatus
英名 Imbricated worm shell(重なったイモムシ状の貝)
大きさ 4~5cm
分布 潮間帯の岩場
磯の岩の表面に普通にいます。口から粘液を出し蜘蛛の巣のように張って、海中の細かい有機物をくっつけて、たぐり寄せて食べます。最初は巻き貝のように殻は巻いていますが、まもなく、不規則になって写真のような殻になってしまいます。遺伝子のバラエティは不思議ですね。
規則正しいと不規則があるのですね。規則正しいと「美」を感じますが、この貝殻は‥‥
分類 軟体動物門 腹足綱 ニナ目 ムカデガイ科
学名 Serpulorbis imbricatus
英名 Imbricated worm shell(重なったイモムシ状の貝)
大きさ 4~5cm
分布 潮間帯の岩場
磯の岩の表面に普通にいます。口から粘液を出し蜘蛛の巣のように張って、海中の細かい有機物をくっつけて、たぐり寄せて食べます。最初は巻き貝のように殻は巻いていますが、まもなく、不規則になって写真のような殻になってしまいます。遺伝子のバラエティは不思議ですね。
規則正しいと不規則があるのですね。規則正しいと「美」を感じますが、この貝殻は‥‥
1999年11月26日開設
7
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栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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